原神 第371話 翠珏石
玉京台にて
璃月における一連の事件を解決した事の感謝として
ピンばあやから贈り物を用意している事を告げられる
その贈り物を完成させるために必要な材料「翠珏石」を探す為
仙人で法律家の「煙緋」と共に行動する事になった
登場人物
| ルイ
| パイモン
|
| ピンばあや
| 煙緋
|
| クロッサル【初】
| シコウ【初】
|
クロッサル
活発な煙緋さんと出発
クロッサルの所へ
クロッサルさん、商売は上手くいっているか？
えぇ、煙緋さんのおかげで順調です
先日は助かりました
今日は何のご用で？
小さな手助けをしたまでだ
それよりも、少し前に翠珏石を使ってかんざしを作ると言っていたが、それはどうなった？
そ、そのことですか…
はい、確かに翠珏石を少し仕入れて、かんざしにしました
煙緋さんは…かんざしにご興味が？
申し訳ないのですが、あの髪飾りは今シコウさんという女性に貸しています
もしご覧になりたいのであれば、少々待っていただく必要が
希少な鉱石で作ったものを貸し出すなんてと思ったパイモンさん
それは心配いりません
貸し出す時に、シコウさんと契約を交わしましたので
もし紛失や損傷によりこちらが害を被った場合、商品の値段を支払ってもらうことになっています
翠珏石が偽物であった場合商品の10倍の値段を支払う約束をしたと言うクロッサルさん
本物であることへの絶対の自信
10倍の支払いを約束するとは…なかなか肝がある
当然です
きちんと両者が安心できるようにしなければ、それにこの契約なら、私と彼女共に利があり公平です
では、シコウさんの居場所は分かるか？
彼女を訊ねて、かんざしを見てみたい
シコウさんの住所を教えてもらう
感謝する、クロッサルさん
では、私たちはシコウさんを探しにいこう
シコウさんがいる場所は、マップに記しておきました
彼女を探したいのならお早めに
そして頭を抱えている雰囲気の人を発見
一体…どうすれば…
シコウさんを発見
突然すまない、私たちはシコウさんがクロッサルさんからかんざしを借りていると聞いて、ここに来たんだ
そのかんざしに興味がある
見せてはくれないか？
その、かんざしは…
今お見せできません…
えっと…うっかり失くしてしまいまして
きちんと持っていたはずなのに、髪にもつけていなかったのに、一体いつどこで…
このかんざしを借りるため、すでに多額のお金を使っています
もし弁償することになったら私…
そんなお金は…
私の家は鉱石を扱う商売をしているのですが…
層岩巨淵が封鎖されてからは、商売も上手くいっておらず…
すでに支払いをいただいた商品の発注書が溜まってしまっていて、それを準備するために他の鉱石商から商品を仕入れる必要があったのです
数日後に鉱石商が一堂に会する宴会があると言うシコウさん
あのかんざしを借りたのは、その…見くびられないためにも、ある程度の風格を保ちたかったからなのです
しかし、そのかんざしを失くしてしまっては…
ああ、どうしましょう…
よく見る展開になってきたと感じたパイモンさん
えっ、手伝ってくれるのですか？
冒険者協会にも依頼したのですが、未だ音沙汰なく…
ちょっと待った、探すのはまだ
シコウさん、契約書を見せてはくれないか？
契約書ですか？
分かりました
ずっと持っていたので…はい、これです
契約書を確認煙緋さん
でも、両方上手く行く方法はないのかな…
なるほど、契約書は見終わった
細かい条件まで明確に記載されている
契約に則り、シコウさんは確かに髪飾りの金額を弁償する必要があるな
それに契約書には、弁償額は市場の価格を参考にするとも…
翠珏石の希少価値から弁償額は多大な額になると見ている煙緋さん
も、もっと…ですか…
…でもそれは、かんざしに使っている鉱石が翠珏石であることが前提条件
かんざしはもう失くなってるんだし、どうやって石を判別するんだよ？
どう考えても、そのかんざしを見つけるしか…
だがかんざしを見つけたら、弁償する必要はなくなり、石が本物かどうか調べる必要もなくなる
かんざしを見つけたら弁償する必要はなくなり石が本物かどうかも調べる必要がなくなると言う煙緋さん
やはり…面倒はかけられません
かんざしを失くしたのは私ですから、契約通りに弁償を…
いくらだろうと、払います…
私の家は商人の一族です
「契約精神」に従わないでどうするというのでしょう
クロッサルさんに弁償額を相談に行く事を考えるシコウさん
ふむ…確かに、それも法律に則ったやり方だ
しかしその前に、かんざしに関する問題が残っている
シコウさん、もう少しお待ちを
一番最初にそのかんざしに触れた時、どんな感じだったか教えてくれないか？
一番最初に触った時ですか？
えっと…たしか、かんざしには鉱石が嵌めてあって、上品な玉石と同じよう触り心地が良かったです…
私の家でも玉石は取り扱っているので、見間違えることはありません
触り心地が良い…上品な玉石…
なんでもない、ただ少し再調査すべきことができた
ひとまず、クロッサルさんのところに戻ろう
シコウさんと共にクロッサルさんの所へ
煙緋さん、どうしてまたここに？
おや、シコウさんまで
どうでしたかあのかんざしは
中々の物だったでしょう？
憤慨するクロッサルさん
ごめんなさい、ごめんなさい！
本当にごめんなさい
ちゃんと契約通りに弁償しますので
弁償？どれだけの手間をかけてあの翠珏石を仕入れたと思ってるんですか！
はぁ…もういいです
これ以上言っても仕方がない
ちょうど煙緋さんもいますので、弁償額を見積もってもらいましょう
問題ない
だがその前に、市場に行って調査がしたい
それから…一つ質問がある
かんざしに使われた翠珏石が本物だったかを確認
当然です、正真正銘の翠珏石で作られたかんざしです
偽物でしたら、10倍の額を支払います！
分かった
では先に市場で調査をするから、帰ってきた後に弁償額を見積ろう
クロッサルさん、ここで待っててほしい
弁償金はしっかり支払ってもらいたいクロッサルさん
どうやら、お金を集める方法を考えなければなりません…
シコウさんに少し話したいことがあると言う煙緋さん
ここでは言えないので、うん…どこか落ち着ける場所で話そう
こうして場所を変えてシコウさんと話す事に
