原神 第429話 勘定奉行
鎖国中の稲妻における
厳しい行動制限の中で
万国商会の久利須の依頼を終えたルイとパイモン
トーマから受け取った鳴神島の「木漏茶屋」の招待状を手に
離島脱出を目指して動き続ける
登場人物
ルイ | パイモン |
小林【初】 | 横山【初】 |
柊慎介【初】 | 新之丞【初】 |
柊千里【初】 |
離島
関所へ
お待ちを!
「通行証」をお出しください!
鳴神島に急用パイモンさん
「通行証」がないのでしたらお帰りください
規則ですので
旅人、なんか考えろよ
どうやったら外に出られるんだ?
オイラたちを歓迎してくれる可能性を考えるポジティブパイモンさん
こうして勘定奉行へ
待て、ここは勘定奉行所
部外者は立ち入り禁止だ!
勘定奉行に…会いたいんだ!
勘定奉行様は普段外国人になんて会わない
早く帰れ!
さもなくば我々が…
あっ、奉行様!
この二人は遠くから来た賓客だ
そんな古いやり方はよせ
さあ、来るといい
話は中で聞こう
横山に反撃パイモンさん
も、申し訳ない…
勘定奉行の所へ
私は柊慎介
勘定奉行柊家の当主をやっている
君たちに会えて光栄だ
今回会いに来たのは、その…
まあ、そう急くな
せっかく有名な二人の旅人が来たんだ
そう焦って本題に入らなくてもよかろう
オイラたちって有名なのか?
もちろんだ
風魔龍を倒し、渦の魔神をも鎮圧するほどの実力を持った人間が、この世に何人いるというのだ?
高らかなパイモンさん
それと…璃月港でファデュイの計画を阻止し、決戦の最中、彼らの執行官を倒したのは本当か?
たしかに本当だぞ!
ふむ…
やはり本当だったか
いや、なんでもない
ただ君たちを賞賛しているんだ
…お二人がこの離島に訪れたのは、実に光栄なこと
かねてよりお二人は熱心な方だと聞いている
我々勘定奉行のためにちょっとしたお手伝いをお願いできないだろうか?
遠慮しないでなんでも言えよ!
な、ルイ?
ははっ
よかった
それなら…
璃月の清心について語る柊さん
璃月に行って採ってきてほしいのか?
ああ、新鮮な清心を300個ばかし採ってきてほしい
新鮮で採りたてのものだ
聞き間違えた気がしたパイモンさん
おっと?
そんなに面倒なことであったか…
ふむ、そうだな
それでは、島の手紙配送を手伝ってくれないか?
それって本当にオイラたちがやらなきゃいけないことなのか?
はは、すまないね
しかし、島は確かに人手不足なんだ…
誰かがこちらを見ていた
本当に手伝うのか?
こうして柊さんの依頼は一旦保留に
おかしすぎるぞ…
勘定奉行所を後に
お待ちを
オイラたちがどうかしたか?
お嬢様からのお手紙を持って来た新之丞さん
見せてくれ!
ほのかに香る手紙を読んでみた
夜こっそり会いたいってことか?
それにおまえ、このことに勘付いてたみたいだけど…
なんでだ?
少し怒っているパイモンさん
夜になったら彼女に聞いてみよう
そして夜に手紙の場所へ向かう
あっ、いらしてくれたのですね…
私は…
柊千里と申します
お会いするのは…二度目ですね
何卒、よろしくお願いします
なんか雰囲気が変だと思ったパイモンさん
今回このように人目を忍んでお会いしたのは…
この機会を逃せば、もうあなたに話せないからです…
その…
お手紙を届ける依頼についてです
それしかないのかよ!
いえ…お待ちください!
お二方には私の代わりに鳴神島へ行き、天領奉行の次男の鎌次さんまでお手紙を届けてほしいのです
父上からはずっと連絡を反対されておりました
政治の面から見てもっと良い相手を望んでいるのでしょうが、私の心には鎌次さんしかいません
離島で父上に歯向かえる方はいないでしょう
しかし、あなた方は鳴神島へ行こうとしておられる異郷の方…
そんな事情があったのかと思ったパイモンさん
もちろんその代わり、あなた方がここを離れるのを全力で支援いたします
どうか私を信じてください
実は、あなた方が稲妻にいる限り…父上はあなた方を離島から出すつもりがありません
あんなことを依頼するなんて、最初から足止めが目的だったんだろうな
何日か前に、父上と身分の高そうな女性が話しているのを見ました…
異郷の旅人をどうやって離島に閉じ込めるかを相談していた雰囲気だったと言う柊千里さん
そろそろ時間です
あなた方を外に行かせるための計画を話します…
今ちょうど外へ送る貨物がありまして…
こうして柊千里から計画を聞く
では、関所でお待ちしております
手紙のこと…どうかお願いします
お任せを
こうしてルイとパイモンは
離島脱出へ向けて動き出す