原神 第477話 五百蔵
花散里からの依頼
「神櫻大袚」を行う為
5ヶ所の結界を破り
「穢れの化身」を浄化する事になった
2ヶ所の浄化を終え
残り3か所の「木の根」を探す事に
登場人物
ルイ | パイモン |
五百蔵 | 証城【初】 |
吉法師【初】 | 刑部小判【初】 |
鎮守の森
鎮守の森
むむ?このにおいは…葉っぱと握りたての土…
知らない同族のにおい!
こっちこっち!早く――
おーいおーい、聞こえるか?
方向はあってる!そのまま前に進め!
もうすぐ着くぞ!立派な大狸の石像が見えるか?
まて、このにおいは…
え――人間か?どうして人間か!?
ヒルチャールたちよ、助けてくれ!
ぐぅ――僕…わわわ吾輩は五百蔵、煮るなり焼くなり好きにするがいい!
吾輩は石像などではない!しばらく封印され、このようになっただけだ!
吾輩は天下に名を轟かせる妖狸の五百蔵なり!
なんだ、今の小童は五百蔵の名も知らぬのか?
吾輩はいったいどれくらいの年月、あやつに封印されていたんだ…
なんだ、吾輩を「懲らしめ」に来たのではないのか、それを早く言え
ゴホッゴホッ
馬鹿言え!この妖狸大王である吾輩を探しに来た理由は何だ!
蒸し物?食べ物か?吾ら妖狸は料理に詳しいぞ
大福?ああ、確かにもう長いこと食べてない…
訝し気パイモンさん
えっ――あ、あんなものを探してどうするんだ!?
あのクシのせいで、吾輩は封印されたんだ…
…
そんなの吾輩も知らん!鎮守の森は日の光も見えない、時間が分かるわけないだろ!
当時はな、あのクソ狐をおびき出すために、あちこちで騒ぎを起こしたが、結局意味がなかった
あの狐の像を壊してうっぷんを晴らしてたら、中にクシがあったんだ
そこでいいことを思いついたのさ!
クシは狐の像の中に隠されていた
そして、そこには白辰の形
脳裏に浮かんだのは白毛のあいつだ…
吾輩はすぐにそのクシが大切なものだと気づいた
これを隠して、あのクソ狐をおびき出せばいいと!
それで?
その結果「影向役者三人組」の中の人間に、吾輩と一族のみんなはこってり絞られ、こうして石にされたってわけさ
ふん!人間なんて寿命も短いし、変化もできないし、どうしてあのクソ狐が人間を庇うのかまったく理解できない
吾輩を封印したやつも酷い性格をしていた
「うむ。封印される瞬間にいい感じの格好を取れば、観光名所になれるだろう」
とか言ってたな
ああッ!ムカつく!
何?
お前まで…!
おまえの存在が、この暗い森の中に色彩をもたらしてるな!
……
もっと言って欲しい五百蔵さん
もっともらしいことを言っているように聞こえるが、よく考えるとそうでもないような…?
ダメじゃないが、その代わり子供たちに付き合ってもらう
ルイは子供と遊ぶのが上手だからな
だってパイモンとよく遊ぶから
三匹の小狸と遊んで欲しい五百蔵さん
あの封印をしたクソ野郎、子供たちを封じる時に適当だったせいか、最近になって何匹か動けるようになってな
…いや、我ら妖狸の強大な法力があれば、人間の封印から逃れることなど造作もない!
吾輩ほどではないが、あいつらも少しは法力があり、自身の姿を隠すことができる
さあ、早く行け!
1匹目を発見
ぬ!
証城を捕まえる
狸を探していると天狐の像を発見
面姉の「旧友」が隠したのかもしれない
聞いてみよう!
どうだ、覚えやすいだろ?
とにかく手がかりを探す事に
ヒルチャールを発見
確かにあのタル…何かおかしい
ヒルチャールを撃退してタルを調べる
ぬ!
まあ、これも五百蔵の任務の一部だからな
3匹目を発見
あいつらに付き合うのは…疲れるな…
あと一息頑張ろう!
ぬ!
五百蔵に報告しよう
うむ
よくやった、あいつらも喜んでた
…ん?ああ、問題ない、お前の代わりに吾輩が聞いてみよう
「刑部小判」が「お前たちは人間なのに、どうして体に狸の気配があるの?」と聞いてる
…たしかにそうだ!本当のことを言え!どうしてお前は我らと同じ匂いを持ってる?
お面の巫女お姉さんの料理を…
前にお面の巫女お姉さんのところですっごく豪華な料理を食べたんだ
妖狸一族から盗んだ法術で作ったらしい
なに?我らの法術を盗んだだと…
ふむ、まさか…
花散里に挨拶に来て欲しい五百蔵
お面?お面も巫女も知らぬぞ
狐は一匹知っているがな
だがそういえば、あのクソ狐も巫女の姿になったことがあったな
その巫女、どんな外見をしていた?
他には?
ぬぬ…知らぬな
吾輩はそのような者は見たことがない
…ん?ふむ、よし、吾輩に任せろ
「証城」が「お前たちと遊べて楽しかった、ありがとう!」と言ってる
それで、クシの事なんだけど…
吾輩は天下の名を轟かせる妖狸五百蔵、約束はもちろん守る
このクシはお前にやろう
だが、そのクシで何をするんだ?
髪を梳くのか?もしかしたら狐の臭い匂いがついてるかもしれないぞ…
なんだ、そんな重要な物なら、さっさと言えばよかったものを…
そうすれば吾輩も封印されることは…
おい!吾輩をいじるな!
まあいい、もう昔のことだ
森の近くの結界について、吾輩も少し知っている
昔あのクソ狐と戦っていた時、東の海辺で見たことがある
雷櫻の形をしていて、鳥居があったな?
昔、あいつが妖怪と戦ったのを見たことがある
だから他の妖怪が吾輩の森に来るのを心配し、法術であの場所に封じたんだ
うむ…封印は東の崖の下だったか…「吉法師」、そこへ行き、彼らのために封印を解いてやってくれ
さあ、話はこれで終わりだ
早く行け
あのクソ狐に会ったら、吾輩の代わりに伝えてくれ
うむ…そうだな…
花散里さんへの言伝を頼まれる
こうしてクシを受け取り
東の海辺へ向かう