原神 第335話 如何にして蝶は去り
海灯祭の賑やかな日々は過ぎ
稲妻への渡航手段を探す旅はつづく
登場人物
ルイ | パイモン |
孟【初】 | 胡桃【初】 |
胡桃
無妄の丘
オイラ、なんだかいやな予感がするんだけど
別に怖がっている訳ではなかったパイモンさん
薄暗い荒れ地に、いきなり人影が現れるなんてこと…
衝撃パイモンさん
もし声なんか掛けられたりしたら、食べられちゃうかもしれないぞ!
き、君たちは誰?
ちょっと何を言ってるか分からないと言う雰囲気の孟さん
こ、怖いこと言わないでくれ!
俺は葬儀のためにここに来ただけで、悪いことをしてたわけじゃないんだ
どうかご勘弁を!
なんかオイラよりもビビってるぞ
そんなことないって
オイラってば見るからに親切そうだろ
説得パイモンさん
俺に何を!
とにかく落ち着けって
「落ち着け」?
それってつまり、大人しくなかったら酷い目に遭わすってことか!?
く、来るな!俺は何もしてない
来るな来るなッ!
孟は逃げ出した
彼岸蝶の章 第一幕
「如何にして蝶は去り」
開幕
とりあえず追いかけよう
孟さんが走って行った方向へ
すると孟さんが誰かと一緒にいるのを発見
堂主、堂主、幽霊がッ!
うん?
こちらに気づいた女性
いや~そんなにびっくりしなくて大丈夫だよ
彼らは幽霊じゃなくて普通のお客さんだから
なんで信じないんだよ
でも、お客さんっていうのもなんか違うけど…
ごめんね
彼はうちの新人の孟
初めて葬儀をやるもんだから少し神経質になってるみたい
葬儀で「往生堂」を思い出したパイモンさん
あれ?鍾離さんを知ってるんだ
じゃあ話が早いね
私は胡桃
往生堂の堂主
主な役割は…うん、生と死に関わることをちょっとね
でも、私はこの仕事を気に入ってるの
もし往生堂にして欲しいことがあったら、なんでも言って
それに往生堂に頼みたいことがあったとしても、こんな辺鄙なとこまで来ないだろ
まあ、商売上の「お客さん」じゃなくても、この世に生まれてきた時点でみんな私の「お客さん」だから
今はそうじゃなくても、いずれ必ずね
往生堂は予約サービスも受け付けてるよ
私たちはあなたたちにとって最良の選択
ただし、予約時間は正確にね
じゃないと色々面倒だから
まだ決まりそうにないなら、そう言ってちょうだい
その気になった私がもし元気なあなたを見たら、絶対にがっかりしちゃうから
ストップパイモンさん
落ち着きを取り戻した孟さんが解説
最近、無妄の丘で心霊現象が起きたと聞いて、それを鎮めるためにここで葬儀を行っていたんだ
葬儀自体は上手くいった
堂主が言うには、しばらくはもう何も起きないらしい
往生堂、無妄の丘、葬儀
この3つの単語が並べば自然と分かるでしょ
説明する必要はないと思うけど
用がないのに無妄の丘に来るなんて普通じゃないと言う胡桃さん
冒険?
あぁ、見たところ冒険者協会の一員かな?
お客さんはお客さんでも、珍しい「桃」級の客人だったか
なんだそれ?
お客さんの重要度を決める度合いだよ
「胡」「桃」「竹」「木」の4つ
上に行けば行くほど親身に接する
初めて聞いたと言う孟さん
だって今日決めたことだから
別に驚くことないでしょ
考えてもみて
冒険者は毎日険しい山々を越え、秘境を探索し、数々の戦闘をくぐり抜ける
危険でいっぱいでしょ
こういうお客さんには常に関心を持っておいた方がそちらにとっても、こちらにとっても良いことじゃない
え、まさかそんな風に思うなんてね
こういうところに来る冒険者は、そんなの気にしないと思ってたのに
そうだ、一つお願いできるかな?
最近、冒険者協会と商談をしてるんだけど、あなたが往生堂の仲人役になってくれたら色々と融通が利くと思うの
欲しい物とか手伝って欲しいことはあるかを聞いて来る胡桃さん
いろんな人に聞いたんだけど手がかりがなくて
それなら私に任せて
あなたたちが「聞けない人」でも、私なら聞けるからね
だから、私と取引しておくとお得だよ…
さあ行こう!友よ!
璃月港に戻って商売の話をしに!
いつから友になったのかと思った戸惑いパイモンさん