原神 第252話 塩の魔神ヘウリア

これから話すことは、少し岩神に対して不敬だから…

人の少ない場所の方がいいと思ってね

鍾離殿の話は理に適っていた

多数の意見になびくことなく、非常に客観的だったわ

だから、他の学者とは違う答えがもらえるかと思って…

鍾離殿、岩神に殺された魔神はみんな悪だったと思う？

…善悪はさておき、岩王帝君は「契約」を尊ぶ

だから殺された魔神はきっと「契約」を反故にしたはずだ

でも、考古学の研究をしていく中で「塩の魔神」に関する伝説を耳にしたわ

「塩の魔神」ヘウリア…

彼女は善良な魔神だった

でも戦争でモラクスに…

…それは話せば長くなるな

真相もお前の知りたいものではないかもしれない

構わないわ

知ってることを教えて欲しいの！

ずっと…

ずっとこの件を調べてきたから！

いや…ただ、どこから話せばいいか

武器なんか持ってないんだが！？

な、なあ…落ち着いてくれ

俺はスネージナヤから来たただの考古学研究員だ

ちゃんと璃月総務司にも報告したし、正式な許可書類も持ってる

これから璃月で考古学調査を行い、その調査結果を全て総務司にも共有することになっている

それで、往生堂の鍾離先生は物知りだと聞いて、俺の顧問になってほしく往生堂に大金を支払ったんだ

つまりは往生堂の仕事、だな

さすが鍾離先生！

じゃあ今すぐ出発しようか！

待って、アタシもついてっていい？

アタシも考古学者だから役に立てるわ

では先ほどの話はまた後にしよう

そうだ、ルイ、お前も一緒に来い

あれは七神が確立される前のこと…

魔神はもういないし、お前の目標でもないが、お前の旅に少しは意味をもたらすと思うぞ

しかし、俺の友人には唯一無二の才能がある

かなり役に立つと思うぞ

へえ？

どんな才能だ？

…確かに役に立つなぁ

許可しよう