ダイの大冒険アニメ感想 第34~35話
今回は、アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の第34話と35話の感想を。
バラン編が終了して、新たな展開に入ったダイの大冒険。
アニメオリジナルの展開などもあり、原作を読んでいる人でも違いを楽しむ事ができる内容でした。
ダイの大冒険 第34話『ロモス武術大会』
34話「ロモス武術大会」あらすじ
ダイとポップは、竜の紋章の力にも耐えられる武器を探し求める。
そして「ロモス武術大会」の優勝賞品として入手できる「覇者の剣」の情報を手に入れた2人は、早速ロモスへ向かう。
しかし、2人がロモスに着いた時点で、武術大会の参加受付は終了。
諦めかけた2人だったが、そこでマァムと再開。
武術の師匠「ブロキーナ」から、修行の仕上げとして武術大会への出場の為にロモスに来ていたマァムは、事情を聞き入れ、覇者の剣の為に「ロモス武術大会」で戦う。
第34話の感想
なんと言っても見どころは武闘家マァムとの再会。
マンガを読んでいる時の感覚、スピード感と、アニメでのスピード感がかなり違う為に、「マァムとの久々の再会」と言う感覚はあまりなかった。
ザックリと時系列を振り返ってみると、フレイザード戦の後、マァムは武道家になる為にパーティを離脱。
バラン戦を挟んで再登場。
コミックで言うとマァム離脱から再登場まで、5冊近く開く。
ジャンプコミックで5冊と言うと、早いペースで刊行されたとしても、約1年ほどはかかる計算になる。
しかし今回のアニメリメイクは展開がスピーディで、原作の話の4話程度が凝縮されているハイペースなので、コミック刊行ペースで言うと、1冊分ほどの期間。
その為に、マァムとの再開の感動的なものは薄い気がした。
この辺は別に悪いと言う訳ではない。
ダイの大冒険の物語で流れる時間で言うと、マァムが武闘家になる為の修行期間は2週間だと言うのだから、作中のキャラクターにとっても、そこまで久々の再会ではない説がある。
https://twitter.com/Makotsu54/status/1398441728642670592?s=20
ヒュンケルが旅立つ時の衣装は、読者公募された衣装。
貴重なシーン。
シンプルでクールな色合いでヒュンケルらしい衣装だと思います。
このシーンだけの衣装と言うのももったいない気がしたけど、よく考えるとヒュンケルはいつもボロボロになるから仕方ないのかも。
https://twitter.com/DQ_DAI_anime/status/1398202964305530886?s=20
チウは声優さんも合っていて、チウのキャラクターの魅力をしっかり表現していたと思う。
ザムザも声優さんピッタリ。
サクラ大戦の大神さんと同じ声優さんらしい。
https://twitter.com/zyashin1225dx/status/1400977436070735876?s=20
ちびまる子ちゃんでは山根君だった。
個人的にアニメの要は声優さんと言う気がしているので、ダイのリメイクアニメは声優さんに違和感がなく、演技力も抜群で良好。
しっかりダイを理解している人たちがやってるなと思う部分が多々。
https://twitter.com/EmV8KVVRzzg3fvY/status/1400982450331738128?s=20
ポップがマァムを本物か疑うシーンは、間近でマァムの瞳を見つめて殴られると言うものになっていたり、ポップがダイの紋章について語るシーンがカットされていたりなど、結構な改変も感じられた。
https://twitter.com/koh_reversal/status/1398440991753785344?s=20
少し前にも、アバンの書に関してクロコダインの心の声がカットされているなどが少し話題になっていた。
https://twitter.com/stormkid555/status/1400628667114430465?s=20
しかし今回の話で、ヒュンケルがアバンの使徒の長兄としての自覚をもって行動していると言った事をクロコダインが心で語るシーンが追加されていた。
賛否両論ではあると思う。
しかし、テンポを考えると、コミックのセリフを全てアニメで語らせるのも難しい。名台詞をボイス付きで聞きたいと言う気持ちも分かるけどね。
オリジナル要素だったり、一部のセリフカットは仕方ないのかも知れない。
いずれにしても、終盤に向かうにつれて、こういったセリフカットは更に荒れる元にはなりそう。
それだけ、ダイの大冒険は、こういった何気ない一つ一つのセリフに魂が込められている証拠と言える。
ダイの大冒険 第35話『決勝戦の異変』
第35話「決勝戦の異変」あらすじ
武術大会の決勝が始まろうとしていた時、「ロモス武術大会」の主催者である「ザムザ」が豹変。
魔王軍の妖魔学士ザムザとしての正体を表し、更に「妖魔司教ザボエラ」の息子である事を明かす。
決勝進出者8名はザムザの仕掛けた「生体牢獄(バイオプリズン)」によって閉じ込められてしまった。
マァム達を救うため、ダイはザムザと戦闘開始。
しかし、竜の紋章の力を発揮してもザムザを撃破する事ができない。
ザムザは、あらゆる魔物の長所を併せ持つ究極の魔獣「超魔生物」の研究をつづけており、超魔生物は完成に近づいていた。
そして、ザムザ自ら究極の魔獣「超魔生物」と化して、ダイの前に立ちはだかる。
第35話の感想
超魔生物ってそう言う設定だったかと思い出して、なかなか楽しく興味深い話だった。
あらゆる魔物の長所を併せ持つ、と言う説明の時に、魔物の集団がシルエット的に描かれるシーンがある。
その中に明らかに「はぐれメタル」と思われる魔物もいて、はぐれメタルの長所を持っているなら確かに強いかもと思った。
ドラゴニックオーラをまとったダイの一撃をもってしても、はぐれメタルボディを前には決め手に欠ける。
ダイの一撃に耐えるザムザに対して、これ以上の説得力はないかも知れない。
会心の一撃じゃないと1ダメージ説。
厳密に考えて行くと、バランスと言うものはあると思うので、完全なはぐれメタルボディを持てると言うより、本来受けるダメージの10分の1程度に抑える、と言う位かもしれない。
https://twitter.com/RYU_BlueRain/status/1400981781151567876?s=20
となると、仮に紋章閃のダメージを400~500として、それをザムザは50ダメージ程度まで抑えていると考える事ができる。
なかなかのメタルボディぶりだと思う。
超魔生物、なかなか面白い。
なんと言っても、バラン編以降の展開は初アニメ化と言う事で、それだけでも大きな価値がある。
アニメと原作コミックでは読むスピード感が違う。
だからこそ、アニメでは1話1話じっくり楽しめる。
そうやって、ダイの新たな魅力に気付ける機会になっているなと実感できた35話だった。
次週以降も楽しみにしたい。
https://twitter.com/yusai00/status/1400742690195529732?s=20
余談だけど、アバンストラッシュができる「アバンの傘」が出るらしい。
アバンの傘で事故が起きませんように…