目次
原神 第473話 花散里
無名武士の記憶を取り戻す事に成功したルイは
鳴神島の鳴神大社へ向かった
登場人物
ルイ
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パイモン
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花散里【初】
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紺田伝助【初】
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猛【初】
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双葉【初】
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柴門恵理【初】
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花散里
鳴神大社
雷の印を使って雷の恩恵レベル3に
鳴神大社から山を下って行くと狐の彫像の前に巫女さんを発見
巫女さんが振り返ると狐の面を被っていた
こんにちは、旅人さん
急いでいる途中すみませんが、手伝っていただきたいことがございます
あそこの天狐彫像をご覧ください
その中に鎮め物があります
噂によると「雷」の見識を持ち、勇と情を併せ持つ者のみが取り出すことができるそうです
「鎮め物」を入手
やはり、私の目に狂いはありませんでした
あなたは「運命の人」です
あなたの実力と経験からして、はい…問題はないでしょう
花散里と名乗る巫女さん
…それには少し訳がありまして…
あなたの目の前にある村は「紺田村」といいます
その中に解除が必要な…「結界」があります
そしてその結界には、ある「秘密」が隠されています
あなたにはそこを調査し、結界を解いてもらいたいのです
はい、少し手間はかかってしまうかもしれません
ですがあなたなら、きっと真相を突き止めることができると思います
ふふ、もちろんありますよ
「求める人には、知恵と努力をもとに正当な報酬を与えるべき」
…彼女はそう言っていました
ですので、ご心配なく
こうして調査を開始した
紺田村
屋根の上に子供を発見
そんな楽々登ってくるなんて、凄いな!
ん…?
お兄ちゃん、外から来た人だよね?
久しぶりに外の人に会った、嬉しい!
遠くから来た異邦人!何かこの「紺田猛」に手伝ってほしいことはある?
シーッ、静かに…
教えるけど、ビビらないでよ!
ここでは、雷と雨の日に…
すごく怪しいお姉さんの幽霊だよ!
あれ、何とも思ってないような顔してる…
伝助おじいちゃんに伝えた時は、見間違いだって言って信じてくれなかったのに…
村の入り口に誰かの置いた「ボロい荷車」があると言う猛さん
ほら、あそこ、まだヒルチャールが荷車の近くにいる!
村長の所へ
何か用かい?若者よ
俺は紺田伝助、この村の村長だ
その恰好、外の人…いや、外国人か?
本当に珍しいな、もう長いことこの村には外国人が来てない
それで、何か困ったことでも?
どこかに行って観光したいのか、それとも山に登りたいのか?
景気は良くないが、奉行所に収めるべき税金は、すべてきちんと納めてる
この村に住んでる者はそんなに多くない
それに歴史もあって、みんなお互いのことを知ってる
どこに秘密があるって言うんだ?
紺田村の人々は素朴な生活を送ってる
秘密なんてない
秘密を探してるのなら、鳴神大社にでも行って、おみくじの秘密でも研究したらどうだ
それか鎮守の森に行って、うわさの「狸囃子」でも聞いてくるといい!
少しカッとなってしまった伝助さん
紺田村は穏やかで小さな村なんだ
若いの、何かの勘違いじゃないか?
信じないなら別に構わない
自分で調査してみるといい
俺は止めない
こんにちは、変な服装をしたお兄ちゃん!何か用?
おかしなこと?
うーん…双葉わかんない
どんなことがおかしなことって言えるの?
えっと…うーん…
そうだ!
変な恰好をした外国人のお兄ちゃんと空飛ぶ白い物が話しかけてきた事だと言う双葉さん
でしょ!
わかった
真面目に言うと、ある日の夜、寝てた時に突然大雨が降り出したの
雨の音と一緒に、家の外で変な音を聞いたんだ
うん、途切れ途切れでカタカタって感じの音だった
その翌日に外に行ったら、村の側溝に、浮かんでる袋が見えたんだ
誰が置いたのかわからなかったから、そのままにしたの…
今はもう水に流されてるかも
側溝を沿って行ってみたら!
他は…思い出せない
お父さんに聞いてもいいよ!お父さんなら色んなことを知ってるから
村長だった
実は私は拾われた子なの
でもお父さんが私の面倒を見てるから、私はお父さんの娘
そうだ!甥っ子の猛に聞いてみるのもいいかも
そう
猛は高いところにいるのが好きだから、もしかしたら何か知ってるかも…
へへ、人を手伝うのは当然のことだよ
どういたしまして!
はぁ、猛なんでまだ来ないの
今日一緒に遊ぶって約束したのに
また屋根の上に行ってるのかと思った双葉さん
聞き込みを続ける
若いの、こんにちは
お婆ちゃんの物語を聞きに来たのかい?
近頃のおかしなことは…二郎が消息を絶ったことかねぇ…
この前うちの爺さんも、稲妻城まで二郎を探しに行ったんだよ
はぁ
昔、二郎はいつも村の悪ガキどもとつるんでおった
朝から晩まで何もしてなかったから、二郎を軍に行かせたんじゃよ
あの時厳しくしすぎたせいか、あの子は連絡を寄こさなくなった…
そういえば、あの悪ガキたちを最近はあまり見かけないね
おかしなことか…
そうだねぇ…
その昔、各国の商人や旅行客はみんな離島で船を降りていたんだよ
だから稲妻城へ行くため、みんなこの紺田村を通っていたのさ
紺田村は常に賑やかで、いつもお客さんを迎えていた
だけど、もうだいぶ長いことそうじゃなくなってる
おかしいと思わないかい?
昔の今谷さんは子供のことを心配するような人じゃなかった
それに二郎も誰かの命令で戦いに行くような子じゃなかった
どれもおかしなことさ
狐様の像がたまに涙を流しているらしいと言う恵理さん
水は清く流れているのに、紺田村の井戸はずっと枯れ果てたまま
それに何日か前、誰かが夜中に井戸を閉じてた
これも、おかしなことだと思わないかい?
猛が言っていたよ
雷雨の夜に、幽霊みたいな女の人を見たと
いったい何が、こんな穏やかな村で怪しげな行動をしているんだい?
どれもおかしい…
……
ふぉっふぉっ、お婆ちゃんにとって、おかしなことはたくさんあるよ
聞きたかったのは、こういったことでよかったかい?
やんちゃで騒ぎを起こしたがる子供たちだったから、たぶん今もどこかで騒ぎを起こしてるんじゃないかい
とにかく、二郎が悪影響を受けなければそれでいいさね
何かを思い出した恵理さん
村長の家の後ろにある枯れ井戸で、モラの入った袋がいくつか見つかったらしいね
その後、村に浪人が何人か来て、拾っていったとか
私が知ってるのはこれくらいだよ
もっと知りたかったら、村長に聞いてみるといい