原神 第293話 江雪
甘雨は璃月港で人として生きる道を選んだ
そしてルイとパイモンは
久々に望舒旅館へと立ち寄った
登場人物
ルイ | パイモン |
言笑 | 江雪【初】 |
江雪
望舒旅館の厨房にて
ふん、よくもただ食いができるな
俺?ただ食い野郎の飯を作っている
仕事もせずに毎日フラフラしやがって
釣りに行っても、大したものも釣れない
怒りの言笑さん
もういい、話はここまでだ
どうせ言ってもあいつは聞かないふりをするだけ
手が空いているなら、野菜を持ってきてくれるか?
ちょっと野菜が足りないみたいだ
少しで足りる
絶雲の唐辛子とハスの花托を一個ずつでいい
早速手持ちから野菜を渡す
ここで待ってろ
料理できたら、持って行ってくれ
なんだその顔
もちろん、ただでとは言わないさ
あいつの名前は江雪
ずっと水辺で釣りをしている
見ればすぐわかる
行って来る
この人かな?
ん?何か用か?
いい匂いがすると思ったら、あの料理人の腕前は確かだな
ありがとう、ついでに彼にも礼を伝えておいてくれ
…えっと…
ん?
早く戻るがいい
あの料理人は気が短い
怒られても知らないからな
長年の付き合いだと言う江雪さん
あ、この前荻花洲に行ったんだ
やらなきゃならない間違ったことをやってきた
この璃月港で、私を泊まらせてくれるのはこの旅館だけで、食事を出してくれるのもあの料理人だけだ
話すと長くなる
それに君も話を聞く時間はないだろう
こうして江雪に食事を渡し、言笑の所へ
飯は届けたか?
ありが…
ふん、もういい
どうせありがとうとか、つまんないことを言ってただろう
礼はもう聞き飽きたと言う言笑
そんなことを言ったり、釣りをしたりする暇があるなら働いてくれ
ちぇっ、お前にそんなことを言ってどうする
ほら報酬だ
もらっとけ
こうして報酬を受け取り望舒旅館を後にした
…昔からの付き合いって事は、宝盗団時代からの繋がりがあるのか