原神 第491話 たたら物語・終幕
たたら砂の「御影炉心」の問題解決のため
グザヴィエに協力する事になったルイ
ファデュイの動向に警戒しつつ
いよいよ最終段階へと突入した
登場人物
ルイ | パイモン |
グザヴィエ | 虎之助 |
茂【初】 | 順吉【初】 |
たたら物語・終幕
後日
浄化装置、予備の部品、ルートマップ、それにビーコンのデータ…
これで準備ができたはず…あ、ちょっと待った、メモを確認して、何か忘れ物がないかもう一度見よう…
ビーコンのデータ、ルートマップ、予備の部品、浄化装置…
わ、悪い
こんなとこに入ったのは初めてで、普段は後方支援をしたり、データの処理をしたり…
せいぜい…機械を使って離れたところで操作するだけだ
はぁ、これこそ本当に…「アヒルを追いやって木に止まらせる」だな
この璃月のことわざ、聞いたことあるか?
これは、できないことを人に無理強いするって意味だ…なんでアヒルが木に登らないのかは分からないけど
思わずフォンテーヌを懐かしむグザヴィエさん
よし、出発しよう
この装置が正常に機能すれば、周囲の「祟り神」エネルギーを浄化し続けるはずだ
これがあれば一緒に中へと入れる
計画した通り、ファデュイのヤツらはお前に任せる
「御影炉心」は俺に任せろ…さて、出発しよう
「御影炉心」へ
防護服もなしにこんな場所に来てしまったグザヴィエさん
でも、ここまではうまく辿り着いた
いい、非常にいいぞ、想定を超えている
俺の想定では、俺たちが半分ぐらい進んだ時に、こいつの調子が悪くなってた
そして、俺は「祟り神」の影響で意識を失うんだ…まあ、影響を受けたからじゃなくて、驚愕のあまり失神してる可能性もあるが…
いずれにせよ、ズボンの右ポケットにメモがあるから、それに従って行動すれば、俺を安全な外へと連れ出すことができるようになってる
えっと…そういえばメモのことは話したっけか?
きっと忙しくて忘れてたんだな…大丈夫、今こうして知ったのだから
よし
もう一度確認してから前へ進もう
おお、なんてこった
俺の想定と…完全に一致しているとは言えないが…
装置の部品が足りていないと言うグザヴィエさん
幸いなことに、それは重要な部品ではないため、しばらくは機能する
だが前へ進むには、これら部品を探さなければならない
部品はここへ来る途中落としたんだろう
探してきてくれないだろうか
俺はここで待ってる
ここでじっとしてて
もちろんだ
この周りは「祟り神」の影響だったり、ファデュイがいたりで、俺は自由に動けない…
では頼んだ
ここで待ってるから
来た道を少し戻って損失した部品を3つ回収
やっと戻ってきた
どうだ、部品は全部見つかったか?
よかった、すぐ修理する
どれどれ、この部品は確か…
これで大丈夫だ
ふぅ…進もう、前のあの場所は「最終検証」を実行するのに最適だと思う
ははは、うちのチームの作業工程に詳しくないからだろう
これは製品の質に対して、責任を負うため必要なことだ
それに、これは部品が何個か外れてしまっていた、検証しないと安心できない
よし、先に進もう
そして「御影炉心」へ
今回は部品が外れてないよな…よし、大丈夫そうだ
ここで浄化装置を最大出力で起動させると言うグザヴィエさん
でも…最大出力で起動させると、大きな音が出てしまうかもしれない
「御影炉心」の周りにうろついているファデュイは、この音で、ちょっと機嫌を損ねるかもな…言いたいことは分かるよな?
ファデュイのヤツらは任せて
いいぞ!非常にいい!完璧な役割分担だ
では、今すぐこれを起動する
では…「最終検証」開始!
ふん、キリがないやつらだ…
ファデュイがまた来た!彼らは法律というものを知らないのか!?
いつか、彼らは法律で裁かれるはずだ!
