「どうぶつの森」の面白さとは

「どうぶつの森」の面白さとは

私がYouTube上のチャンネルで毎週配信しているラジオ放送「あそらじ!」の第8回目の放送の中で語った事に

「どうぶつの森」はなぜ面白いのか?

と言うものがあります。

あつまれどうぶつの森の面白さ

私自身、「あつまれどうぶつの森」を遊び始めて約半年が経過して、今ではすっかりその面白さに気づき、魅了されている訳ですが、実際、遊ぶ前はこの面白さがよくわかりませんでした。

ファミ通などの雑誌媒体や、ネットの批評や感想などを見ても、過去のどうぶつの森シリーズは個人的に、レビューなどの文章を通してその面白さを感じ取る事が難しいものがありました。

結果的に、「あつ森」発売に至るまで、軽く触る程度にしか遊んでこなかった訳です。

過去作が発売された当時、どっぷりハマって遊んでいる友人などに、何が面白いの?と質問しても、返ってくる答えとして

と言った感じのものでした。

きっと、面白さを言語化して伝える事が難しいんだなあとその時は思いました。

他のゲームについてはいくらでも魅力を語れる人でも、どうぶつの森はそこを伝えるのが難しいゲーム。

そう言う印象を持ちました。

そして現在、あつまれどうぶつの森が面白いと感じている自分は、その面白さを言語化する難しさを実感している所です。

あつまれどうぶつの森に関して言うと、島クリエイトシステムによって、自分だけの島を作れるという部分を一つのポイントとして挙げる事はできると思います。

では、それ以外の点を挙げるとなると、どうか?

どうぶつの森の魅力

このゲームのジャンルは「コミュニケーション」と言うものです。

ゲーム内のキャラクターとのコミュニケーションを主に指示しているのかな?と思いました。

実際、それは間違ってはいませんでした。

 

プレイ前、私自身がこの「どうぶつの森」から感じ取っていたゲーム性の印象としては

釣りをしたり、花に水をやったり、どうぶつと話したり、と言ったものでしたから、主にその中の

「どうぶつと話す」

と言う部分がこのゲームの主要成分なのかな?と言った認識でした。

と言う事で私は、ゲームをプレイ開始からしばらくはどうぶつと話す事を中心として、意識してプレイしていました。

どうぶつと会話したり、その中で時にはどうぶつの頼み事を聞いたり。

それを日々繰り返すゲーム内容。

配信を通してプレイしていたので、初見プレイながら、シリーズ経験者のリスナーさんに色々とアドバイスいただきながら、助けていただきながら。

徐々に島で暮らす島民が増えて行き、島民同士のコミュニケーションを目にしたり。

そう言ったものを通して、どうぶつたちとのドラマが展開されて行く過程に、徐々に引き込まれていきました。

そしてやがて、配信中に私の島へ遊びに来る他のプレイヤーも。

マルチプレイが楽しいのは当たり前ですが、このゲームはまた少し違っていました。

 

私がこれまで遊んできたマルチプレイのゲームは、協力して敵と戦ったり、対戦したり、そう言ったものが主です。

しかしこのゲームは特にそう言った要素がありません。

やはり一人で遊ぶのと変わらず、釣りをしたり会話したり、ひたすらにコミュニケーションを行うマルチプレイと言った印象です。

そして、プレイヤー同士の掛け合いが、ドラマを生み出して行く事もあります。

対戦や協力プレイの中でもドラマは展開される事があります。

1人で倒せなかった敵を複数人で協力して倒す時などです。

しかしあつまれどうぶつの森で展開されるドラマは、テレビや映画を通してみた事があるようなドラマであったり、また全く見た事もないようなものであったり。

時には海外のプレイヤーが唐突に島へ遊びに来て、言語の壁を超えて一生懸命コミュニケーションを取ろうとする事自体が、それだけで面白いドラマになったりもします。

ドラマを、人と一緒に作っている感覚が、このゲームでは味わう事ができ、それはこれまでのゲームでは味わえないものでした。

あつ森のトーク企画!

最近オンラインで開催された【CEDEC 2020】の中のセッションで以下の様なものがありました。

『あつまれ どうぶつの森』のアートができるまで~想像を膨らませる記号的デザイン・かわいいだけじゃないだなも~

シリーズ初のHD対応となった『あつまれ どうぶつの森』では、過去作の歴史を一から振り返り、検証を重ねながらアートのコンセプトを再構築してきました。シリーズを通して重視している考え方と、それを今世代のグ...

どうぶつの森のシリーズの開発秘話なども含めて、どうぶつの森が如何にして作られたかと言った内容が語られており、話題となっていました。

ゲームのコンセプトは1作目から一貫して「人と人とのコミュニケーション」である点。

そしてあつ森の何気ない要素の一つ一つが大きな拘りによって作り込まれている事など、とても興味深い内容でした。

そう言った作り込みによるゲーム性が、どうぶつ達への愛着へつながり、コミュニケーションが楽しくなっていくと言う。

 

そして冒頭で軽く触れたラジオ放送ですが、この企画も、あつまれどうぶつの森のゲーム性に実によくマッチした企画となりました。

ラジオ放送自体、特別珍しい企画でもないですが、このコミュニケーションが主体となるゲームだからこそ、自然と企画は生まれ、自然と実現できた面はあると思っています。

発売以降、様々なメディアで取り上げられてきた「あつ森」。

これは私のただの予想ですが、アメトークでも年末辺り、「あつ森芸人」なる企画が放送されるのではないかと思っています。

紅白歌合戦とかでも、キャラクターが出演しているんじゃないかとか。

それ位に2020年を象徴するタイトルとなったこのゲームの魅力を、是非言語化して語ってみたいと言う事で、この様な企画を考えました。

時々、本ブログの記事を通して、あつ森未プレイの方などから「あつ森面白そうですね!」と言ったご感想をいただくと純粋に嬉しいものです。

プレイを通して起こった事をそのまま伝えるなら、やっぱり伝わる事はあるんだなあと思います。

今度はテレビスタジオをゲーム内に作り、かつては難しかった「どうぶつの森」の面白さを言語化するという事に、この企画で挑戦してみたいと思っています。

単純に、みんなでワイワイとあつ森について語り合うトーク企画ではありますが、この企画でも改めて、このタイトルの魅力を伝えて行きたいと思っています。

 

第8回目の「あそらじ!」の中で告知もしましたが、このトーク企画は12月を予定、少し先の企画となります。

それまでに、より具体的に言語化できるように、更にこのゲームを楽しんで準備を進めたいと思います。

配信内容はこちらのブログでも紹介して行きたいと思いますので、お楽しみに!

 

その他も、いくつかあつ森ならではの企画も動き始めています。

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