原神 第385話 ローレンス家の礼儀作法

原神 第385話 ローレンス家の礼儀作法

望風山地にてエウルアと出会う事が出来たルイとパイモンは

エウルアからローレンス家の礼儀作法を学ぶ

登場人物

ルイ

パイモン

エウルア

ノーマン【初】

ライノ【初】

ランドール【初】

ローレンス家の礼儀作法

モンド城

エウルアの所へ

エウルア

やっと来たわね

じゃあさっそく、1つ目の礼儀作法の授業に入るわよ…

エウルア

まだそのことを言っているの

君たちって私以上に気にするタイプなのね

今はまだ復讐をするような気分じゃないと言うエウルアさん

エウルア

私は心の中に山ほどの恨みつらみを抱えているわ

復讐するにしても、しっかり順番通りにやっていかないと

復讐は遠い先になりそうな雰囲気のエウルアさん

エウルア

それはダメよ、考えが甘すぎるわ

私の手柄を横取りしたり、悪者扱いしたり、伯父を疑ったり、どれも恨むには十分な理由だと思わない?

エウルア

そんなに心配しないでちょうだい

少なくとも調査の一件では何もしないから

私はそこら辺に関する区切りはしっかりできているつもり

もし伯父が何もやっていないのなら、調査をしてもなんの問題もない

伯父が何かしていたら罰を受けるべきと考えるエウルアさん

エウルア

これが私の考え

納得した?

エウルア

よし、じゃあ、授業に戻るわね

貴族は2つの礼儀作法を重視するの…

それが言葉遣いと所作よ

エウルア

まずは言葉遣いから

日常生活であろうとも、貴族は独特な話し方をするの

実演パイモンさん

エウルア

全然違うわ

それにおかしい

エウルア

だって面倒じゃない

どれほど面倒かは、今からやるお手本を見たら分かってくれると思うわ

うーん…そうね

友達と挨拶する時の場面をやるわね

コホンッ…

エウルア

これは朝、友達に会った時に使う言葉よ

それも身分が同じくらいの相手にね

朝露とは珍しくないもの、つまり友情は価値で測るべきではないという意味よ

また互いの交友は淡き水のようにという意味も含まれているわ

エウルア

もっと気をつけるべきなのは、この言葉を親友に言うと、怒らせてしまうところね

エウルア

確かに「親愛なる友」だけど…そうね、こう言ったら分かるかしら

この言葉はローレンス家では仲が良くも悪くもない友に対して使う言葉なの

貴族は面子を重んずるもの

普通の友達に「仲が良くも悪くもない友達」と明言してしまうより

「親愛なる友」と言った方が面子を保てるのよ

エウルア

だから、本当に仲の良い友達に「親愛なる友」なんて言葉を使ったら、わざと疎外感を出しているのかと勘違いされるわ

エウルア

これはまだ第1歩よ

挨拶をした後が本番…

もう十分だと思ったストップパイモンさん

エウルア

それは…

誰かと会話してくれると言うエウルアさん

ノーマン

あんた…ローレンス家のエウルアだろ?

なんか嫌な予感がするんだが…

エウルア

ゴホンッ…忙しき者よ、暫し立ち止まるがいい

高貴なるローレンス家から、大切な話がある

厳粛に跪き、えっと…

エウルア

最上位の誠意を持ってして貴族の栄光を受け入れよ

ノーマン

突然、意味の分からないことを言い出して、なんなんだ?

エウルア

…えっと、待って

こういう状況になった時、家訓ではどうしろってあったっけ…えーっと…

エウルア

「争いが起きた時、一族の名声と尊厳を最優先すべき」

そうそう、これだわ

ゴホンッ、庶民としてモンドに生を賜ったこと、敬意を払うべきだが、如何にしてそのような戯言を?

