原神 第387話 礼儀をもって心を知る
シューベルトと親睦を深める為
西風騎士団であり、ローレンス家のエウルアから
礼儀作法、所作を学んだ
そして手土産を持って
いよいよシューベルトに会いに行く事に
登場人物
ルイ
|
パイモン
|
シューベルト
|
ダレル【初】
|
セルゲイ【初】
|
エウルア
|
シューベルト
「漬け野菜肉炒め」を持って清泉町へ
清泉町周辺でシューベルトさんを発見
また貴様たちか?
しつこいぞ
「寛大」…悪くない
ふむ、そうだとも
以前の事を水に流して話を聞いてくれそうなシューベルトさん
なるほど、同志であったか
「抗争」…即ち無能な騎士団に抗うこと
貴様、大義を弁えておるな
いいだろう、元から私の本意は貴様の品格を試すこと
やはり、貴様もその道を歩む者であったか
何かを考えている雰囲気のパイモンさん
ふむ、礼儀作法については合格だ
この短期間でよもやここまで進歩するとは
その言葉遣い、一体どこから学んだのだ?
逸材だと思ったシューベルトさん
頑張ってる…パイモンさんが頑張ってる…(´;ω;`)
なんと、これは…「漬け野菜肉炒め」!?
外面を取り繕っただけでなく、しっかりと内面も磨いてきたか
今の若者でも、やろうと思えばできるではないか
ちょうど長いこと食べていなかっ…いや、ゴホンッ
食事の時間だ、ありがたく頂く
ニッコリシューベルトさん
いいだろう、貴様たちの誠意は受け取った
ここまでしたのは、何か私に用事があるからなのだろう
そこまで知っているのか?
それは我々一族の機密…
ふむ……
いいだろう
その礼儀作法、将来有望な逸材であることは間違いない
信頼に値すると見た
では私について来い、ちょうど今人手が必要だったのだ
遠方から来た友に会いに行く
彼らならローレンス家の栄光を取り戻す手助けをしてくれる
礼儀作法だけでオイラたちを信用したのかと思った訝し気パイモンさん
さあ、ついて来い
それで何もかも分かる
そしてシューベルトの仲間のいる秘密の場所へ
おや?どうしてマスクを?
これこそ貴族の礼儀作法…
そうだな、あやつらの実力が相当なものであろうとも、モンドにおいては我々の地位の方が上
そうなれば、確かに容易に正体を晒すべきではないな
ハハハッ…
ふふふ…
ほっ(*´Д`)
では引き続き進もう、彼らには貴様が私の客人であると説明しよう
私たちに賛同する者はたくさんいる
すぐに会えるだろう
少し前に西風騎士団の人間がこの場所を片付けたと聞いてな
モンドではやはりここが隠れるに相応しく、土地も開けている
ボロくて貴族の品格にはそぐわないが、それも我慢するしかあるまい
無論お断りだ
貴族はいついかなる時も優雅さを保つ必要がある
落ち着きがなければみっともないからな
やがてファデュイ兵のいる部屋へ
うっわー('Д';)
やっぱり?
ふんっ、ただの野蛮なよそ者だ
武力はあるが、教養がない
まあ取引の対象としては、利用価値があるがな
待った、この者たちは?
話す必要はないと思うが?
私が連れてきたんだ、客人に決まっているだろう
客人に無礼を働けば、ローレンス家からの咎は避けられないと思え
しかし、このことは機密中の機密
用心に越したことはない
貴族の行いを貴様が指図するな
これ以上の無駄口は御免だ
道を空けろ
偉そうに…こいつに何ができるって言うんだ…
しぶしぶ道を空けるファデュイ兵
当然だ、これが名声という力だ
全盛期であれば、貴族に対しあんな言葉遣いで話すなど言語道断だった
貴族の目配せ一つで、人の生死を決めることだってできた
フンッ、その栄光も、いずれ私が取り戻す
こいつは?
信用できない者を勝手に連れて来るのはやめてもらいたい
私の新たな盟友だ
ローレンス家の名に誓って、彼を信じてもらって構わない
よろしく
我々の計画は機密なんだ
部外者を参加させるわけにはいかない
それに最近、騎士団に外の人間が加入したと聞く
モンド周辺で活発に行動しているらしい
はわわわわわ(((('Д';))))
それは有り得ない
彼は旧貴族の礼儀作法にも詳しい、私も彼に敬意と信頼を表す必要がある
騎士団の人間はこの種のことを否定し続けてきた
こんなにも完璧に礼儀作法を弁えるなど絶対に不可能だ
パイモンに気付いたセルゲイさん
きたか!( ゚Д゚)
誰のおかげでモンドで行動できているのかと言うシューベルトさん
ローレンス家の支援がなければ、とっくに騎士団に追い出されていただろう!
