原神 第272話 腐植の剣
アルベドの研究所を後にしたルイとパイモンは
山の麓の拠点にてスクロースと再会する
そしてスクロースの依頼を受け
アルベドの秘密を調査する事となった
登場人物
ルイ | パイモン |
アルベド |
腐植の剣
研究所へ
おや?
キミたち何しに戻ってきたんだい?
道に迷ったのかな?
ん?
秘密?
なに言ってるんだと思ったパイモンさん
なんで全部言っちゃうんだよ!
そうかもしれないけど…
丁度頼み事があったと言うアルベドさん
これを受け取ってほしい
なんだこれ?
剣を出すアルベド
剣はボクが打ったものではない
だが、先ほどそれに錬金術を施した
試してみたくないかい?
ボクの研究によると、それは特殊な剣で、キミにしか扱えないだろう
そしてボクは今、その剣のデータが必要なんだ
キミにそれを使ってたくさん戦ってほしい
こいつにしか使えない剣って、どういうことだ?
その剣にはある種の呪いがかかっていると言うアルベドさん
普通の人には扱えないが、キミは違う
つまり、この剣の呪いは唯一キミにだけ害を与えない
だから、キミ以外にボクを手伝える人はいないってことさ
無駄話はこれくらいにして、この近くで怪物を探してくれるかい
使えば分かる
こうして腐植の剣を手に魔物と戦ってみる事に
あれはどうだ?
パイモンさんに心配されつつ戦闘
すると突然宝盗団が登場
さっさとあれを寄こせ
盗人め!
こんな寒いところにも宝盗団っているのか?
うるせぇ!
寄こせ!
こうして宝盗団と戦闘
そして撃破
来るのが早いと言うアルベドさん
アルベドさんが盗みを?
まさか
あいつらが言ってたのはこの剣のことみたいだなとシリアスな表情で推理するパイモンさん
訝し気ルイの図
なんて目で見るんだ
このボクが剣を盗むはずがないだろう
経緯を語るアルベドさん
この剣はその中にあったんだよ
誰も取りに来ず、どこから来たのかも不明
ずっと倉庫に放置されていた
倉庫に荷物を取りに行った時、偶然この剣にボクが気づいてね
まあ、こんな古い剣、錬金術の材料にする以外、使い道はないんだけど
押収された物を自分のものだって言ってたのかと言うパイモンさん
その剣を持ち出したと?
ああ、この剣を使って実験しようと思ってね
ただ、調査していくうちに、これの本当の来歴を知ってしまったのだよ
この剣はある鍛冶職人が作った伝説の魔剣だと言うアルベドさん
鍛冶職人はこれを完成させたすぐ後に失踪し、剣も行方知らずになっていた
押収物の中に混ざっていたことから、恐らく宝盗団に盗まれ、ずっとそのままだったんだろう
失踪は怖いと思ったパイモンさん
そうだ
「ドゥリン」と雪山の話を知っているか確認アルベドさん
「ドゥリン」
つまり数百年前に「風神バルバトス」と「トワリン」が共に倒した、モンドの脅威だった黒龍のことだ
激戦の末、打ち負かされたドゥリンは空から落ち、真っ白い雪の中に打ちつけられた
まだまだモンドにも知らない伝説があるんだな…
雪山に積もる雪が一年中溶けないのは、実に奇妙なことだ
ドゥリンがここに落ちたのは、偶然か、はたまた必然か?
アルベドが必然と言いたげに聞こえたパイモンさん
雪山を墓場に選んだのは、氷の力でドゥリンの毒を封印するためだったのかもしれないね
バルバトスのような神なら、そんな方法を思いつくだろう
吟遊野郎はそんなにすごいのかと思ったシリアスパイモンさん
これはただのボクの推測だ
だが、この雪山とドゥリンが深く関係していることは確信している
そして、キミの手の中にある剣は、ドゥリンの亡骸が材料として使われている
そうすれば、ドゥリンの穢れと毒が剣の中に溶け込み、その力の源になるんだよ
これは非常に高等な技術だ
鍛冶職人は完成後、きっと喜んで自分の手でその斬れ味を試しただろう
彼がこの剣を使えば、穢れた力は柄を通ってその体に入り込む
それは常人では抗えない力だ
呪いにより精神錯乱に陥った鍛冶職人は、辺りを彷徨い、もしかしたらその身に何かが起こったのかもしれないね
引いてしまったパイモンさん
トワリンの涙を浄化したキミは、類稀なる力を持っている
そんな力を持ったキミなら、穢れと毒に浸食されることなく、その危険性も排除できるだろう
そのため、この剣はキミにしか扱えないってわけだ
あぁ!
剣が光ってる事に気付いたパイモンさん
これはまさに実験開始の合図だね
この剣はまだ弱い
だが、これには力を吸収し、どんどん強くなる能力が秘められている
ある意味「生き物」だと言うアルベドさん
旅人よ
これを持って冒険してくれるかい
これを成長させてほしい
近いうちに、全ての推測が検証されるだろう
白亜と黒龍 第一幕
腐植の剣
任務完了