原神 第504話 天領奉行府にて
天領奉行が幕府を裏切った証拠を目の当たりにした九条裟羅は
その事実を当主に確認へ向かった
ルイとパイモンは
九条裟羅を追って天領奉行へ向かった
登場人物
ルイ | パイモン |
九条裟羅 | 九条孝行【初】 |
九条孝行
お前たちも来たのか?度胸はあるようだな
お前たちには証人になってもらう
当主への審問が終わるまで、捕えられることはないと保証しよう
だが…もしお前たちの言っていたことが誹謗であった場合、お前たちは帰れないどころか、罪を背負うことになる、いいな?
ふんっ、いいだろう
天領奉行府へ
九条裟羅様、当主様からの命により、何人たりともこの先に踏み入ることは許されません!
どけ、私は当主に会わなければならないんだ
容赦はせんぞ!
天領奉行護衛と戦闘
裟羅、気が狂ったか!私の禁令を無視するとは!
当主様…
気迫に押されるな!
孝行様、私は…奉行府の上奏とファデュイへの手紙を見ました
どうか…ご説明を!
遺失した上奏と手紙は、お前が盗んでいたのか?
ふん…
では…あれらがすべてあなたの直々に書いた物であり、偽装ではないと認めるのですか…?
どうか私に教えてください、当主様、天領奉行は…本当に幕府を裏切ったのですか!!
認める孝行さん
目狩り令の発令と遂行に助力すれば、スネージナヤの使節と約束した利益を手に入れられるんだ…
昔から九条家の地位を狙ってくるヤツらは多くいた、我々を陥れようとする家門も数え切れないほどいる
他国勢力の支持が得られる上に目狩り令を通して敵の戦力を削れると言う孝行さん
これほど割のいい取引はない
ただ、お前に知らせる必要がなかったと判断したまで、それだけだ、裟羅
あなたは…あれほどまで将軍様のことを崇拝していたのに、どうして裏切ったことをそんなに軽々しく言えるのですか!
裏切る?これのどこが裏切りだと言うのだ?
あのファデュイたちは私に利用されているにすぎない、ヤツらに何ができるという?
稲妻の国土において、天から雷が降り落ちれば、ヤツらは身を震わすことしかできないアリにすぎん
逆らうことなどできるものか
我々には天下無双の雷電将軍が、あの「無想の一太刀」があるのだから!
孝行が崇拝していたのは彼女の武力と「無想の一太刀」だと思ったパイモンさん
では、忠義の心はどこに行ったのですか、当主様…
私が九条家に引き取られて以来、あなたから臣下としての忠義の道を教わってきました…
今思えば、それはただ私に九条家への忠誠を誓わせ、将来裏切ることがないようにするためだったのですね?
先ほど言った道理は、自身の醜さと私欲を隠すための詭弁でしかありません!
私欲?私は九条家の永遠を守ってきたんだぞ
将軍様はきっと理解してくれる、前当主様もきっと…きっと理解してくれるはずだ
ファデュイはそんな簡単にやっつけられる相手じゃないと感じたパイモンさん
目狩り令が本当に正しいものかどうか…私も内心疑ったことはありました
私の心にある道義に背いてもやらなければいけない事なのか、と
しかし、それが将軍様の示す道である限り、最後まで良し悪しを判断することは誰にもできない、私はそう思ったのです
けれど今になって分かりました、永遠の道に終わりはないと
そしてその道は…すでにあなたたちの私欲によって穢されています
したがって、それを正すとしましょう
少なくとも、今まで私のしてきた決心に報いるためにも!
余計な事を考えたと思った孝行さん
行きたければ行くがいい、九条家の地位を揺るがすことは誰にもできん
お前が情勢を変えることはないだろう
将軍は天守閣でスネージナヤの使節「淑女」を迎えていると言う孝行さん
稲妻の背後で起きたすべての元凶は「淑女」だったのかと思ったパイモンさん
スネージナヤの使節…ちょうどいい、このままこの稲妻から立ち去れると思うなよ!
そう言い残し九条裟羅は去って行った
天守閣に乗り込む気なのか?
そうだと思ったパイモンさん
天守閣へ
兵士たちが倒れている
天守閣に到着