貴様は私の友を侮辱した
今すぐ心から詫びてもらう!
分かった
あんたがそこまで言うなら、もう何も言うまい
本題に入ろう
約束していたモンド城の防衛地図は持ってきたか?
ああ、当然ここにある
どれどれ…えっと、なんでこんなに見づらいんだ?
線がくねくねしている…
それにこの四角や丸はなんだ?
何だと?
それは私が長時間かけてコツコツと描いたものだぞ!
それにそれは四角や丸ではない!
西風騎士を表すマークだ!
はぁ、まあいい
見づらいが、どうにか理解はできる
この情報が正しいという保証はあるんだな?
当然だ、安心するがいい
それと、ローレンス家の旗を騎士団本部の屋上に掲げる約束を忘れるなよ
あの建物の所有権、並びにこの街全体の管理権はローレンス家の物だ
ああ、互いに利のある取引なんだ
利益の駆け引きをするつもりはない
外交の為に如何なる場合でも我々の身分を明かさないでくれと言うセルゲイさん
安心しろ、このことは私と貴様、そして私の友人のみが知ることだ
他には誰もいない
その時が来たら私は騎士団本部の屋上から、モンドに対する奴らの軟弱な統治を批判してやる
全ての市民は今一度このローレンスに屈服するのだ!
クッハハハ、帰ってきた、私は帰ってきたぞ!
最後に一つだけ忠告だ
軽率な行動はよせ
ではこれで
急にどうしたんだ?
わ、私を騙したな!
我々が誇る礼儀作法と優雅さで、私の信頼を騙し取ったのか!
長きに渡り計画してきたのに、こんなことでバレるなど…
待っていろ!
最初からこんなバカを信用すべきじゃなかったと思ったセルゲイさん
しかし、情報は確かに手に入れた
時間を無駄にはできない
扉の先にはエウルア
西風騎士に捕らえられているシューベルトさん
どうやら間に合ったようね
確かにファデュイがたくさんいるわ
こちらに気付いたエウルアさん
まさか、こやつの礼儀作法は全部お前が教えたのか?
しかし、お前はそんなこと気にもしていなかったはずだろう!
それに、一族の仕来たりを部外者に教えるなど言語道断!
あぁ、そんなこともあったっけ
それで?そうしちゃいけない理由でもあるの?
お…お前は一族のタブーを犯した!
私がずっと準備してきた計画を台無しにしたんだぞ!
伯父さんが凄く力を注いでいたのは分かっているわ
でもこれはやってはいけないこと、もちろんそれくらい知っているはず
西風騎士として、見過ごすわけにはいかない
まだ西風騎士などと…たわけが!
いいか、私はお前の伯父だ!お前はローレンス家の人間で、一族の栄光を取り戻すことに専念すべきなんだ!
そこの西風騎士を全員やっつけろと言うシューベルトさん
そうすればお前のために話を通し、やり直す機会を与えよう!
ちょっと意味が分からないわ
西風騎士に西風騎士をやっつけろって?
もう一度言う、お前は西風騎士などではない、我ら一族の末裔だ!
…でも、今の今まで、私がいつ一族の意志に従ったというの?
お、お前…!
大逆無道な奴め!
怒るべきなのは私の方だと思うけど
自分がローレンス家の一員であると知りながら、モンドの安全を脅かすことをしようとしているなんて
一体どれほどの人に迷惑をかけるか、そしてこの事を鎮めるために私がどれほどの人から恨みを買うか、考えたことある?
私に説教しようというのか!?
この私に?
説教エウルアさん
私は伯父さんが言っていた「栄光」の時代を経験したことがない
それに対する一族の強い固執も理解できないわ
それでも物事の良し悪しを判断するくらいの能力はある
「自由」がモンド人にもたらす意義もね
…ローレンス家は、絶対に、伯父さんが考えているようにはならない
なんておぞましいんだ!
一族の恥晒しめ!
よもや一族にお前みたいな大逆無道な化け物が現れるとは!
優雅さの欠片もないと思ったパイモンさん
何を言っているか分からないわ
彼を連れて行ってちょうだい
私と栄誉騎士はまだやるべきことがあるから
こうしてシューベルトさんは西風騎士に連れて行かれた
君たちが動いたということは、もう決定的な証拠を掴んだということでいいのかしら?
はぁ、ただの自堕落な中年かと思っていたけど、まさかここまで執着していたなんて
この一件はしっかり覚えておくわ
ひとまず、その地図を回収しましょう
こうしてエウルアとともに
セルゲイが持っている地図を回収する為動き出した