原神 第472話 一壺の酒

原神 第472話 一壺の酒

無名武士の記憶を取り戻すため

無名のわずかな記憶の中にある物を探す事になった

そして無名の思い出の酒を手に入れる事に成功した

登場人物

ルイ

パイモン

公義

一壺の酒

無名武士の所へ

無名

酒を見つけたか?

一壺の酒を渡す

無名

この酒は…苦いな、違う

前に飲んだ酒は、こんな苦い味じゃなかった

もっと興奮するような味で、飲みやすかったはずだ

人と戦い、栄光を勝ち取ることは、素晴らしいと思えることだろう…

なぜなら、この酒は苦い…

この壺は知っていると言う無名さん

無名

昔、誰かがこの壺を持ち上げ「公義、おむ一壺を飲もう」と言った

「公義」と言う名前である事を思い出した無名さん

公義

思い出した

いつも同じ人と酒を飲み、俺と彼は…兄弟のように、いつも他愛もない話をしていた

でもある日、そいつが何かを言った

そして俺らは争い、彼は立ち去った

生死を共にした仲間なのに、なんで去ってしまったんだ…なぜ?

俺は何を間違えた?

武士よ、お前は知ってるか?

公義

でも知りたいんだ

思い出したい

早く思い出せ、思い出せよ…

頭が…痛い…お願いだ、俺と戦って、お前の刀で俺を目覚めさせてくれ

すべてを思い出させてくれ

公義

かかってこい

公義と戦闘開始

公義

三回も同じ人に負けるとは、なぜ俺はこんなにも弱いんだ?

今まで磨いてきた武芸は無意味で、俺なんて無能なんだ

無能…無能…俺は無能な武人…ああ、思い出した…

ある刀が誰かの手から落ちたのを見た

その刀は「貴月胴切」ではない

あれを見た瞬間…俺は震えて…気迫を失った

あの地面に落ちた刀を見るのが怖くて、あそこから逃げて、ここに来た

公義

お…俺は北西にある干潟からここまで歩いてきた

あそこは合戦の場だ

なぜ、あの刀に怯えた?戦場で何があった?

公義

思い出せ、思い出せ

あの刀…あの刀…

こうして北西へ

刀を探す

地面に刺さった刀を発見

公義

あの刀は…そうだ、彼の刀だ

でも彼はどこだ?

彼はいなくなった

一緒に帰るって約束したのに…

公義

なんで、いなくなったんだ…あああッ…なんでこんなことに?

再び公義と戦闘開始

公義

その手は食わんぞ

公義

俺は…完全に負けた

命懸けで刀を振ったのに、俺が信じる武道は、こんなにも無様に負けたのだ

公義

心配するな

先ほどは一時的に暴走したが、今後はお前に刀を向けることはしない

散らばった記憶を取り戻して満足した公義さん

公義

それに、思い出せば思い出すほど、怒りと切ない悲しみをしみじみと感じる

俺の過去は多分、いいものじゃないのだろう

このまま執着しても…いい結果になるとは限らない、きっと諦めた方がいいんだ

だが、お前と出会えたのは、幸運なことだ

後悔はしない

公義

ははは、お前は正直な人だな

お前のその正直な心に対し、この俺はもう一度挑み、切磋琢磨をしたい

もし、お前がよければの話だが

公義

武士の付き合いは座って話すよりも、刀を交える方がいい

こうして無名武士の記憶を取り戻した

旅はつづく

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