原神 第447話 異国料理
綾華の依頼を受けて
「椿」と言う女性に会うため
手土産の用意を手伝う事になった
着物の仕立ての為に必要な絹の為
万国商会の久利須の依頼を終え
無事、絹を購入する事ができた一行は
稲妻城の小倉屋へ戻った
登場人物
ルイ | パイモン |
神里綾華 | 小倉澪 |
木南杏奈 |
異国料理
小倉屋
皆さん、おかえりなさい
どうでしたか?
万国商会に在庫はありました?
はい、手に入れました
これを
よかったです!
うーん、絹以外の材料は店にあったはずだから…
材料の確認をしてきます
すぐ終わりますので、皆さんはここで少々お待ちを
不安なパイモンさん
もうこれ以上、足りないものがなければいいのですが
そういえば、旅人さん
実はかねてより貴方にも新しいお着物を用意したいと思っていたのです
しかし…貴方が稲妻の服装に慣れることができるかどうか…
えっ?そうですか?
そうでしたか…
優秀な旅人は自分なりの規則と服へのこだわりがあると思った綾華さん
でも、オイラは稲妻の着物を試してみたいぞ!
ふふ、貴方がたの掛け合いは、本当にお可愛いですね…コホン!
わ、私はただ、パイモンさんが欲しいと言うのなら、他の方に頼んで服を作れると言いたかっただけです
そうですか…分かりました
旅人さんの言う通りにしましょう
他の国の人々の服装が気になる綾華さん
優雅、高貴、カジュアル…みんな違うけど、自分たちの特徴にぴったりだな
着付けは非常に高度な学問なのですね
私もまだまだ勉強が必要です
自身の気質を引き立たせ、身体との一体感をもたらす…とても素晴らしいことです
ですので、おめかしは嫌いではございません
パイモンはどんな服装も似合うと思った綾華さん
褒められてウキウキパイモンさん
お待たせしました、確認が終わりました!
お疲れ様です
何か足りないものはございましたか?
いえ、材料はすべて揃いました!
大きさは…裁断図の通りになさいますか?
はい
わかりました
すぐに手配します
価格は…これで!
なるべく早めにお願いしたい綾華さん
近頃はちょうど他に急ぎの注文がなかったので、今すぐ製作に取りかかれます
ただ、衣服の製作には時間がかかりますので、しばらく経ってからここへ受け取りに来てください
それまで、どこかでご休憩なされたはどうでしょう
他のところに行ってみようぜ!
良い考えがあると言う綾華さん
このあとは、旅人さんとパイモンさんを連れてお食事に行きたいのですがいかがでしょう
テンション爆発パイモンさん
ふふ、場所はきちんと厳選してあります――
「木南料亭」です
高級すぎてかしこまってしまう料亭より、親しみやすい木南料亭の方が本日の旅程に合うと考えました
鎌治さんに頼まれてた店か…
では、さっそく向かいましょう
木南料亭へ
確かに親しみやすそうだぜ
いらっしゃいませ!
木南さん、こんにちは
あっ、神里さま、時間ぴったりですね!
予約してた時間通りです
はい
注文内容は以前予約した通りに
それと、事前に言っておいたことも…お願いします
準備はすべて終わっている杏奈さん
旅人とそこの小さいお客さんはこちらへどうぞ
私は料理の準備をしてくるから
旅人さん、パイモンさん、どうぞお掛けください
私は少々席を外します
すぐに戻りますので
そういうことではなかった
いくつかの些細なことを処理し終えたらすぐに戻ります
質問杏奈さん
ふふ、私のお店の料理は庶民的なものばっかりで、高級とは言い難いけど…味には自身があるよ!
気に入ってくれると嬉しいな
お店も長いから神里家とも交流が深いと言う杏奈さん
神里家の兄妹は二人とも私の店の味が好きで、昔はよく人に頼んでうちの料理をお持ち帰りしてたんだ
でもまさか、神里さまが自分で店に来るなんてね
それにお友達も連れて
あの方がお友達をご飯に誘うところなんて初めて見たよ!
知る限り神里さまはお友達があまりいないみたいだと言う杏奈さん
人もいいし、礼儀正しいし、みんなから好かれてるはずだろ?
私もそう思ってたんだけど、対人関係ってそうもいかないみたい
神里さまは容姿端麗で高貴な身分、それに優雅な振る舞いからまるで高嶺の花だって近所の人たちはみんなそう言ってるの
普通の家の人は話しかける勇気すらないと言う杏奈さん
あんないい子なのに、友達ができないなんて…
交流は少なくとも、私はもう長いこと神里さまのことを知ってるからね
あの方が若くして色々な責任を背負ってることは本当に尊敬するよ
だから、今日は神里さまがお友達を連れて来たのを見て、私もすっごく嬉しいんだ!
たくさん食べてね!よかったら、あの方ともっとお話をしてあげて
ありがとう
私たちここ一帯に住む人たちからのお願いだと思ってさ、頼んだよ!
