原神 第343話 送別儀式

原神 第343話 送別儀式

平凡な地を進み狼兄貴は

友たちとの思い出を見届けた

そして孟と狼兄貴は願いを込めた霄灯を打ち上げ

送別儀式の為に

再び無妄の丘へ戻った

登場人物

ルイ

パイモン

胡桃

狼兄貴

送別儀式

無妄の丘

胡桃

狼兄貴、満足できたかな?

もし何かのきっかけで悪鬼になったら、その時は容赦なく滅却するけど

大満足だと言う狼兄貴

狼兄貴

みんなが元気にやってるのが分かって、本当によかった

お前たちにも感謝しないとな

ある意味、俺の夢を叶えてくれたんだ

孟がこれ以上クヨクヨするなら容赦しない雰囲気の胡桃さん

い、いや…

そんな笑いながら怖いこと言わないでくださいよ

最後に狼兄貴に贈る言葉

胡桃

違う違う、またなはだめ

「いってらっしゃい」とかにしないと

また会ったら困るでしょ

狼兄貴

はは、大丈夫

僕はそっと離れることにするよ

孟に謝る狼兄貴

気にするな

どうってことない

安心していけ

狼兄貴

うん、みんなのことは忘れない

それじゃ!

こうして狼兄貴は消えた

何だか人生の一大事を成し遂げたみたいで、心が空っぽな感じだ

さっきの「二人の願い」が気になるパイモンさん

「お互い家族を築いたら、家族皆を連れて海灯祭を過ごす」

だから俺はあいつらが羨ましいんだ

あいつらはもう夢を叶えたが、俺の夢は、もう一生…

胡桃

そうだそうだ

それに誰だって死ぬ日はいつか来るものなんだから

生きているうちにしっかり生きて、やるべきことをやってから、会いたい人に会う

それもいいことだと思わない?

感極まった孟さん

とにかく、もう無妄の丘には戻らないと思うから、しっかりと気持ちの整理をしなきゃな

胡桃

それじゃあ、この機会にどこかに遊びに行ってきなよ

許可する

あ、もちろん今と同じく給料は出ないけど

胡桃

ん?

「境界」に連れて行ったのは、人探しを手伝うのも兼ねてたんだよ

その反応じゃ、見つからなかったみたいだね

残念、惜しい惜しい

ちっとも惜しくないパイモンさん

胡桃

ははは、私もあなたたちが見てないところで探してみたんだけど、残念ながら何も見つからなくて

これからも気に留めておくと言う胡桃さん

胡桃

えへへ、生きてる人を探すのは得意じゃないんだ

もし「境界」の向こうにいる人探しなら…

胡桃

安心して

その生きた人もしっかりと探してあげる

もう、いつになったら私の冗談に慣れてくれるの

胡桃

あはは…

私にも私なりの理由があるから

胡桃

今日私たちが行った場所で見てきたものは、生者の世界に執念を持つ死者たちなの

でも、私はそこで歴代の「堂主」を見たことがない…

一度も

往生堂の堂主になることは悔いの残らない正しいことなんだと思う胡桃さん

これが「往生堂」の堂主

胡桃との出会いだった

もう少しここにいたいと言う孟さん

堂主の言う通り、外で気晴らしするのもいい案かもしれない

そしてきっと、新しい生活が始まる

ルイとパイモンの旅はつづく

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