原神 第471話 刀の夢
たたらの「御影炉心」の修復を手伝いを開始した
ファデュイの動向に注意しつつ
グザヴィエの次の指示を待つ事に
そしてたたら探索中に記憶を失った無名の武士と出会う
無名の記憶を取り戻すため
彼の記憶の中の刀を探す事になった
登場人物
ルイ | パイモン |
無名 | 九条政二【初】 |
石川【初】 | 松平【初】 |
刀の夢
たたらから北、九条陣屋の西の島へ
あの家は…!
周辺を調査
岩に刺さった刀を発見
刀を入手
この刀が地面に刺してあるだけだ
でもやっとのことで探し出したのがこの一本だけ…
もう一本は誰かに持っていかれたのかな?
とにかく、この刀をあの人に持っていこう
刀は見つけたか?
……
これは知っている
…あの子供の片方が持つ刀だ
あの子…彼は友達と一緒に熔錬工場の近くで、刀職人に捨てられた二本のそっくりな刀をこっそりと拾った
あそこで鍛造された刀は全て高級な刀だが、この二本は粗悪品だった
あの子たち…
覚えてる…その後、彼らは笑われた
名刀を買えなくて、捨てられたやつを拾って使うしかできないから
ふっ、名刀だろうと、捨てられたやつだろうと、戦場で人を斬れるものこそが宝刀だ
生まれついての貴族であろうとも、戦場では出自に差はない
質問無名さん
お前はかなりの腕前を持つというのに、どの流派にも入らないのか?
愚かだな
一度行ってみるといい
刀を振り下ろすと、威風堂々な大将だろうとただの足軽だろうと、みんな死ぬんだ、くくっ
だが…俺は死なない
たくさんの剣客と浪人が俺に挑んだが、俺は一度も負けなかった
あいつらは逃げたか、あるいは俺に殺された、ははははっ
俺を倒したのはお前だけだ…畜生!
なんで俺は負けた?
悔しい無名さん
もう一回!もう一回やろう!
俺は負けない!
この「貴月胴切」に負けた者たちは皆、同じようなことを言った
お前はどこまで耐えきれるだろうか?
無名と再戦
…またお前に負けるとは
お前の正体、話すつもりはないか?
強者は皆、何かを隠すか
まあいい、お前が言いたくないなら、俺もこれ以上聞きはしない
ああ、気を晴らしたのは久々だ
一切の雑念を捨て、武に専念する
妙だ…このすっきりした感じを、体が覚えている
確か…手の中の刀を振れば、目の前の勝負に専念すれば、認められて…すべてが手に入る
ああ、そうだ
俺は刀を振りまくって、鎧の中の体を無数に斬り裂いたんだ
更に記憶が蘇って行く無名さん
俸禄も、財力も…俺は誇れるような頃があったのか?
栄光に満ち、重宝され、飲み干せないほどの酒を手にしたことが…
酒…酒…月の下で仲間と一緒に飲んだ酒のことは忘れてない
あの味が懐かしいな
…俺は確か誰かと一緒に酒を飲んだ
あれは…あれはだいぶ前のことだ
酒を飲んだ場所の事を語る無名さん
鎧を着て刀を持った人が多い場所
あの時は確か…何を話したか…ダメだ、思い出せない
ん?お前、昔飲んだ酒を探してくれるのか?
じゃあ、任せる
あの酒を飲めば、当時のことを思い出せるかもしれない
鎧を着て刀を持つ人は軍営の兵士かと考えるパイモンさん
九条陣屋へ
ん?軍営内にどうしてお前のような平民がいるのだ?
名の知れた人に従わず、戦場で敵も殺さない
そういうやつは浪人だな
俺の軍には、そういう者の居場所はない
その者について聞きに来ただけか?
情報を手に入れたら、さっさと離れるんだな
近頃は賊が城内に入っている、将軍様に奇襲をかけるつもりだ
我が軍にも指名手配犯を追う命令が下された
指名手配犯に間違われる前に去る事を勧める九条政二さん
その貧弱な体格、将軍様と戦うどころか、俺の槍を受け止めることすらできないだろう
平民が巻き添えを食うのは御免だ
だがお前はどこかで見たような、その姿…
すぐ帰るとしよう(`・ω・´)
ああ…
その他の兵士にも聞いてみる
変な名前だが、そんなやつは知らない
だが最近は指名手配が出された
ある輩が無謀にも将軍様に楯突いたらしい
その者ならお前が言ったやつと少し似ているな
指名手配犯の特徴は…うーん、思い出せない
まったく…
とにかく、俺がお前だったら、そいつに関わらないようにするだろう
万が一指名手配犯だったらどうする?
命を大事にしないとな
次の兵士
ふむ、漁村出身で、軍に入っていて、それにその口ぶり…お前が言ってるやつ、知ってるかも
前回の合戦が終わった後、そいつも含めて、たくさんの人が行方不明になった
普通、合戦で姿を消した者は逃走兵となったか「実家に帰った」かだ
でもあいつの剣術なら、珊瑚宮の雑兵に破られるわけがない
だから、どこかに逃げたと思った
まさか記憶を失い、刀を振るう狂人となっていたとは
で、彼のことを尋ねて、どうするつもりだ?
ん?でも、戦場の記憶を忘れることは、正直いいことだと思うが
しかし、お前は善良な人間なのだろう、彼を助けるためにここまで来た
あいつの旧友として、もちろん俺も手助けしたい、だが…
軍の中から離れるわけにはいかない松平さん
酒…酒だけでいいのか?
分かった
なら持ち歩いている酒をお前らにやろう
あいつらがまだ軍の中にいた頃、あいつとその同郷の人間と俺の三人でよく一緒に酒を飲んだ
あいつらの出身はよく知らないが、いつも軍営の中では出身のいいやつらから仲間外れにされてたな
でも神経が図太かったからか、そんなこと全然気にしてなかったみたいだ
戦場で一生懸命戦うことだけに専念していた
当時の大将は彼のことを気に入り、彼とその同郷人を抜擢して、旗本まで上り詰めた
だがその後、あの合戦で…
嫌な思い出ばかりだと言う松平さん
酒は渡した、他に用がないなら行くといい
ここは軍営だ
それに、近ごろ指名手配が出されてる
緊迫した状況なんだ
お前たちのような見知らぬ人間が長くいると、誤解を招くかもしれない
一壺の酒を受け取る
これで記憶が戻るかも