原神 第435話 屏風背後の白鷺の姫君

原神 第435話 屏風背後の白鷺の姫君

千手百目神像を後にして

神里家へ向かう一行は

鳴神大社を経由して

ついに神里屋敷へ到着した

登場人物

ルイ

パイモン

トーマ

平野【初】

健次郎【初】

真昼【初】

手島【初】

神里家

神里家の敷地に入る

平野

こんにちは

何かお困りですか?

平野

ここは社奉行神里家の屋敷で、奉行様の仕事場でもあります

通常、一般の方が入ることはできません

しかしあなたは神里さまのお客さんでしたよね…

どうぞお入りください

反省平野さん

平野

私は、天領奉行に友人がいます

「目狩り令」の影響を受け、人々から報復されるのではないかと、常に緊張していると言っていました

それを含めて考えてみれば、敵の多い他の二つの奉行とは違い、争いのない神里家の方がよっぽど安全ですね

平野

それに、トーマさんが非常に頼りになる人なので、心の底から安心しきっていました

あはは…

平野

トーマさんが神里家に来てから、外国人という身分のせいで疑われることもあったそうです

しかし私が見るに、トーマさんはしっかりしていて、友好的で、とても頼りになる人です

何と言っても、奉行様と神里さまの頼れる助手ですので!

奉行所へ

トーマ

神里府へようこそ

お客人方、お嬢がお二人をお待ちしておりますよ

質問パイモンさん

トーマ

ハハッ

社奉行のご令嬢は、いつもこうして客人と接しているんだ

百年も続いている社奉行の習わしだ

許してやってくれ

屏風の向こうから喋り続ける神里綾華さん

力を貸してほしいと言う神里綾華さん

言葉を詰まらせる綾華さん

トーマ

言ったでしょ、お嬢…

そのやり方じゃダメだって…

少し待って欲しい雰囲気の綾華さん

こうして

神里綾華から「神の目」を失った三人の

大まかな状況を聞いた…

トーマ

頑張ってくれよ

みんな

3人の暮らす紺田村へ

そして紺田村に到着

近くで何やら会話中の村人を発見

健次郎

そうだそうだ

まだ心の準備もできておらん

いきなりそんなことを言われても…

子供たちもまたお前と遊びたいと思ってる…

頼む、考え直してくれ!

綾華が言ってた人に間違いないと思ったウキウキパイモンさん

真昼

あんたは…

手島さんを引き留めに来たのかい?

真昼

手島さんはな、30年前にここに来てから、ずっとこの地におられる方じゃ

宝盗団を追い払ったり、魔物を撃退したり、村の争いを止めてくれたり…

彼は多くの心血をここに注いできた

私らの最も尊敬するお方じゃ

しかし手島さんがいきなりここを離れると言い出したと言う真昼さん

真昼

できることなら手島さんに非を詫び、これからもここに残ってほしいんじゃが…

健次郎

はぁ…

このことは「目狩り令」と関係があるのかもしれない

健次郎

手島さんは何も悪くないのに、「神の目」を押収された

その後の彼は…

人が変わったようだった

健次郎

上手く言えないが、彼は何か大切なものを失ってしまったようだった

健次郎

村の周囲を一人で何度も回っていたかと思うと、いきなり世界を一周するなんて言い出したんだ…

健次郎

俺たちも別に彼をここに留まらせようとしているわけじゃない

ただ…魂が抜けたような彼をこのまま行かせることはできない

手島さん本人に話を聞いてみる事に

手島

俺か?

離れるっていうよりも…

どうしてここに居続けているのかが分からない

手島

ああ、だがそれは俺が残る理由にならない

手島

30年前、どうして俺はここに来たんだ?

30年もの間、どうして俺はずっとここにいた?

神の目を奪われて記憶を失ってしまった雰囲気の手島さん

手島

昔の俺はここに残りたいようだったが、今はもうそんな考えもなくなった

どこか遠くに行った方がましだ

まあ、心の中はからっぽなままだが

しかしどうすれば良いか分からないパイモンさん

真昼

そういえば、以前手島さんに果物を届けた時、日記を書いていたような?

手島

俺にそんな習慣があったのか?

正直…もう覚えていない

面白い事を書き記した手島さんの日記の存在を示唆する真昼さん

お手上げパイモンさんの図

真昼

じゃあ頼んだよ…

私は先に村に帰って、手島さんの状況を他のみんなに説明してくる

こうして

紺田村で神の目を失った人たちの支援活動を開始した

  • B!