原神 第449話 稲妻の祭
手記に書かれた「椿」と言う人物は
綾華の母自身の事である事が分かった
立場上、色々な願いを叶えられずにいた母の願いを知った綾華は
後悔の無い生き方をする事を決意する
こうして3人で
初めての稲妻の祭りへ参加する事に
登場人物
ルイ | パイモン |
神里綾華 | 三田【初】 |
清水【初】 | 村上【初】 |
吉川【初】 |
稲妻の祭
あまり賑やかではないと思ったパイモンさん
今日はお祭りの最終日、観光客もそろそろ帰っている頃合いなのでしょう
最終日は人も少なくなると聞きましたので、事前に撤収作業を始める屋台もあるそうです
間に合うかな
どうしても参加したいので聞いてくると言う綾華さん
オイラたちも付き合うぞ!
人が少なくなってきただけで、お祭りはまだ終わっていません…
早く向かいましょう
お面がたくさん売られている屋台に気付いたパイモンさん
以前はそのような風習がありましたが、今ではお祭りを賑やかにするための流行りものとなっています
絶対にかぶらないといけないわけではございません
お面を売っている三田さんが話しかけてくる
あっ!…コホンッ…こんにちは
さすが稲妻の有名人…
ははは、もちろんさ!
社奉行の神里様は稲妻でもすごく有名な一族だからな
特に神里家のご兄妹は家を継いだ後、しょっちゅう外に顔を出してた
神里のお嬢様を見たことがない若いもんも多いが、俺みたいに年を食ったおっさんは、結構目にしたことがあるんだぜ
そんな、私とお兄様はただ義務を果たしていただけです
神里家の人間が祭りに来てるところは初めて三田さん
いいえ、こちらの旅人さんを案内してあげているのです
おっ?旅人!そう言われると…たしかに知らない顔だな!
初めての稲妻を楽しんで欲しい三田さん
あっ、そうだ!
神里のお嬢様が祭りに来てるんだ、撤収作業を早まるなよ!
戸惑い綾華さん
その、あまり大げさには…私たちはただ…
声をかけてくれなかったら、みんな撤収してたかもな
だって、もうじき店じまいの時間だろ
はははっ!確かにそうだが、俺たちも神里のお嬢様が祭りに来るのを初めて見たんだ
それだけでも屋台を続ける甲斐があるってもんよ!
そうだ、この二つのお面をお前さんらにやろう
いえ、もうこんなにもお世話になったのです、これ以上は…
お面をくれる三田さん
俺たちみたいな一般人も普段から社奉行の世話になってるんです
どうかお返しさせてください
それを受け取ってくれなかったら、おじさん面目丸潰れですぜ
しかし…
…わ…わかりました
はははははっ、遠慮すんな
楽しければいいんだ!
オイラもお面が欲しいパイモンさん
ん、お前さんか…ふむ…
この小ささのお面は、悪いけどないな
お面なしで祭りに参加しなきゃいけないヤレヤレパイモンさん
パイモンさん、大丈夫です
お面は必須ではございませんよ…
なら、葉っぱを被るのはどうだ?
お前さんの顔なら十分だろう
いーやーだー!
おじさんが小さいお面を作ってくれると言う三田さん
本当にありがとうございます
いいんですよ!
神里のお嬢様、灯りがついてるうちに夜の祭りを楽しんでください
はい!では旅人さん、行きましょうか
少々…お待ちください
一つ説明しなければなりません
先ほどは緊張していて、その…言い訳をしてしまいました…
ここへ来たのは、貴方の案内をするためだけではございません!
私を信じてください!
心から貴方と一緒に来たかった綾華さん
誤解の心配は必要ない
…はい!
そして再びお祭りを見て回る
旅人さん見てください
おみくじの屋台がございます
おみくじ屋台の店主がこちらに気付く
はい、一回おいくらでしょうか?
へへっ、綾華さまは知らないかもしれませんが、僕の伯父は以前、社奉行の世話になったことがあるんですよ
あの頃はあなたの父親がご存命で対応してもらったんです
ですので、お金なんて取りません!
えっ?ほ、本当にいいのでしょうか?
もちろん!よろしければ、僕の屋台で楽しんでいってください
それにそちらのお二方も、どうぞ
旅人さん、パイモンさん…どうしましょう?
綾華はみんなから好かれてると思ったパイモンさん
旅人さんが言うのなら…私も遠慮なく
店主、おみくじをお願いします
はい!こちらになります!
おみくじを引いてください!
中を開けて運勢を確かめてみてください!
私も中吉でした!
旅人さんは?
それはとても幸運だと言う綾華さん
おめでとうございます!「大吉・地」
地には財宝、転轆轆地、すべてが上手くいくことを意味します
この先もきっと幸運が持ち続けることでしょう!
おめでとうございます
皆運が良いと思った清水さん
万事快調に皆さんが過ごせますように!
次の屋台へ
こちらは食べ物の屋台ですね
稲妻を代表する美食がたくさんあります
何か食べたい物はありますでしょうか、私が買ってきます!
全部パイモンさん
うふふ、もちろんです
一つ一つ順番に試していこうぜ!
団子が欲しいパイモンさん
はい
それとあそこの玉子焼きも、食べてみたいな~
では、私はこの「緋櫻餅」にします
はいよ、すぐ用意します!
うん!緋櫻餅美味しい…!
うちの屋台の人気名物だと言う店主
不躾なことを聞きますが、これは何でできているのでしょうか?
作りたいんですか?はははっ、いいですよ
ちょっと待っててください
作り方を書きますんで
えっ?教えていただけるのですか?
商売をする上で、そういったものは秘密なのでは…
みなさん「木南料亭」の店主に異国の料理を教えましたよね?
はははっ、俺と彼女は古い友人なんです
普段から料理の腕を競い合ってまして
お礼がしたい村上さん
…ありがとうございます
帰ったら必ずこの美味しいお菓子の作り方を勉強します
そちらのお客さんも一つ持ってけよ!
美味しいぞ!
ご自身の手で美味しいものを作る感覚、ぜひ試してみてください
はい!
お菓子を作ったら試食して欲しいと言う綾華さん
はい、頑張ります!
オイラ、お祭り大好きだ!
はい、私もそう思います
今日ここで貴方がたと一緒にお祭りに参加できて、本当によかったです
「絵馬」を売っている屋台へ
これも願いを叶えるためのものなんだな
そこの人たち「絵馬」はどうだ?
祭りの最後に、君たちの願いが叶うよう祈ってみないか?
しかしお腹がいっぱいで頭がぼーっとしているからオイラは遠慮しておくパイモンさん
店主、絵馬を二つお願いします
はい、絵馬二つです
どうぞ!
旅人さんはどのような願いを書くか決めましたか?
綾華は?
お二人さん、願い事を文字や絵にして絵馬を書いてくだせえ
完成したら、そこの「絵馬掛け」へ
よし、ルイ、だったらオイラもやるぞ!
オイラの腕前を見せてやる!
これでよし
貴方の絵馬を見てもいいでしょうか?
これは貴方と妹さんですか?
素敵ですね
はい、パイモンさんの言う通り、その願いはきっと叶うでしょう
はい、私の願いは稲妻の皆さんが平和に幸せに生きること
そして家族や友人が健康でいることです
この願いが叶うことを祈って…
はい、ありがとうございます!
あっ、もうこんな時間ですね
はい、お祭りもそろそろ終わりですので
楽しければ楽しいほど、時が過ぎるのは早いものです…
流れる水と舞い散る櫻のように…
戻りましょう