だが今は…お前に任せた、旅人!
ファデュイ兵を撃退
コ…コホン…この無法なヤツらめ…全員法廷に立つべきだ!法廷に!
とある安全な場所に隠れていたグザヴィエさん
本題に戻ろう、このビーコンが集めたデータによると、この辺りのエネルギーはもう大幅に下がった
この装置の今の状態と先のパフォーマンスから見ると「最終検証」をパスしたということだ
今より正式に取りかかることができる…さあ、作業を始める場所へ行き、この件を解決しよう
グザヴィエとともに「御影炉心」の底部へ
ここが作業を始める場所だ
真上には「祟り神」の核心を保存する装置がある
データによると、そこは「祟り神」の密度が最も高い
そこの問題を解決すれば「御影炉心」のシステムも再び機能し始めて、すべてが正常に戻るだろう
やっとここまで来た…俺はあの「映影機」で今回の俺たちの行動を記録したいぐらいだ
後で人を雇って再現させようと考えているグザヴィエさん
この「映影」の名は…そうだな、稲妻ではお話のことを「物語」と呼んでいると聞いた
だから、この「映影」の名は…
それだ!いいな、「たたら物語」!
よし、すべての準備が整った
旅人、話した通りやろう
ファデュイは任せて
「御影炉心」は俺に任せろ
この会話は「映影」の名台詞となるだろうと思ったグザヴィエさん
準備ができたら、あの装置を起動しよう
そして一緒に「たたら物語」を完璧な結末へと導こう
「御影炉心」を起動
ファデュイが出現
あ…ははっ!こいつら、やはりまた来たか…
お前たち!もう一度警告する!お前たちの行為は…違法だ!
引き続き行うなら、俺は…
奉行所に訴えるぞ!法廷に出たいのか!?
ふん…その機会はない
お…お前たち…た、旅人!ここは任せた!
お、終わった…「御影炉心」が再び機能するはずだ
頂上まで行こうか
周りの様子を見てみたい
頂上へ
ここの「祟り神」のエネルギー密度も害のない程度まで下がった…どうやら「御影炉心」が機能しているのは確かだ
ファデュイのヤツらがまだ「祟り神」を欲するなら、唯一の方法は外の大砲で「御影炉心」を直接攻撃することだ
でも、そんな真似をしたら宣戦布告をしたも同然
ファデュイがいくら無法者だとしても、そんなことはしないはずだ
彼らが前に璃月とモンドでやったことか?
まあ、そこまでしてやる価値が「御影炉心」にはないと思うけど
いずれにせよ、今「御影炉心」は安全だ
この島にいる俺たちも宝物も、空まで吹き飛ばさずに済む
「たたら物語」制作に意欲を見せるグザヴィエさん
まずは短編映画を何本か製作して練習してみる
でも、それも後の話だ
あの虎之助という兵士さんは、この件を解決したら「相応の報酬」を渡すと約束してくれた
今から戻って、あの兵士さんにその「相応の報酬」とやらを要求しよう
虎之助さんの所へ
九条陣屋
「御影炉心」はもう正常に戻ったのか…
「御影炉心」でお前たちがやったことは、すでに報告を受けた
範兵衛さまの命令がなかったから動けなかったと言う虎之助さん
まあまあ、流れを重視する厳格な上司がいるせいで、この兵士さんもそれなりに悩んでいるはずだ
俺たちは彼を困らせない方がいい
それに、俺たちの行動があんなに順調に進んでいたのは、その範兵衛さまのおかげかもしれない
それに、兵士さんは何も手助けしてくれなかったわけじゃない
例えば、あの何門か…
グザヴィエさん、ご協力ありがとう
コホン…礼ならこの旅人に
こいつの協力がなければ、俺一人じゃ何もできなかった
そうか…
感謝虎之助さん
この島を守ってくれて、ありがとう
えっと、金髪の…旅人?
待て、どこかで…
「御影炉心」はもう安全!
