原神 第458話 思い出の花火
朔次郎を追って天領奉行衆を蹴散らし
今谷佳祐と朔次郎がいる場所へ
お互いに本心で語ろうとしない二人を見かねて宵宮は
条件付きで佳祐に決闘を申し込み
佳祐はその決闘を受け入れた
登場人物
ルイ | パイモン |
宵宮 | 義高 |
今谷佳祐 | 朔次郎 |
決闘
戦闘開始
長官、支援に参りました!
決着
こいつら、只者じゃない
長官、もっと増援を呼んできます…
はい?
ここには近寄るなと言ったはずだ!全員下がれ!
は、はっ…申し訳ありません!
お前という娘は、昔の朔次郎みたいに頑固だな
どうして、俺たちにまだ話す余地があると思った
それは、朔次郎が帰ってきた時、あんたのことは言わへんかったけど、花火の注文をしたからや
あんたの父ちゃんと母ちゃんから、朔次郎のこと聞いたで、そん時に分かったんや、この花火にはきっと特別な意味があるって
――やったら、「話すことなどない」ちゃうやろ!
孤独を感じるために花火を咲かせるわけあらへんと考える宵宮さん
実は、ずっと迷いを抱えながら帰ってきた
昔の考え方が変わったわけじゃない
ただ、今の自分は現実から逃げてばかりだと思ったんだ
モンドの自由、璃月の契約、スメールの知恵、フォンテーヌの正義を見てきた経験を語る朔次郎さん
稲妻を離れたことを幸せに思った
けどその幸せに浸かる中、稲妻の鎖国令を知ったんだ
外の素晴らしさを稲妻に持ち帰りたかった朔次郎さん
未だにここを変えたいと思っているのか?
いや、もうそんな大層なことは思っていない
今はただ、あの時逃げた自分を恥じているんだ…
僕の心にはしこりがある、君がどうなのかが気になった
そして、運命に導かれるかのように、帰りたいという気持ちが抑えられなくなった
あの方の言葉を胸に刻み、命令に従ってきた
だが、今やっていることは鎖国令に反する者を裁いたり、神の目を回収したりすること
こんなことのために、天領奉行衆に入った訳ではないというのに…
船は、見逃そう
えっ?
お前をこのまま稲妻に残すことはできない
だからと言って、捕えるのはもっとごめんだ
でも、そんなことして上にどう報告するんだよ?
俺を気にする必要はない、どうにかして見せる
今の時代、国外にいる稲妻人が帰って来るには、複雑な手続きが必要だと聞いた
だが、方法がないわけではない
お前に手を貸そう
それまでは、外で待っていろ
安心してくれ、佳祐
また佳祐と花火が見たい朔次郎
ああ、また会おう
左遷は避けられないと考える佳祐さん
俺もいい年して、何をしているんだか
朔次郎が逃走に使おうとしていた船だ
「禁制品臨時保管」ということにして、部下たちにここへ運ばせておいた
朔次郎をここまで追い詰めたのも、俺の計画通りさ
宵宮の言う通り、当時の俺は決心できていなかった
だが、行動から俺の本音は漏れていたようだ
でも、それでええと思うで
その本音を全部口にすることで、心のわだかまりがやっと解けるんや
ああ、今ようやく分かったよ、礼を言う
お前は思ったより頭が回るようだ、俺の頭の中を覗かれた気分だよ
佳祐の父ちゃんと母ちゃんが優しい人だから佳祐も優しい人だと思っていた宵宮さん
長野原家の跡継ぎの噂は、前々から耳にしている
お喋りなわりには…侮れない人物だとね
子供の頃に見た花火を再現して欲しいと言う佳祐さん
短冊がないと無理や
その短冊は朔次郎が持っていってもうた
ならいい
ひひっ、そうヘコまんといて
さっき言うたやろう、朔次郎が帰って来てすぐ花火を注文したって
あんたのためには作れへんけど、朔次郎の花火ならあるで
このまま納屋に置いとくのも勿体無いし、今回は特別や、あんたにやる
…ありがとう
気にせんといて、花火大会に遅れへんようにな
さっきの宵宮は強引だったと思ったパイモンさん
うちはお喋りが好きやさかい、言葉には不思議な力が宿っとるって信じとるんや
会話せんと何も解決はできひん、ずっと問題は残ったままや
それで、みんな…解決する機会を逃してしまう
朔次郎と佳祐は昔のようには戻れへんけど、せめて…心残りは晴らすべきやと思うたんや
さあ、行こか
花火を見るんにぴったりの場所があるんや
こうして宵宮とともに
花火大会を見に行く事に