原神 第433話 人々の願いを紡いだ詩
木漏茶屋でトーマと合流したルイは
千手百目神像へと向かう事に
登場人物
ルイ | パイモン |
御輿源一郎【初】 | 九条鎌治【初】 |
木南杏奈【初】 | 柊千里 |
トーマ |
通行証
お店を発見
よぉ、気に入った工芸品はあるか?
見せに置いてないものは、注文すれば作ってやるぞ
どんなものがあるの?
ご要望はなんだい…
あっ、すまない
お客さんが必要としている商品は、まだ準備中だ
小さい店だから、入荷に時間がかかる商品があるんだ
商品が揃うまで、少し待ってくれないか?
この店、「根付の源」っていうの?
店の名前が気になるのか?
ははっ、お客さん
見た感じ稲妻人じゃないだろ
「根付」解説源一郎さん
例えばこんな風に、紐を帯の内側から通し、財布、印鑑入れなどを吊るすと、紐の根元がぴったりと帯にくっつく
どうだ、便利だろう?
「源」の字については…
ははっ
俺の名前からとった文字だ
注文したら何でも作って貰える?
お客さんは何が欲しいんだい?
俺に出来ることならなんだってやるぞ
この小さな店は、町にある代々伝わる老舗ほど有名じゃないが、工芸品製作に関しては自信がある
無口な長男だった事を打ち明ける源一郎さん
ははっ、家業を継ぐよりも、小さな店を構えて、自分の工芸品で近隣の人に便利さを提供したかったのさ
商品入荷する頃にまた来てみよう
そして神像が間近に見えてくる頃
君は…
ああ、国外から来た旅人か
どうしたの?
この手紙、柊さんからの頼みで届けに来たのか?
筆跡確認鎌治さん
届けにきてくれてありがとう、旅人
柊さんの頼みなら、「通行証」の件は…
しっかり手配しておくよ
だけど、少し準備する必要がある…
こうしよう
君はさきに「木南料亭」に行って僕を待ってて
どうしてそちらへ?
それは…
ちょっと手伝ってほしいことがあるからだ
実は…僕もこの頃ずっと、柊さんに送りたいものがあったんだ
木南さんのところでお菓子を買って、手紙と一緒に柊さんに届けようと思ったんだ
柊さんへの贈り物としてね
だけど父さんに知られたら、叱られるかもしれない…
どうやって届けようかと考えてた時に、君がやって来たんだ
父さんは…たしかに厳しい
だけど僕に、柊さんと連絡してほしくない気持ちも理解できる
僕は九条家の一族で、天領奉行の執行者の一人なんだから
そして、柊さんは勘定奉行、柊家の令嬢
他の者に言いがかりをつけられるかも知れないと言う鎌治さん
確かにただの贈り物だけど、一部の人にとってはそんな簡単なものじゃないんだよ
あはは、こんな込み入ったことを話しても意味なかったね
旅人、さきに「木南料亭」に行って僕を待ってて
僕は「通行証」を手配してくるから
九条鎌治さんから頼まれたお菓子を買いに木南料亭へ
こんにちは「木南料亭」へようこそ
もう準備していた杏奈さん
でも、鎌治さんはこれを誰に届けようとしてるんだろう…
九条鎌治さん登場
以前、柊慎介様が父に良質な茶を届けてくれたんだ
父は柊慎介様のご令嬢である千里さんが、お菓子が好物なのを知ってたから、お礼としてこれを届けるようにって
だけど届けるまでに時間がかかりすぎたり、途中で崩れたりするのが心配だったから…この旅人さんにお願いして届けてもらうことにしたんだ
お菓子を確認したい鎌治さん
ああ、はい…どうぞ、ここに
確かにすべて揃ってる
ありがとう、木南さん
さあ、旅人、邪魔にならないように移動しよう
それともう一つ話したいことがある
通行証を受け取る
この通行証があれば、離島を自由に出入りできる
どういたしまして
この通行証があれば、お菓子を届ける時も順調にいくと思う
あっ…それとこの手紙
そう
一番まともに書いたものを選んだ…柊さんが気を悪くしないといいんだけど
この手紙も届けて欲しい鎌治さん
あはは、この「通行証」があれば、自由に出入りができるよ
じゃあ旅人、このことは頼んだよ
私は公務に戻る
はぁ、いつになったら直接会いに行けるのか…
こうして通行証を入手
離島の柊さんの所へ
おかえりなさい、旅人さん
もう手紙を鎌治さんに渡されたようですね…
「通行証」は手に入れましたか?
これは鎌治さんから
おや?これは、お菓子…それと…鎌治さんからの手紙?
あなたに届けさせたのですか?
この「三色団子」…私のためにこんなものを用意してくれるなんて…
こうして柊さんに手紙とお菓子を届けた
お疲れ様でした
これを報酬として受け取ってください
今後も…お世話になります
報酬を受け取る
そして離島にて神像を発見
周辺のマップ開放
千手百目神像
稲妻城の千手百目神像の前へ
普通の人はこんなとこ近寄りもしないだろ
あれ、よく見ると…
上にはめてあるのは…
神の目
目狩り令で押収した神の目を、この神像にはめ込んでるのか?
やはり、もう目狩り令のことは聞いているんだね
君たちも知っての通り、モンドは「自由」の国
璃月は「契約」の国…
雷電将軍は稲妻の統治者であり、稲妻の神でもある
幾千年も変わらない永遠こそ、この国を司る「彼女」の意志なんだ
そのため、三奉行によって国政を固め、鎖国令で人員の流動を阻止する
稲妻をそのように静止した状態にし、時間という流れから逸脱させ、稲妻を不変のまま「永遠」まで辿り着かせる
それが将軍の考えだ
神にも自分たちの考えがあるんだと思ったパイモンさん
もちろん、これはオレ自身の見解だけどね
最近行われている目狩り令の理由については…
神の目が人々に「変革」の力をもたらす「不安定」な存在と雷電将軍は考えている説提唱トーマさん
だから雷電将軍は「天領奉行」の部下たちに神の目を集めさせ、この神像にそれらを一つ一つはめ込んだ
この「千手百目神像」は、稲妻の「永遠」の象徴とも言えるだろう
雷電将軍はわがままじゃないかと思ったパイモンさん
ハハッ
君たちみたいな異郷人くらいだろうね
そんな風に雷電将軍を批判できるのは
だが…オレもそう思うよ
目狩り令はあってはならないものだ
お嬢は目狩り令が出されたその日から、抵抗する決心をした
ルイ、どうしたんだ?
そんな顔して…
ん?音?
オレは聞こえなかったけど、何か起きたのか?
なにかあったのか?
「願い」を聞いた
「願い」?
ふむ…確かにそれは、ある言い伝えを裏付けることになるね…
人の願いが一定の強さに達した時、神の視線がその者に降りそそぐと言う言い伝えを語るトーマさん
それが神の目の由来なんだ
言い換えれば、神の目はその者の願いを代表している
もし君が言ったことが本当であれば…
どうやら…人々の願いはオレが思っていたよりも根強いものだったようだ
神里家へ向かおうとするトーマさん
こうしてトーマに導かれつつ
神里家へ向かう