原神 第287話 人の海の秘書
人間として生きるべきか
仙人として生きるべきか
甘雨の葛藤は続く
そして魈の修行を終えた甘雨は
一旦璃月港へ帰る事に
登場人物
| ルイ
| パイモン
|
| 甘雨
| 天おじ
|
「天枢」
璃月港に到着してますます気が重くなった雰囲気の甘雨さん
まさか帰るなんて言わないよな？
…そうですね
それではお二人にあまりにも失礼ですし
ずっと山を眺めていたのでまずは海が見たいと言う甘雨さん
港口周辺に向かいましょう
埠頭付近へ
見慣れた港口、そして波の音…
懐かしい海風のにおい…
仕事が忙しすぎて長らく来る事ができていなかったと言う甘雨さん
確かに、いつも残業してたみたいだしな
ええ、ここにいた時のことを思い返すと、いつも一人で机と向き合い、書類の処理をしていました…
絶雲の間の修行と似たようなものです
すると天おじが話しかけて来た
ははは…まさかこんなところでお会いできるとは
いつも忙しそうにしているのに
天おじが「甘雨お姉様」と呼んだ事に戸惑いパイモンさん
悪ノリしないでください…
コホン…紹介がまだでした
こちらは天おじ
身分は…
問題ない
教えてやってください
璃月の恩人だからな
正式に挨拶をせねば
…天おじは「璃月七星」の「天枢」です
天おじの図
シー…身分については、どうか内密に
この港口で釣りや散歩するのがわしの最大の楽しみだ
その時、槍を持った兵士に後ろから着いてきてほしくない
ほとんどの人は物忘れのひどい口うるさい老人だと思っていると語る天おじ
ご謙遜を
天おじはお年を召されていますが、人望が厚く代わりになる者がいないほどです
ハハハハ…
甘雨お姉様にそう言ってもらえると、ここ数十年の頑張りも無駄じゃなかったようだ
天おじ…
あなたの今の立場では、私のことを「甘雨お姉様」と呼ばない方が…
おぉ、すまん
年少からの癖が抜けて無くてな
「七星」になったばかりの頃甘雨に世話になったと言う天おじ
そんな
「七星」の秘書として当然のことをしたまでです
「秘書」と言えば…はあ
どう話せばいいか
甘雨お姉様、わしの娘の慧心を知っておるな
あやつが最近…
何か困っているようなんだ
はい、月海亭の慧心は私の後輩です
何か手伝えることはありますか？
いや、詳しいことはわしも知らぬのだ
どうやら、わしに手出ししてほしくないようでな
月海亭に行って、様子を見てきてくれませんか
快く応じる甘雨さん
こうして
月海亭の慧心に会いに行く事に
