原神 第445話 鶴と白兎はかく語りき
正勝先生を救出し
綾華とトーマに報告を終えたルイとパイモン
次の作戦実行までの準備期間をどう過ごすか
パイモンと相談する事にした
登場人物
ルイ | パイモン |
神里綾華 | 小倉澪 |
綾華の依頼
木漏茶屋前
なにか計画とかないのか?
旅人さん、パイモンさん、お待ちください
一つ頼みたいことがあると言う綾華さん
ご心配なさらずに
今回の依頼は社奉行や神里家とは関係ございません
私個人のお願いです
はい、私のお母様に関することでございます
突然で申し訳ないのですが…このことは貴方にしか頼めません
先日、古い蔵の中からお母様が残した手記を見つけました
そこにはお母様が書き留めた様々な些事が記されていたのですが、その中に私の聞いたことのない人名が、頻繁に出てきていて…とても気になるのです…
関りがあった人物については私もお兄様も大抵は存じていると言う綾華さん
ですので…この名前も聞いたことのないお方が非常に気になるのです
ぜひお会いしてみたいと思い…
手記には、相手の名前は「椿」と書かれていました
お母様から高く評価されていて、個性的で遊び心溢れる方だったようです
その女性に会ってみたい綾華さん
いえ、手記には彼女の住所が記されていましたので、直接そちらへ赴けばいいでしょう
旅人さんに依頼したいのは…その…
一緒に手土産を用意していただきたく思ったからで…
それと、先ほど言ったことはどうかご内密にお願いします
元々このようなことはお兄様と一緒に対応するべきなのですが、今お兄様はとても忙しく…
それに、この地にいる他の者にはこのことに関わらせたくないと思いまして
はい、貴方は礼儀作法に詳しく、人を思いやる心を持った優しいお方です
それにとても頼りになりますし、貴方といると安心できます
報酬は美味いもん要求パイモンさん
それはよかったです
元々この機会を利用してお二方と一緒に歩きたいと思っていたのです
よろしければ、一緒に行動しましょう
ルイ、いいよな?
ありがとうございます!
では、さっそく出発しましょう
まずは小倉屋へ
こうして「椿」と会う為の手土産を準備する為
綾華と共に行動する事に
小倉屋
おや?これは…
そういえば、オイラたちまだ稲妻の賑やかで面白い場所に行ったことないぞ!
ち、違います!
コホンッ…私はただ…お祭りは稲妻でよく行われているので、私たち社奉行の者はすでにそのような風習に慣れていると言いたかったのです
この時期になると稲妻の民たちはみなお祭りに参加すると言う綾華さん
もちろんお祭りは賑やかで楽しいものなのですが、私たちにとっては心配すべきことでもあるのです
じゃあ早く店の中に入ってみようぜ
新しいお着物、ちょっと見ていきませんか?
こんにちは、こちらに着物の裁断図があるのですが、見ていただけないでしょうか
どれどれ…おや?これは…
見ての通り、こちらは…
とても素晴らしい裁断図じゃないですか!
神里さま、この着物をあつらえたいということでよろしいでしょうか?
お願いする綾華さん
神里さまがうちに来て着物の注文をするなんて、小倉屋にとってとても光栄なことです
ただ…少々厄介な問題がありまして…
霓裳花で作られた絹が必要だと言う小倉さん
神里さまも知っての通り、稲妻はいま鎖国状態にあります
正直なところ、服飾界隈も大きな影響を受けています
高級な布地が手に入りづらく、着物のあつらえも長いこと保留にしてきました
しかし、お客さんがご自身で布地を持参できるのでしたら、着物を作ることはできますよ
小倉屋ですら手に入らない高級布地…いったいどこであれば買えるのでしょう?
万国商会へ行く事を勧める小倉さん
価格は少し高いかもしれませんが、このような時代ですので…
欲しいものが買えるだけで十分ですよ…
稲妻で服を作るのは大変なんだと思ったパイモンさん
そういえばオイラたちも、もうずいぶん離島に行ってないな
ということは…どうやら万国商会へ行ってみる必要があるみたいですね
ありがとうございました
布地を買ったあとにまた来ます
その前に、少しお願いがあるのですが…
何を話してるのか気になるパイモンさん
は、はい…わかりました
ではよろしくお願いします
いえ、そうかしこまらないでください
着物を作るのが楽しみな小倉さん
ありがとうございます
では、私たちはこれで
旅人さん、パイモンさん
万国商会で私たちの運を試してみましょう
こうして一行は離島の万国商会へ