ああ…そうか…何はともあれ、協力ありがとう…
ハハハッ、旅人、お前というやつはまったく
そう謙遜するな
お前の協力がなければ、俺は外でただ見てることしかできなかった
質問グザヴィエさん
あの厳格な上司がたくさんの書類を提出するには、場内へ行かなければならないとあなたは言っていた
彼はきっと大変だっただろう
でも今「御影炉心」は正常に戻った
その人は現在…
ああ、範兵衛さまが取り組んでいることは、前に御輿源次郎というお方が詳しく聞いてくれたことがある
俺からの詳細な報告を聞いた後、どうやら御輿源次郎さまもこの件に興味を持ったようだ
その後、御輿源次郎さまによると、上の方々も範兵衛さまの能力にいたく関心したとかで…
褒美として、範兵衛さまをスメールに駐在する「遠国御用」に選んだそうだ
範兵衛はキノコ貿易の秩序を維持するためスメールへ行く事になった事を語る虎之助さん
その通り
稲妻の食卓にキノコを運ぶ重要な仕事だ、まさに範兵衛さまに相応しい
現在、範兵衛さまは場内で任命されるのを待っている、時が来たら出発するはずだ
はは…それはよかった
でも、そんなに偉大な方を失って、空いた席はどうなるんだ?
上に相応しい候補者を何人か推薦した
そして、最終的に陽介という職人が選ばれ、彼に「御影炉心」の維持管理をしてもらうことになった
それは心強いな
そうだ、それはさておき…
兵士さん、俺への報酬は全部この旅人にあげてくれ
それと、これを受け取ってくれ、旅人
これは以前、ある職人のところで買った設計図だ
元々この設計図を記念品として、国に持ち帰る予定だったが…
たぶんもう少し稲妻に留まることになるだろう…しばらくは国へ帰れそうにない
だから、この設計図はお前にやろう
受け取ってくれ
ハハハッ、気にするな
今回は協力ありがとうな
「たたら物語」が完成したら、まず最初にお前を招待するからぜひ観てくれ
それと兵士さん、お前にちょっとした頼みがある…
この小説…すごいのか?
稲妻城にて大声で話している人を発見
順吉、提出締め切りは明日だ
絶対に遅れるなよ!
焦ってもしょうがないよ
肝心なところで行き詰まっていて、物語をどう進めたらいいか分からないんだ
た…旅人か?
丁度いいところに来た、客観的な意見を聞かせてくれないか
「八重堂」編集者の茂さんと作家の順吉さん
彼の新しい小説『鬼武道』は人気があるんだが、いつも締め切りに間に合わなくて、数週間遅れることもある
今回もやっちまったんだ
明日中に提出しないと、今月の合併号の印刷が間に合わなくなってしまう
最悪の場合、発売を延期するしかないよ
ファンの人はそれでも買ってくれるから
冗談じゃない
もし連載を続けられなかったら、小説の評価はガタ落ちだ!
でも本当にアイデアが湧かないんだ
水増しした内容を書くよりも、面白い物語をじっくり考えた方がいいと思うんだ!
だが他の作家はちゃんと提出済みで、間に合ってないのは君だけなんだぞ!
刺激が必要な順吉さん
刺激を求めてどこかへ旅にでも出れば、何を書けばいいのか分かるかもしれない!
おい、前回もそんな言い訳をして、一日遅らせたよな
またやるのか?
今回は言い訳じゃない、一回ぐらい信じてくれよ!
まったく…分かった、二度目はないぞ…
これ以上の延期はもう許されないからな、分かったな!
わ、分かったよ…
ふぅ…今回は本当に遅れるわけにはいかなさそうだな…
そう言われても、アイデアってのはそう簡単に見つからないんだよ…
でも今はあっちこっち探してみるしかないな
さもないとまた茂に怒られる…
現時点の構想を語る順吉さん
彼にはもっと強力な武器が必要で、そうだな…
とりあえず「天目鍛冶屋」に行ってみよう
分かった