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原神 第492話 八重堂の作家

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原神 第492話 八重堂の作家

綿密な準備と計画によって

たたら砂の「御影炉心」の問題を解決する事に成功したルイ

その後ルイは稲妻城にて

八重堂の編集と作家の打ち合わせに遭遇

アイデアに行き詰まってしまった作家の順吉と共に

新たなアイデアを探す為

刺激を求めて旅に出た

登場人物

ルイ

パイモン

順吉

アラニ

八重堂の作家

天目鍛冶屋へ

順吉

火花が飛び散り、金槌と鉄床がぶつかり合う…

「天目鍛冶屋」は情熱に満ちた場所だね!

鍛冶屋は簡単な道具だけで、粗雑な原型と鉱石を優れた武器に変えることができる

もし鍛造の過程で、さらに錬金術を加えれば、壊れることのない神器でさえも生み出せるんじゃないか?

ルイ
錬金術を誤解しているようだね…
順吉

誤解?誤解って何?錬金術って…不可能を可能にする技術じゃないの?

うん!いいアイデアだ、主人公に…錬金術で鍛造した最強の武器を与えるんだ!

アイデアが浮かんできている雰囲気の順吉さん

順吉

間違いない、そうしよう!

戻ろうよ、旅人

僕の構想を茂に教えてあげないと

ルイ
あ、分かった

順吉

「天目鍛冶屋」に行ってアイデアを探してきたよ!

ん?本当に行ってきたんだな

よし、じゃあ聞かせてもらおうか!

順吉

ある夜、主人公は突然、超一流の錬金鍛造術「名刀再現」を習得した

錆びついた刀を手にしても、相応しい名を口にするだけで、神器へと変えられるんだ!

そうしたら…あれ、どうかした?

おい…またそんなマネをするのかよ!

ルイ
どんなマネ?

お前な!また無理やり設定を加えるつもりなのか

新しい章を書き終えるために、とにかく設定を一つ加えて、その設定の道筋を立たせるために、さらに複雑な設定を加える

そうだろう?

どんなにその登場人物が好きだと言っても、無理やり設定を加えるのはやめてくれ!

読者が目を回してしまうぞ!

順吉

僕はいつもそういう作風じゃないか

そうした方がキレのある物語になるし、ファンもきっと喜んでくれる!

めちゃくちゃな設定で読者が混乱していると言う茂さん

順吉

考え方が古い君とはもう話したくないね

ちょうどいいから、旅人に判断してもらおうよ

旅人、僕と茂のどっちが正しいと思う?

ルイ
茂の方が合理的だと思う

合理性よりも爽快感だと考える順吉さん

お前なぁ…一時的に盛り上がったとしても、無理して設定を加えると、物語の終盤で自分を追い込んでしまう羽目になるぞ!

順吉

そ、そこは記録しておいたから、終盤も問題ない!

ほら、記録しておかないと自分でも覚えられないんだろう?

読者にもメモを取りながら読んでもらうつもりなのか?

順吉

ぐぅ…それは…

設定は加えてはいけないって訳じゃないが、加えるにしても、方法や頻度を慎重に考えるんだ

小説を書くということは、結局は体力勝負なんだ

最初に頑張りすぎると、終盤は手に負えなくなる

一歩一歩着実に進めて初めて、いい小説が完成するんだ

押し切られた順吉さん

アラニ

離島にて

見たことのある雰囲気の人を発見

ルイ
お(`・ω・´)……?

……!

アラニ

え?旅人、あなたどうしてここに?

ルイ
アラニ?
アラニ

前回、あなたを取材してから「神の目」と元素力についての論文を書くつもりだった

概要もまとめたし材料も整えた

「神の目」を持っていないのに元素力を使えるあなたが特段参考になってくれた

私は論文の初稿を書いて、教令院に送って、指導教員に審査してもらった、なのに、なのに…

審査結果が芳しくなかった雰囲気のアラニさん

アラニ

それで、私の論文はまた返ってきた

ルイ
また書き直し?
アラニ

そうだね

ははは…もう二回もやり直してるのに…

一回目は、モンドに取材に行って、モンドの民俗生活と四風守護についての論文を書きたいと思ったの

ルイ
ほうほう
アラニ

門を越えたところで、モンドの四風守護の一柱である東風の龍トワリンが、モンド城を襲ったと聞いた

私はわざわざモンド城に行ってサイードさんに話を聞いたけど、当時は彼も原因が分からなかったみたいで…論文の参考にはならなかった

核心の論点も、論拠もなかったため、私はテーマを変えるしかなかった…

ルイ
それで璃月に行ったの?
アラニ

そうだよ!璃月の岩の神はあんなにも勤勉で、自ら璃月港を守っているし、発展の法案を立てることまで手伝ってる…

だから岩の神と璃月港との関係をテーマに論文を書けば、今回こそはきっと大丈夫だと思った

なのに、モラクスは突然…はぁ…

ルイ
半分書いたところで起きなくて良かった
アラニ

はははっ、そうだね

そうだったら、私はおかしくなってたかも…

このまま論文を出せなかったら教令院に戻れないアラニさん

アラニ

だから璃月の野外を視察して、論文の題材を探そうと思ったの

その後の話は、あなたも知っているよね…

ルイ
うん

初めてのアラニさんの図

ルイ
あれは衝撃の出会いでしたね
アラニ

でも正直に言うと、宝盗団に捕まって宝の在り処を問い詰められた時、論文を書くよりも楽だなって思った

何しろ、ヤツらの欲しいものがはっきりと分かってたから

でも今、私は指導教員が何を欲してるのかまだ分かってない…

ルイ
そうなんだ

指導教員ってそんなに怖いの?

アラニ

こ、怖いよ…私の指導教員は本当はいい人だし、すごく忍耐強くて、知識豊富な人なんだけど…

でも、ひとたび「論文指導」のことになると、どんな指導教員も急に怖くなる

論文を提出することができないまま、締め切りがどんどん近づいてきた

私の指導教員もきっと待ちきれなくなってると思う

もし本当に手ぶらで教令院に戻ったら、彼は私に図書館の掃除をさせるに違いない…

課題を探して稲妻へ渡ってきたアラニさん

ルイ
なるほど

また捕まらないでね…

アラニ

そんなことにはならないよ

私は「神の目」を持っていないからね

今の稲妻では、これは悪い事じゃないよね…

調査方法も考えたよ

この島で稲妻の人々の日常生活を記録することから始めようと思うの

ルイ
ほうほう
アラニ

旅人、もし興味があるなら、一緒に記録しに行かない?

ルイ
いいよ
アラニ

じゃあ、出発しよう

この島にはお店がかなり多いよね

こうして久々に再会したアラニの課題の為に

一緒に稲妻を回る事に

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