原神 第437話 黒澤京之介

原神 第437話 黒澤京之介

神里綾華からの依頼を受けて

紺田村で神の目を失った人たちの支援活動を開始した

登場人物

ルイ

パイモン

【初】

キャサリン

志村勘兵衛【初】

黒澤京之介

黒澤京之介

稲妻城の雑貨屋「九十九物」

なんでもありな「九十九物」

何かお求めですか?

それとも…何か聞きたいことでもあるのでしょうか?

黒澤さんの代わりに借金を返しに来たのかと思った葵さん

そうですね…

黒澤さんは定期的にここで大量の食料を購入されています

上からの配給ではなく彼自身のモラで

しかし近頃は食料も値段が上がり、黒澤さん自身の俸禄では足りなくなったのでしょう

その時から借用書でモラを借りながら、以前と同じ量の食料を交換するようになりました

「御救米」の経緯を知ったパイモンさん

考えてもみてください

「御救米」を受け取りに行く人々は、その食料がどれほどの期間持つか事前に考えておくのが普通ですよね

昼夜問わず綿密な計画をしたにもかかわらず、手に入ったのが予想より少なかったら…

きっとがっかりするでしょう

黒澤さんはそういう思いをさせたくなかったんだと思います

人々の気持ちを大事に思い、借金をしてでも以前と同じ量の食料を換えてきたのです

人の態度は自身の置かれている状況によって変わると言う葵さん

私からすれば、黒澤さんが「御救米」の出所を最初から話していれば、このような面倒事も減っていたと思います…

もちろん、減るだけですが

彼がしたことは、端から骨折り損のくたびれ儲けです

彼がどうしてお金を払って御救米を買ったのか、どうしてそれを公表して感謝されることをしなかったのか…

私にも分かりません

もし気になるのでしたら、黒澤さんに直接聞いてみてはいかがでしょう?

ああ…そういえば、彼は「神の目」を押収されたばかりでしたね

それは厄介ですね…もし借金を返せないのでしたら、彼が大事にしていた刀を売るしかないかもしれません

一年中身に着けているほど彼には大事な刀があると言う葵さん

私もむかし彼にその刀の来歴を聞いたのですが、これは父から譲り受けたもので、どんな高値でも売らないとだけ言われました

当時は少し残念に思ったほどです

なにせ私は、この世の万物は値段で量ることができ、相応のモラを払えばなんでも買えると思っていましたので

刀の事情を聞く事を勧める葵さん

もちろん、その前にこちらでのお会計を済ませてくださいね

「情報」も売り物の一つと考える葵さん

まあ、確かに黒澤さんの情報は高くはつきませんね

特別秘密にしてくれとも言われていませんし、そうですね…

2000モラでどうでしょう

そして稲妻城を歩いていると冒険者協会を発見

キャサリン

星と深淵を目指せ!ようこそ、冒険者協会へ

キャサリン

やっと来ましたね

ここで待ちくたびれていましたよ、冒険者

キャサリンを何人も同時に見たのかと言うキャサリンさん

キャサリン

そうでなければ、あなたが見たのは全て同じ私です

冒険者協会の中で唯一の年中無休の受付係として、私はある特殊な道具を使って世界の各地で瞬間移動し、重要な事務を処理しに行くんです…

キャサリン

こちらの事務が済んだら、私はフォンテーヌへ瞬間移動し続けます

あそこの冒険者はお金に細かいことで有名ですから、ちゃんと受付しないといけません

瞬間移動は冗談だと言うキャサリンさん

キャサリン

それに、瞬間移動というと、あなたも「ワープポイント」を使っているはずですよね?

キャサリン

その話は、さておき

さあ、稲妻の冒険者協会の手続きをしますね

手続きが終わり次第、あなたは稲妻の冒険者協会で、依頼の受け取りや他の業務なども利用できるようになります

星と深淵を目指せ、冒険者

こうして稲妻の冒険者協会を利用できるように

冒険者協会の向かいの店

志村勘兵衛

いらっしゃいませ!

「志村屋」の料理を食べてってくれ!

志村勘兵衛

うちは本格的な地元料理を提供している

きっと満足するぞ

レシピを発見

志村勘兵衛

うちの料理はどうだった?本格的だろ?

ワシは、昔はただの無一文の貧乏武士だった

「志村屋」は、木の板一枚、障子一枚を使って、一から作り上げた店なんだ

食材、タレ、火加減、全て俺が担当している

料理は絶品「烏有亭」でも相手にならない

志村勘兵衛

ん?ああ…もう何十年も経ってるんだ

言うことは何もない

あの頃のワシは、忠誠心を示すことが出来れば死んでもいいだの、勲功を立てて旗本になろうだの、そういうことを毎日のように考えていた

考えていくうちに、髪の毛も白くなり、両親も死んでいった…

その時、ワシは一人だということに気付いた

そして、自分が何者なのかもわからなくなってしまった…

何十年も続けてきたと言う志村さん

志村勘兵衛

何十年も経ってはじめて気付いたんだが、ワシは武将なんかよりも、ちっちゃい店の店主の方が向いている

志村勘兵衛

ふん

「烏有亭」は少し歴史が長く、人手が多く、店内がキレイなだけだ…

店主の身分が特殊だから、優遇されてるだけなんだ

この前通りかかった時、なぜか招かれたんだ

そんなの、ワシを試しているに違いない

「烏有亭」を超えたい雰囲気の志村さん

黒澤さんの所へ

まだ続けるなら刀を抜くと言ったら行ったと言う黒澤さん

黒澤京之介

やっぱり、こいつは言葉で話すよりも便利だ

もしかすると、俺もこれからは…

そういえば、宝盗団のことはもう調べたのか?

俺が嘘をついていないのが分かっただろ

黒澤京之介

どうして…昔の俺はそんなやつだったのか…

まったく覚えがない

今のお前たちに言われ振り返ってみても、何も思い出せない…

昔の自分の行動を理解できない黒澤さん

黒澤京之介

でも確かに、さっきこの刀を握ってあの二人を脅そうとした時、体が本能的に抵抗するのを感じた

黒澤京之介

この刀、昔は俺のオヤジが帯刀していたものだったんだ

小さい頃、オヤジからそれを盗んで、近所のガキたちの前で見せびらかしたのを覚えてる

その後オヤジにこっぴどく叱られたがな

父親の言葉を思い出せない黒澤さん

黒澤京之介

「神の目」が奪われてから、何か大切なものを忘れたような気がするんだ

記憶の所々に大きな空白があって、どうやっても思い出せない

ただ、オヤジはこの刀には自分の信条があるって言ってたのを覚えてる

オヤジが亡くなる直前、その刀を俺に渡した…

その時に言ってくれたんだ、この刀を持てばきっと…

刀の柄に文字が刻んである事に気付いたパイモンさん

黒澤京之介

「仁義」?

それだったら、この状況も説明がつくような気がするな…

借金をしてでも他人の幸せを願うのが最大の願いだったんだろうと考える黒澤さん

黒澤京之介

だが「仁義」なんて、何になる?

その道に従って自分の金で御救米を買った

結果はどうだ?

天領奉行に神の目を奪われ、俺が助けていた人々からも理解されない!

なのにあいつらに刀を向けた時、それでも心が痛んだ…これ以上の皮肉はないだろう

葛藤する黒澤さん

大事な刀を売るわけには行かないと思ったパイモンさん

こうして3人目の神の目を失った人を訊ねる事に

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