ローレンス家の人間はみんな頭がおかしいのかと思ったノーマンさん

ノーマン

ローレンス家が支配する時代はもう終わったんだ

何をしようと知ったことじゃない

どっか行ってくれ

ノーマン

だとしてもだ

何をしようと俺は関わり合いたくない

ローレンス家の人間位は、何も言うことはないからな

それと一つ忠告だ

モンドにいるのなら、ローレンス家の人間にはあまり近づかない方がいい

他に用がないのなら、俺はもう行く

このまま好き放題言われたら、俺の堪忍袋の緒も切れそうだ

立ち去るノーマンさん

エウルア

大丈夫、だいたい予想はしてたから

他の人をあたってみましょう

次の人の所へ

エウルア

コホンッ、憔悴する者よ、高貴なるローレンス家から、大切な話がある

厳粛に跪き、最上位の誠意を持ってして貴族の栄光を受け入れよ

反応がないライノさん

エウルア

あれ、どうして反応がないの?

…礼儀作法では、これを言った後に相手が片膝をつけるのを待って、それから背筋を伸ばして見下ろしながら次の言葉を言うってあるのに

つぶやき多めエウルアさん

ライノ

……

エウルア

まあ、いいわ

面倒だし、膝をつかなくても結構よ

このまま次の言葉を言うから、えっと、ここはまず

「無礼者」を挟んだ方がいいかしら…

口を開いたライノさん

ライノ

ローレンス家の人間に言うことは何もない

エウルア

そうね、どうやらこちらの言葉に耳を貸す気はないみたい

一人であれこれ言っても意味はないから、他の人を探しましょう

無礼を働いたことは忘れないエウルアさん

ライノ

何を考えてるのか全然分からない

君たちも彼女から離れた方がいい

次の人へ

エウルア

勤苦なる者よ…

ランドール

もうやめてくれ、さっきまでのも全部聞こえてたよ

無駄な時間を使わせないでくれ

俺もみんなと同じ意見だ、何も言うことはない

まったく…こんな雰囲気だってのに、まだ気付かないのか…

悪気はない事を伝えるパイモンさん

ランドール

はぁ、もちろん彼女が西風騎士なのは知ってる

騎士団も見誤ることはないだろう

しかし「ローレンス」という名前だけは、何があっても消えない傷なんだ

そのローレンスの末裔が、今もなおモンドを支配し、旧貴族の制度を奪還しようと企んでいる

誰もが知っていることだ

静かに話を聞くエウルアさん

エウルア

君の言うことも、うん、一理あるわね

でも、このような扱いを受けたこと忘れないから!

ランドール

な、なんだ!?

やるってのか?

言っておくが、腕っ節じゃ勝てなくても、騎士団に報告することくらいはできるからな!

エウルアに考えを理解して欲しかったランドールさん

ランドール

それと、これ以上不快な思いをしたくないなら、こんなことはさっさとやめた方がいい

エウルア

そう、わかったわ

彼のことは放っておいて、行きましょう

ランドール

はぁ…

エウルア

大丈夫、いつものことよ

他をあたりましょう

ローレンス家の事がどう思われているかを理解したパイモンさん

エウルア

あははっ、仕方ないのよ

有名な悪者だもの

3歳の子供だってあの話を知っているくらいなんだから、あたりがきついのも当然よ

エウルア

心配しないで、普段は西風騎士として扱われているから、多少なりとも会話はできているわ

今日は、貴族の話し方をしたからあんな反応になったんでしょう

私を信じて、本当に大丈夫だから

エウルア

仕方ないの

過ちを犯した人はこうなるのがさだめ

罪人は罰せられるのがこの世の道理

でも大きな過ちを犯して、償いきれない場合は?

償うべき罪は伝承して今は私の肩にかかっていると言うエウルアさん

エウルア

身をもって償った一族の先祖たちと比べたら、日常生活を送る資格がある私は、十分満たされているわ

エウルア

そう言われるとそうね

ふんっ、このことはしっかり覚えておくわ

いつかまとめて清算させてもらうから

さあ、これ以上の詮索はなしにしましょう

私が好きにやっていることだから

さっきはあまり勉強にならなかったから結局他の人を探そうとするエウルアさん

確認パイモンさん

これで半分はマスターしたと言うエウルアさん

エウルア

言葉遣いに関しては、貴族の美学に由来するもの、つまり感性によるものね

しかし、所作に関しては、何度も特訓することが必要不可欠

効率的な特訓方法の為ドラゴンスパインへ行くと言うエウルアさん

こうしてエウルアから作法を学ぶため

ドラゴンスパインへ向かう

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