原神 第516話 浅瀬神社

原神 第516話 浅瀬神社

モンドの釣り協会の任務を果たし

釣りができるようになったルイ

そして寝子の様子を見に

浅瀬神社へ向かった

登場人物

ルイ

パイモン

寝子

大祐

悦子

茅葺一慶【初】

寝子

寝子

にゃ…あの箱やはり使えるにゃ…

寝子

主らか

あの「賽銭箱」やはり役に立っておるぞ

主らがあれを修理してから、緑っぽい人間が二人神社に来たにゃ

大祐さんが驚いていたらしい

寝子

 

「賽銭箱」は本当にいいものにゃ

もう一つ修理したら、もっと人が増えるのではにゃいか?

寝子

そうか

人間の物事は、実に面倒だにゃ

寝子

うちの神社がどうしたにゃ?

寝子

おや、そうにゃのか?

だけど、あい子たちは落ち葉で遊ぶのが好きにゃ…

でもよく考えたら、響もいつも先っぽがトゲトゲした棒で葉っぱを集めてた

響がそれをやるなら、きっと正しいことにゃ

寝子

うちが人間のこだわりを理解できるわけにゃいだろう

うぅ…でも響なら…

響が掃除していた時の様子を語る寝子さん

寝子

でも今やうちは「代理宮司」

そんなことをしてはいけにゃい

うちはそこらのやつとは違う

でも、響は地面に水を撒いていた

水は良くないものにゃ

時々百目鬼がやって来て、交差した鉄でカサカサやると、枝や葉っぱが落ちていた

寝子

ふん!あいつはうちの大好きな枝を毎回切る、嫌なやつにゃ

寝子

これが「掃除」か?

なるほど、主らに任せたにゃ

そうだ、かさかさはやらなくてもいいにゃ

今の枝はとても気に入っている

棒で落ち葉を集めたり、水を撒いたりするだけでいい

分かったかにゃ?

響を語る寝子さん

寝子

うちは「寝子」

響がつけてくれた名前にゃ

普段は、響が神社に来た人をもてなす

うちが神社の世話をすることはなかった

うちは昔、名前も「代理宮司」という肩書きもなかった

寝たいときに寝て、遊びたいときに遊んでいたにゃ

よく寝るから「寝子」と呼ばれるようになった

寝子

響がいない今、神社に「宮司」がいないと困る

だからうちが「代理宮司」になっているにゃ

だから、響が帰ってくるまでに、神社をキレイにして賑やかにするにゃ

そうすれば、響が帰ってきた後、また響の懐で寝られる

「賽銭箱」の修理を待つ必要もにゃいし、落ち葉を集めるのを待つ必要もにゃい

とにかく、このことは主らに任せた

うちは神社にこっそり入った虫を追い出してくるにゃ

にゃにゃ、この仕事は響に託されたものにゃ

うちだけが全うできる大事な仕事にゃ

掃除を開始

大祐さんを発見

大祐

寝子さまに何か手土産を用意しないと…

大祐

もちろんだ!寝子さまはこの「浅瀬神社」の代理宮司だぞ!素晴らしい猫だ!

手ぶらでお会いするのは失礼過ぎるから、何か手土産を用意しないと

鳴神島に戻って手土産でも用意するつもりだったけど、戻ったら悦子に協会まで連れていかれるに違いない…

そうしたら、セイライ島に来る機会がなくなるかも…

道具を作ってから魚を捕ると言う大祐さん

大祐

魚を捕ったら、いっぱい作れる!焼き魚、魚の燻製、干し魚、魚のスープ…

寝子さまに気に入っていただけるといいな!

掃除を終えて寝子の所へ

寝子

「掃除」は終わったかにゃ?

寝子

よかったにゃ

うちもあの虫たちを追い払った

神社もますますキレイになった

箱の修理も終わって、部屋も片づけた

にゃおーん…きっとたくさんの人がお参りに来るはずにゃ

にゃ…響が帰ってくるまでに、神社を賑やかに…しにゃいと…

こうして寝子の依頼を終えた

寝子

人間の言葉を話すのは…疲れる…

うちは少し休む

しばらくしてから、また手伝ってもらうかもしれにゃい…

その時も、またここに来てほしいにゃ…

近くに悦子さんを発見

悦子

今回の依頼だけど、協会の難易度審査に絶対問題あるでしょ…

悦子

あっ、君か

大祐はあの、喋る猫の「寝子」に気を取られているようで、ここでもう少し調査していきたいとしつこく言ってるよ

大祐のやつ、目を離すと何かバカなことをするかもしれないから…私もしばらくここにいることにしたの

ここで少しサボれると思った悦子さん

悦子

嫌いというわけではないんだけど、単純に興味を持っていないだけ

この島に来たのは、協会から任された探索依頼をこなすためだから

依頼以外のことに、私は興味を持っていないの

私から言わせてもらうと、依頼を遂行する時に、それ以外のことに興味を持ったら、別の問題を起こすかもしれない…

プロの冒険者にとって、依頼を遂行する時に別の問題を起こすのは…いいことではないからね

悦子

ふふ、確かに、だからここでサボれるのよ

依頼を遂行するという名目で

そうでなければ、ここでダラダラすることなんてできないよ

でも正直、この場所には気になる点がまだたくさんある

気になるポイントを挙げる悦子さん

悦子

なんだか、このセイライ島には、私たちの知らない秘密がまだたくさんあると思うの

でも…ふふ、自分で探し出す気もないよ

協会に戻ったら、報告書を書いて、セイライ島の探索計画の立案は協会に任せるつもりよ

その時まで…私はここでサボってるから

稲妻城へ

茅葺一慶

よっ!そこの異郷人、戦闘に興味はないか?

茅葺一慶

それはよかった、俺の見る目に間違いはなかったようだな

百人一揆を開催している連中がいると言う茅葺さん

茅葺一慶

いやいや、百人一揆だ

百人一首ってなんだよ…

かつて、天狗たちを模倣した「天狗党人」の中に、ある伝統的な儀式があった

簡単に言うと、それは――

不景気な時、心が落ち込んでいる時、何か喜ばしいことが起こった時、もしくは単純に暇を感じた時…

爽快な戦いを通して、慶祝をしたり、不運を取り除いたりする

茅葺一慶

確かに、よく考えるとそうだな…

とにかく、場所を変えて話そう

ここは人が多すぎるから話しにくい…

到着

茅葺一慶

この怪しそうな扉の中に入れば、百人一揆の会場だ

茅葺一慶

「天狗党」はとっくに公序良俗に反するという理由で禁じられていたが、時折こうして秘密裏に百人一揆の乱闘大会を開催している

世界各地から魔物や冒険者や戦士たちが引き付けられると言う茅葺さん

茅葺一慶

君も志を共にした仲間や戦友と参戦してみるといい

なんと言っても「百人」だから、人が多いほどいいだろう

四方を旅する冒険者の君なら、一緒に参加してくれる友達もいるだろ

茅葺一慶

俺か?俺は傍観者の身分で、君を応援するよ

夢は面白い格闘系小説を書く事だと言う茅葺さん

茅葺一慶

そして、君こそが格闘場で最も輝く星だと、俺の直感が教えてくれた

茅葺一慶

小説の名前も考えてある

『百人一揆――最強武道大会編』

いつの日か八重堂でこの本を見かけたら、金髪異邦戦士の登場をぜひ確認してみてくれ

茅葺一慶

期待してるぞ

こうしてルイは百人一揆で更に腕を磨く事にした

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