原神 第499話 憤怒
抵抗軍に支援していたのはファデュイだった
邪眼を「秘密兵器」として使った哲平は
その代償によって命を落とした
ファデュイに対する
抑え難い怒りが燃え立つ…
登場人物
| ルイ
| パイモン
|
| 珊瑚宮心海
| ゴロー
|
| スカラマシュ
|
邪眼
哲平の容態は？
…すでに軍にあるすべての邪眼を接収するよう命を下しました
ほとんどの人に生命力の流失が起きていましたが、深刻な状況には至っていません
珊瑚宮様、今からこの件で倒れた者の負傷兵営を設置し、彼らの容態を見たいと考えております
ただ兵士たちは皆、邪眼と知ってもなお使い続けたいと騒いでいるようですが
この件はあなたに任せます
私は一度、前線へ向かわなければなりません
このような一大事が起これば、軍の心もきっと揺らぐことでしょう
その混乱に乗じて幕府軍が攻めてきてしまえば、今までの苦労も水の泡です
考えがあるかを確認心海さん
いけません、危険すぎます！
鎖国令は未だ続いています
彼らの邪眼は恐らく稲妻で生産されたものでしょう
これほど莫大な人員と資源を動かせるということは、背後に必ず本土の勢力が加担しているはず
邪眼を生産している工場を潰すしかないと言う心海さん
あなたにそのような危険を冒させるわけにはいきません
少なくとも軍と一緒に…
珊瑚宮様、邪眼の接収は急いで行われたため、ファデュイの目を誤魔化せていない可能性があります
軍隊の準備でこれ以上時間を費やせば、ヤツらに勘づかれ、間違いなく逃げられるでしょう
はい…少し考えさせてください…
邪眼を接収する時から、この件についてはすでに考えていました
巨大な工場、見つかりにくい場所、そして輸送経路の近くにあり、材料の供給を確保しなければならない…
工場はヤシオリ島南西部の海に面した山崖にあると推測する心海さん
私たちは多くの戦友を失ってきました
あなたまで失いたくありません
もう少し考えてみても…
邪眼工場へ
罠
心海の話を頼りにヤシオリ島南西部へ
そして工場の入口を発見
中へ
ファデュイ兵を発見
晶化骨髄がこんなに…どうりで見覚えがあると思ったぜ…
待てよ、この晶化骨髄、離島から輸送されたものなんじゃないか？
まさか、勘定奉行が…
ファデュイ兵を撃退後部屋を調べていると「殿中監指示」を発見
殿中監指示
稲妻内戦の情勢は良いものとは言えない
だが戦争が長引けば長引くほど、我々の有利になる…
抵抗軍に「邪眼」を広めるため、戦争を煽り、両指揮官に戦争継続の意志を促す…
皆の衆には、ネイサン閣下を補佐し、珊瑚宮軍の勝利の希望を打ち砕いてもらいたい…
想定外のことがあった場合、ネイサン閣下の脱出を手助けすること
「ファデュイ」の件は決して露見してはならない！
これは「邪眼」の件に関わる大事、しかと心に刻むように！
珊瑚宮軍に邪眼を渡したのはこのネイサンと言う人なのか…
更に先へ進む
侵入者発見…
執行官様の邪魔はさせない
生きてここから出られると思うなよ！
こいつ、命知らずか！
臆するな！もうすぐ執行官様が着くはずだ――
工場の殿中監「ナタヒカ」と戦闘
ナタヒカを撃退
まさか君たちがここまで辿り着くなんてね、やるじゃないか
面白い
久しぶりに再会したというのに、今すぐにでも命のやり取りをしたそうな勢いだ
一つ間違えていることがある
確かに僕はここにいるが、計画を執行するにあたり、ただその代理人をしているにすぎない
首謀者はもちろん他にいる
ほら、凄腕なんだろ？頑張って探してきなよ！
どうやら変わっちゃったみたいだね…情けなくて、小胆なへなちょこに
間違ったこと言ったかな？
浮世では、人の命なんて雑草と同じなのさ
邪眼がなくても彼らは死んでいただろう
少なくとも、邪眼は彼らの「願い」を叶える機会を授けたんだ
目狩り令がどんな価値を持っているのか、君たちに分かるかい？
これを実現するのにかなりの力を費やしたのは、僕たちにとって有益なことだからさ
そして今その結果を見てみると、すべて価値のあるものだということがあらためて分かる
争いを作り、邪眼を広めるため道を開き
ほんの少しの代価で、世界を掌握するかのような感覚を得られるんだ
生命を引き換えに力を手に入れられるなんて、お得だと思わない？
稲妻の外側はとても強固に見えるけど、内側は…僕たちが利用できるほど綻びに満ちていたよ
ほんの少し手間をかけるだけで、内部から攻め落とせるほどにね
「永遠」は時間を非常に長く伸ばすことができる
だけど、その間にある一つ一つの節目はとてつもなく脆弱なものになるんだ
水中の泡のように、美しさを放った後は、破滅が待っている
失えば失うほど手にしたいと思い、無能であればあるほどそれに抗う！
アッハハハ、こういう茶番は、見ていて滑稽で実に楽しいものだね
こういう茶番は、見ていて滑稽で実に楽しいものだね
ハハハッ…
この工場にある魔神の怨嗟にとって、憤怒は最高のエサ…
