原神 第432話 木漏茶屋
離島脱出に成功したルイとパイモン
トーマに会うために
鳴神島の「木漏茶屋」を目指す
登場人物
ルイ | パイモン |
安藤【初】 | 奈々子【初】 |
平八【初】 | ラムゼイ【初】 |
梢【初】 | 太郎丸【初】 |
トーマ |
木漏茶屋
そこの者、待て
検査に協力してくれ
怪しい者ではありませんが
あっ、怪しい者とは言ってない
ただの定期検査だ
公務に協力し、身分証明を見せてくれ
身分証明できるものはないですけど、パイモンならいます
少し驚かせてしまったの図
お前の仲間か?
なんとかパイモンで身分証明は手打ちって事で
じゃあこのパ、パイモンってやつも身分証明が必要だ
更に見知らぬ土地を彷徨う
えっ、あなたも師匠を笑いに来たのですか?
師匠とは…?
私は「明鏡止水流」の門下生で、師匠は土門です
師匠はかつて「神の目」を所持していた凄腕の剣客で、いつかは世界一になる予定でした!
目狩り令のせいで、神の目を失った師匠はおかしくなってしまいました
どうすればいいのでしょう…
喪失感だろうか
私がまだ幼い頃、海賊に両親を殺され、私自身も危機一髪という状態でした
師匠が助けてくれなかったら、私はとっくに死んでいたのです
師匠は私の命の恩人
だから私も、大変な状況に陥っている師匠を助けたい…
笑えるわけがない!
更に彷徨う
見てるんじゃねぇ!
誰だお前?
俺を睨んで何がしたいんだ?
不味いお茶は不味い
あーあ、不味すぎるぜ
まるでカラスのよだれみたいだ
お茶は不味いし、景色も平凡
稲妻の店なのに外国人がウロチョロしてる
これでよく上流の人間しか接待しない高貴な場所と称えたな…
フン、俺に言わせれば、ただのみすぼらしい草屋だ
用事がなかったら、こんなところに来ねぇよ
そうだ
お前らみたいな外国人が呑気に遊んで、面倒ごとを起こすからだ
あそこのスネージナヤ人を見ろよ
毎日のようにダラダラと、あちこち聞き込みなんかして、稲妻から離れないんだ
もしあいつがこのオンボロ茶屋から出てってくれたら、俺はとっくに…
なんでお前にこんなことを喋らないといけないんだ
そもそもお前は誰だ?
何か悪だくみでもするんなら、この俺に気を付けろよ
俺の邪魔をしたら、ただじゃおかないからな
その近くに人を発見
こんにちは
君も旅行で稲妻に来た外国人?
この時期に来るなんて珍しいね
俺はスネージナヤから来た商人
最近、稲妻に療養しに来たんだ
何せ稲妻の気候は温暖で湿度が高く、スネージナヤに比べるとかなり住みやすい
商売の方は順調?
最初は順調だった
外国からの新鮮な商品はどこに行っても人気だからね
その後、幕府が神の目を強引に奪ったため、珊瑚宮に抵抗軍が生まれた
戦争が始まると、自然と経営が悪化してしまった
このままじゃあダメだ
こんな環境じゃあ、健全な商売環境が成立する訳がない
こんなことをした幕府は、自分の身を削ったも同然だ…
今は時期が悪いけど、稲妻の気候は本当に過ごしやすい
「木漏茶屋」は安全面もしっかりしているから、帰ろうとは思ってないよ
ハハハ
木漏茶屋にはよく来る?
「木漏茶屋」は高貴で優雅
景色も素晴らしいし、客を細かく選別してくれる
休憩するのに最高な場所だよ
一番気に入っている娯楽を語るラムゼイさん
ただ、最近は誰かに監視されてる感じがするんだ
なんだかゾワッとする…
でも「木漏茶屋」だから、きっと問題ないよな…
そんな安心と信頼の木漏茶屋へ
入ろうとすると店員さんに止められる
オイラたち一般の客じゃなくて…
海外から密航してこちらに亡命してきた特殊な客ですね
その恰好を見れば分かります
って違う、オイラたちはそんなんじゃ…
社奉行の印章、トーマさんですか…
お二方は普通の身分ではないようですね
こうして迎え入れられたの図
久しぶりに招待状を手に入れてくる方にお会いできました
お二方がうまくいきますよう祈っております
するとカウンターの犬が喋り出す
犬がしゃべった!
フンフンフン…
驚くことはない
オレのこの状態を見るのは初めてだったかな?
ふむ…璃月ではこのようなものを見たことはなかったのか?
オイラなんかわかった気がするぞ
すると奥からトーマの図
おまえってやつはなんでいつもこうなんだ!
離島の時も、茶屋の時も、君たちを待つ時間がとてつもなく長くてね
こんな特殊な待ち合わせ方法を考えたのさ
二人にはきちんとした謝罪を受け取ってほしいと言うトーマさん
すべては君たちをお嬢のところまで連れていき、オレたちの…
雷光に立ち向かえる仲間になれるかどうかを見極めるためのね
真面目な顔になったからって許すとは限らない雰囲気を出すパイモンさん
アハッ…
やり過ぎたかな
悪い悪い
君は最初から「規則」なんかに捉われるような人じゃないだろ
君の「意志」は揺らぐことがなく、屈服することもない
遥か昔、オレもそんな仲間を一人持っていた
しかし雷光が下され…
万葉の友達…
へぇ、君たちも彼のことを知っているとは、どうやら…
もちろんさ
社奉行所の神里府まで連れて行ってあげるよ
だが…その前に、もう一つ二人には来てほしい場所があるんだ
鳴神島に住んでいる限り無視することのできない、建設中の巨大な
「千手百目神像」だよ
こうして一行は
千手百目神像へ向かう事に
木漏茶屋の太郎丸に吠えられる
いいこいいこ!
ワンワンワン!
ワン!
ウヮン?
ワン?ワンワン?
ワン!
ウウ…ワン…
ルイとパイモンの旅はつづく