原神 第502話 断罪公文
九条家が既に幕府を裏切ったと言う事実を九条裟羅に証明するため
三日以内に証拠を見つけ出す必要が生じた
八重神子の指示に従い
証拠を見つける為の助っ人を探しに
「鎮守の森」へ向かう
登場人物
ルイ | パイモン |
八重神子 | 早柚【初】 |
神里綾華 | トーマ |
断罪公文
鎮守の森
拙はタヌキじゃない…ムジナだ…
眠い…もっと寝ないと…背が伸びない…
この子が専門家なのかと思ったパイモンさん
ふふ…こやつは「終末番」の一員、正真正銘の「忍者」じゃ
でも、「終末番」ってなんだ?
終末番は社奉行にある、神里綾人の隠密部隊じゃ
神里綾人と社奉行は中立な態度を維持していて妾でも終末番を動かすことはできないと言う八重さん
しかし、年中サボっている終末番の一員を捕まえて手伝わせることくらいは可能じゃ
では、汝らは場内へ入り、天領奉行が裏切った証拠を探してきてもらうぞ
あのような場に妾が顔を出すのは相応しくないからな
ん?もうとっくに分かっているものじゃと思っておったが
いいじゃろう、少し手がかりをやる
部外者にとって、天領奉行の細部まで知ることはたしかに困難なことじゃ
じゃが、三奉行が将軍を補佐し、密接な関係を保っている以上、他の奉行が異変に気づくこともままあることじゃろう…
ふふ…わかったようじゃな
幕府軍の汝に対する探索はまだ終わっておらぬ
じゃが
この終末番の忍者の助けがあれば、汝の友と無事再会できるじゃろう
約束の日までに証拠を持ってくるんじゃぞ
木漏茶屋へ
オイラたちだ、戻ってきたぞ!
トーマを発見
抵抗軍は?今の戦況は?
オレはここから出ても大丈夫なのか?
まだ終わってないんだね…じゃあ、ここに来たのはオレたちに相談事があるからかな
お嬢を呼んでくるから、ちょっと待ってて
状況はすべて理解しました
今はとにかく天領奉行が裏切ったという証拠を見つけなくてはなりません
そうですね…そう言われると、確かに気になる点がございました
幕府軍と抵抗軍は長きに渡り交戦してきましたが、将軍様がそのことについておっしゃったことは一度もなかったのです
最初は単に将軍様がそのことに興味を持っていないのかとも思いましたが、いま考えると、天領奉行が将軍様に呈上した上奏に何か問題があったのかもしれません
天領奉行は国内の軍事事務を掌握しています
彼らに隠蔽の考えがあった場合、我々に知る術はございません
その結果、将軍様は目狩り令で生じる害を誤算してしまい、それを続けているのでしょう
もし天領奉行の上奏を手に入れることができましたら、すべてが分かるはずです
上奏に触れる権限を持つのは九条孝行一人しかいないはずだと思ったトーマさん
それにあそこの警備は厳重で、たとえ早柚の助けがあっても、上奏をこっそり持ち出すのは至難の業だろう
あの護衛たちの気を一時的に引くことができる何かがあればいいのですが
そうですね…
トーマらしい策ですね…
しかし理にかなっているかもしれません
天領奉行の隣には千手百目神像があります
もしその周囲で花火を放てば、天領奉行も無視はできないでしょう
その時に早柚が天領奉行に入り込めば、上奏や他の証拠などを…
よし!オレが自由になれる日が、どんどん近づいてきてるのを感じるよ
こうして座って話すのもだいぶ前のことに思えたトーマさん
オレにとってはそうなんだ
毎日ここで君たちを待ってるんだから!
昔から、確かにここはオレの一番好きな秘密の場所なんだけど、今回ここに身を潜めるようになって、もうずっと茶屋の外には行けてないんだ
温泉に入りたいトーマさん
憐れみパイモンさん
今は目先の問題を解決するのが先です
目狩り令が廃止になれば、トーマも自由になれますよ
せっかくの再会ですが、談笑している時間はないようですね
すべてが終わってから、またきちんとお祝いをしましょう
その時はもう一回鍋遊びをやろう!
天領奉行の近くには護衛がたくさんいます
くれぐれもお気をつけて、終わったらここでまた会いましょう
花火は夜の方が目を引くので夜に計画を実行するのが良いと考える綾華さん