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原神 第336話 胡桃
無妄の丘で偶然出会った往生堂の胡桃
胡桃は旅人に
往生堂と冒険者協会の商談における仲人役になって欲しいと言う
生き別れた兄妹の手がかりを掴む為
胡桃とともに璃月港へ向かう事になった
登場人物
ルイ
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パイモン
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胡桃
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孟
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嵐姉
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往生堂
璃月港へ
璃月冒険者協会
あら、またあなた?
そちらの商売には興味がないと言ったはずだけど
まあまあ、そうすぐ結論付けないでくださいよ
見てください
あなたたち冒険者協会の中には、私のことを深く認めてくれている人もいるんですから!
前回、そちらと話し合った後にもっとお得なプランを作ったんです
たとえば、往生堂は冒険者協会からの要請を優先的に処理するっていうのはどうでしょう?
さらに、最初のお客さんには特製の箱を100個おまけしてあげます
営業スマイル
その…
私の考えを全く分かってないようね
分かってますって
お金の話でしょ
けど、私たち往生堂が出してる条件は十分魅力的なものだと思いますよ?
ほら、外での冒険には危険が付き物じゃないですか
「雨が降り出す前に戸や窓の修繕を行う」っていうでしょ
つまりそういうことです
そんな話は聞いた事が無いと言う嵐姉さん
それに準備するっていうなら、冒険を安全に進めるためのものを備えるべきだと思うけど?
これ以上は時間の無駄みたいね
私も忙しいの
粘る胡桃さん
堂主!もうやめましょう
これ以上やるとまた千岩軍が来ますよ
往生堂のサービスを売りつけていると思ったパイモンさん
はあ、一旦往生堂に帰るしかないか
ふん、こんなチャンスを棒に振るなんて
あとになって困るのはあの人たちなのに
現実から目を背けてどうするんだろう
遅かれ早かれいずれやってくることなのにね
往生堂へ
はあ、こうなったらいつもの手段を使うしかないか
孟、あなたに任せてた広告はできた?
あ…すみません
まだ半分しかできてないです
でもこんなおかしな宣伝のやり方、本当に役に立ちます?
絶対に効果があるから安心して
これは往生堂に代々伝わる方法なんだから
まず必要としているお客さんが、往生堂の門前に置かれた何も書かれていない木札を手に取り、そこに依頼内容を書いた後、門の隙間から堂内へと入れる
その内容を見た私が、訃報だろうと、火葬だろうと、葬儀だろうとお客さんの要望通り満足させる
まあ、面倒な方法ではあるよ…
あっちこっち走り回ることにもなるし
けど、一度にまとめて焼ければ…
木札に広告らしき文字が一切ない点を心配している孟さん
いい?商売っていうのは時代に沿って変えていくものなの!
往生堂だってそう
もし客層を広げずに過ごしていたら、どんどん顧客を減らすことになっちゃう
業務先を開拓していくのも、とても大事な仕事よ
私が堂主になってからは、往生堂のために色々な方法を試してきたんだから
過去に他の店と同じようにチラシを貼ったら千岩軍に剥されたエピソードを語る胡桃さん
「臨死一日体験」を開催しても、誰も来なかったし
ヤレヤレパイモンさん
最後の最後で、やっぱり代々伝わる方法が一番良いって気付いたの
これこそが歴代堂主の知恵ってやつだね!
今はいろんなところに話を持ち掛けて、提携先を探してる途中ってわけ
さっきの冒険者協会のようにね!
つまり「業務開拓」を行ってるの
別の方法がいいなら、木札に「1個買ったら、もう1個おまけ」って言葉を書くとかどう?
へへ、それはもちろん
丈夫な「もう一つの家」だよ
すぐに使う予定がなくても大丈夫
往生堂の品物は質に自信があるからね
まず先に壊れるなんてことはない
孟に広告の準備を促す胡桃さん
けど、やっぱり俺…
ああ、分かった!割引が足りないと思ってるんでしょ?
そうでしょ?
確かに、冒険者協会は新規のお客さんだから、多めに割引したけど
うん、昔からのお客さんにも同じように誠意を見せないとね
うんうん
ルイとパイモンは新入り扱いの胡桃さん