原神 第12話 風神の瞳

お、俺は…今野外パトロール任務中だ

今まで、多くのヒルチャールやスライムを退治してきたけど、まだまだ数が多いんだ…

それに最近やつらの出没がますます頻繁になってきた

もちろんモンドには近づかせない、だって俺の恋人のグローリーは…

…なんでもない

君も気を付けたほうがいい

これは俺の経験の一部だ、君の役に立てるといいな

それはもちろん、俺は大団長ファルカが自らお選びになった直属騎士、モンドと西風騎士団のために戦う精鋭さ

俺たちには重要な任務があるから、基本的に城内でぶらぶら歩くことはない

城内と言えば…旅人、君はグローリーという女性にあったことはあるかい？

グローリーは俺の恋人だ

彼女はよくベンチに座るんだ

風の歌声に耳を傾けながら、愛する人の体温を感じる…彼女はそう言ったんだ

もし城内で彼女に会ったら…

いい、君に迷惑をかけたくないんだ

西風騎士団の大団長で、このモンドで最も信頼と尊重に値する人物だよ

誇張ではないんだ、きっと騎士の同僚たちも同じことを思ってるはずだよ

俺たちみたいな直属騎士にとって、大団長と共に遠征できることが一番誇らしいことだから

俺もその誇らしい西風騎士団の遠征隊隊員の一人だ！

それは俺も知りたいよ！

…

あ、ああ…

まあ、今更意地を張っている場合ではない…

ファルカ大団長の遠征隊がモンドを出る前に、俺はグローリーからもらったものをなくしてしまって、探してたら置いて行かれたんだ

そして見ての通り、結局ものも遠征隊の行方も見つからない…このまま戻ってグローリーに会う顔もない…

はあ…笑いたければ笑うがいいさ

そうしてもらった方が気が楽になる