走って来る綾華さん
すみません、旅人さん…えっと、その…
私と一緒にこちらへ来てくれませんか
頼みたいことが…ございます
すみません!急に呼び出してしまって
実は、その…
私が先ほど作った料理が失敗してしまい…
見ての通り、この家は料亭の隣にある店主の私邸です
特別な料理を作るために道具と食材の用意を店主に手伝ってもらったと言う綾華さん
私が作りたかったのは…
「椿」さんへの手土産でございます
お母様の手記には「椿」さんは異国料理がお好きだと書かれていました
今回「椿」さんに会うため、異国料理を作ってお渡しした方がいいと思い…
それだったら、選べるものがたくさんあるんじゃないか?
私もそうなのではないかと思っていました!
貴方みたいな各地を旅する方であれば、きっと様々な美食を知り尽くし、知識にも富んでいるのではと…
料理作りを依頼する綾華さん
どのような異国料理なら贈り物に最適でしょうか…?
この類の料理なら、あれしかないよな!
あれとは…( ゚Д゚)
ピザ…?
すっごく美味しいんだ!
それはとても美味しそうですね
こうしてピザを調理
ピザは焼けましたか?
キノコピザ
香ばしい匂い…旅人さん、やはり料理がお上手なのですね!
私も様々な料理を作れる腕の優れた料理人になりたいです…
機会があれば今度もっとレシピを持ってきてやるぜ
はい、一緒に料理の心得を共有できることを楽しみにしていますね
杏奈さんが確認に来る
あっ、これは…神里さま、欲しかった料理ってこれのことですか?
はい、旅人さんに手伝ってもらって作った異国料理でございます
お持ち帰り用に包んでいただけますか?
ピザに興味津々杏奈さん
えっ?いいのですか?
モンドのみんななら、この料理を稲妻の人たちに伝えても気にしないと思うぞ
本当に?やった!
前から異国料理を学びたいと思ってたんだ!
一番目立つ位置に広告を載せると言う杏奈さん
鎖国してからというもの、みんなもう長いこと新しい料理を食べてないの
旅人、本当にありがとう!
私は神里さまの料理を包んできますね
やることが終わったらみんなもこっちに来て、料理もできてるから
…素敵です
私は本気でそう思っているのです
とても…尊敬しています
貴方のような高潔な方と友人になれたこと、誇りに思います
それで、このレシピは書き写せばいいのでしょうか?
こうしてピザ作り開始
じゃあ、二つ目の組み合わせを選ぶぞ!
それだと思ったパイモンさん
「トレイに乗せて、適度な火加減で焼き上げる」
できた!
自信のパイモンさん
はい、こんなに美味しそうな料理ですから、きっと間違いないでしょう
木南料亭
書けました
ありがとうございます!
わぁ~楽しみだな
早く新しい料理が作りたい
旅人さん、パイモンさん、お食事の時間を邪魔してしまい申し訳ございませんでした
働いた後の食事の美味しさを知っているパイモンさん
熱いうちに食べましょう
3人で食事
どうでしょうか、稲妻の料理はお口に合いますか?
うふふ、安心しました
先ほど店主と何か話していたんじゃないかと思った綾華さん
その…私のことについて話していたのでしょうか?
でも、おまえのことで嬉しかったから話しただけで、別に変なことは言ってなかったぞ
私のことで…嬉しかった?
彼女はあれも言ったのかと考えている綾華さん
はぁ、もういいです
私に友達が少ないのは自分でも分かっていますので…
慰めてくれてありがとうございます、パイモンさん
それはすべて事実です
私はあまり友達と呼べる方がおりません…
普段から近くにいるのは家族や配下の者のみ
ですので皆さん、私が貴方がたを誘ったことに驚いているのでしょう…
綾華と友達パイモンさん
うぅ…ありがとうございます!
私、とても嬉しく思います!
お恥ずかしい姿を見せてしまったと感じた綾華さん
はい!それと…
私も貴方がたを大切なお友達だと思っております
とても…嬉しいです
オイラたち、良くしてくれた人にはこっちも良くするって決めてるんだ
友情を語るパイモンさん
はい!友情は私にとってとても貴重なものです
貴方がたとの縁、大切にします
そのことについて、簡単にではございますがある憶測があります
椿さんは狐神使かもしれないと言う綾華さん
はい、私はそう思っております
私ですらお母様からそのような友人のことは聞かされていませんでした
その神秘的な存在、きっと普段では見ることが叶わない貴人なのでしょう
稲妻には古くから狐神使に関する逸話があると言う綾華さん
もうすでに八重宮司にはお会いしていますよね?
彼女も狐神使ですよ!
この方面から推測するに、稲妻の地にはまだ知らない狐神使が他にも存在する可能性がございます…
そしてその「椿」さんこそ、その中の一人なのかもしれません
稲妻にも仙人がいると言う事かと思ったパイモンさん
稲妻「にも」とはいったい…
璃月には仙人がたくさんいたぞ
空を飛んだり、地下を駆けたり、水中を泳いだり、土に埋まったり…
色んなやつがいたな
私も本でそのような話を読んだことがございますが、実際に聞いてみるとやはり驚きを隠せません
さすが璃月…古くからの文化が美しき伝説を生み出しているのですね
憧憬の念を抱かざるを得ません
いつか一緒に璃月へ行ってみようと言うパイモンさん
本当ですか?楽しみです!
食事が美味しかったかを確認綾華さん
それでは着物を受け取って、稲妻の神秘的な貴人に会いに行きましょう
木南料亭のレシピを確認