原神 第427話 万国商会
稲妻滞在手続きを進めるルイとパイモン
そして遠国監察にて
滞在手続手数料200万モラを要求される
しかしトーマによって600モラへの値切りが成功し
無事に滞在手続を終えた…
登場人物
ルイ | パイモン |
トーマ | 西西【初】 |
久利須【初】 |
久利須
手続きを終えた一行
200万が600って…稲妻人の金銭感覚、おかしすぎだろ!
何となく笑っとくトーマさんの図
そんなに驚くことじゃない
「手続料」自体が私的な要望なんだ
遠国監察では、手続料をいくら取ろうとも最後はすべて監察官の懐に入る
それが多いか少ないかってだけで、それ以外は重要じゃない
もし、不幸にもここに滞在することになった外国の富豪商人が現れれば…
そう、そんな時に現地の友達がいることの重要性、君たちにも分かるよね
ああ、異郷の客人が鎖国中の稲妻に訪れているんだ
仕方ないと思うのが普通だろう
外国の商人ができることは、「仲間同士で助け合う」ことが関の山
これが離島にある「万国商会」が発足した由来でもあるんだ
そうだ
商会は利益のため以外にも、組織の取り組みや管理などで稲妻に住む外国人の支援も行っている
商売の道と生存の道、その両方を担っている商会だ
それが君たちの目的か
なるほど、君の立場を考えれば、確かにそれは「遠い」目標だろう
雷電将軍は、唯一無二なる高貴な存在
すべての生物が見上げるべき神なんだから
……
午後の散歩中にでも雷電将軍とばったり会えるかもと言うトーマさん
分かった
率直に言おう
君たちを雷電将軍のところまで導くすべはある
離島の顔役にそんな権力があったなんて!
ハハッ、持てるすべてのコネを使えばなんとかなる
だがその前に…
権力というのも、高く売り買いされているものだ
言っている意味が分かるかな?
ハハハッ、オレの言う売り買いは、モラを払うことなんかじゃない
それどころか、対価を払う必要すらないんだ
ただ…望むものを手にしたいのなら、人々の問題を解決してもらいたい
全ての人が幸せになる方法を探すのがモットーなトーマさん
おまえ、自分が人に恩を売りたいだけだろ!
おっと…なんだか君たちから悪者でも見るような視線を感じるが…
まあ、それは一旦置いておこう
状況を説明しよう
さっきも言った通り、万国商会の会員はかねてより生き残りの厳しい状況に陥っている
最近はそれがますます加速しているんだ
君たちに何かできないか様子を見て来てほしい
商会の会長は久利須という
オレの友達だ
オレはここで君たちからの吉報を待ってるよ
久利須さんを探す
…ふぁ~…ん?
何か?
ここは「万国商会」だよ
……
…ん?何か用?
うーん…以前の「万国商会」は、異国の商人たちが集う場所だったよ
皆で話し合いをしたり、商売の情報を交換し合ったり、賑やかだった
この1年くらいで変わったのかな
今は…鎖国が原因で、稲妻に来る外国の商人がどんどん減ってきちゃってね
この通り、ほとんど人がいない
手助けが必要な商人は、みんな久利須会長に直接会いに行くからね
久利須会長はすごく頼れる人だよ!
離島にいる外国人もみんな会長のことを頼りにしてるの
会長は稲妻で長いこと生活してるから、他の人が知らないルートもたくさん知ってる…
喋り過ぎた西西さん
まあ…とにかく、商人じゃなくても、何かあったら会長を頼って
外にいる以上、みんな助け合わないといけない…
それが会長の考えなの
あなたのような異国の人がもし困っていたら、会長はきっと助けてくれるよ
色々話してくれてありがとう!
万国商会の入口に立っている人を発見
おや、万国商会に助けを求めに来たのですか?
もしや…遠国監察にモラを?
それならよかったです
…来てそうそう財産をすべて失うことにならないよう気を付けてくださいね
至る所に困難があり過ぎて慣れてしまったと言う久利須さん
問題の根源は鎖国令ではありません
活動範囲が制限されるとはいえ、それでもそこそこやっていけました
実際に我々外国の商人を搾取しているのは…
勘定奉行にいる強欲なヤツらのことを語る久利須さん
三奉行の中で離島を管理してる奉行のことだよな
はい
高額な税金徴収や不条理な規則
それだけならまだよかったのですが…
一番ひどいのはここ最近、新たに税収法令が出されたことです
上納する税金がモラから「晶化骨髄」という物に変わりました
鉱石かな
その法令が出されるまで、商会にいるほとんどの商人が、そんな物を耳にしたことはありませんでした
最終的に、璃月から来た年配の商人がそれを知っていました
それは、彼が若い頃にスネージナヤへと運送したことのある一種の材料でした
皆さん嫌々ながらも、各地でその「晶化骨髄」を探して税金として納めたのです
しかし、それはその場しのぎでしかありませんでした
上納する税金の要求が大きくなるにつれ、「晶化骨髄」の値段が益々上がっていったのです…
そして最後には、ある一人の商人の手にのみ残り、他では買えない代物となりました…
独占だと思ったパイモンさん
お詳しいんですね
その商人は値段をずっと上げ続けました
我々も法令の圧力から、それを買うしかなく…
そのような悪循環が続いた結果、今や税金の値段が我々の利益をも超えようとしています…
このままでは…
勘定奉行と法令について相談しようと試みたのですが…
雷鳴轟くこの国で、窮地に立たされた商人の声など誰が聞くというのでしょう…
故郷のフォンテーヌを懐かしむ久利須さん
そんなんじゃ生きていけないだろ
ルイ、おまえはどう思う?
あの商人ですか…
以前は彼とも交流があったのですが、その後は我々との関係も途絶えてしまいました
彼の商品の供給元がどこなのかも分かりません…
たしかに怪しいな
そいつを探す方法はないか?
なにか情報を聞き出せないか、オイラたちが探ってきてやるよ
おぉ~!
それは有り難い申し出
あなた方は外国から島に上陸したばかり
それに商会の者でもありません
彼もそこまで警戒はしないでしょう
商人の待ち合わせ場所について語る久利須さん
オイラたちに任せろ!
本当になんとお礼を申せばいいか
もしこの国で居場所がなくなってしまった際には、ぜひ我々「万国商会」へお越しください