原神 第511話 セイライ島

こんにちは、旅人さん

近頃の冒険活動は順調ですか？

さすがです

その心意気を保って冒険を続ければ、きっと偉大な冒険者になれると思いますよ

はい、鳴神島の南にある島です

島の一部区域では荒れ狂う雷が降り注いでおり、これまで協会の探索活動にも支障をきたしていました

協会からも悦子さんと大祐さんという二人の冒険者を派遣し、セイライ島の雷を鎮める調査をお願いしたのですが…

どうやら、まだ手がかりを得られていないようです…

もし興味がございましたら、セイライ島に行ってみてください

うわさによると、あの島にはお宝がたくさんあるそうですよ

ですがセイライ島を探索する際は、くれぐれもお気を付けください

雷の原因は、協会もまだ解明できていませんので

この本は必要だし…こっちの本も…あとそっちの本も…

あっ、こんにちは、君は…冒険者？

この島に探索しに来たの？

そう…じゃあまずは、この島の外側を探索してみて

でも、決して不用意に島の中央区域に近づかないこと

あそこの雷は本当に危ないから

まだない…それどころか、この雷の原因すら解明できてないの

私も最初は信じなかった

でも、セイライ島に来てから奇妙な石をいくつも見つけたの

大祐が調べた書籍によると、その石は「鎮め石」というらしい

伝説によると、その石は何かの儀式道具を封印するために使われていた

でも…私たちが見つけた石は全部ボロボロで、何年も手入れされてないものばかりだったの…

はぁ、こんなに訳の分からない謎を解くなんて、本当にイライラする…でも仕事だから、無理やり解くしかないわね

この近くよ

大祐がそこに残って研究してる

私は彼のために資料を取りに来たの

もし見に行きたいのなら、連れて行ってあげるわ

可能な限り早く「鎮め石」の謎を解いて、すぐに协会に報告したいわ

ちょっと待ってね、いま資料を整理するから

この封印…いや、違うな…

大祐、資料を持ってきたわよ

おかしいな、こんな構造じゃないはずなんだが…

大祐！

うわっ！？

え、悦子、そんな大声出さないでよ、ビックリし過ぎて死ぬかと思った

それに、そんな大きな声を出して、魔物に気付かれたら大変だ…

まったく！私が何回も呼んでるのに、全然聞こえてないからじゃない

ほら、資料は持ってきたから

それと、冒険者も一人連れてきたわよ

もう、みんな冒険者なんだから、ややこしい挨拶はこれくらいでいいでしょ

そうは言っても、基本的な礼儀は必要だろ

みんな、外で忙しい日々を送る冒険者なんだ

落ち着いている時こそ、穏やかな心を保たないと

前に何回も言ったけど、人付き合いは礼儀正しく接することから始まるんだ…

この話はおしまい！それで「鎮め石」の研究はどうなったの？

ほとんど進展がない

だけど、奇妙な痕跡なら少し見つけた

進展がないわね…もうここに長くいたから、これ以上進展がなかったら、協会に戻って助けを求めましょう

た、助けを求めにいったら、この依頼をこなせないって認めることになるんじゃない？

大祐、前も言ったでしょ

私たちはプロの冒険者で、受けた依頼も協会からの仕事よ

私たちの目標は仕事を全うすることで、自分を証明することではないの

自分を証明するために仕事に影響を出したら、損得が合わないわよ

ありがとう

でもこれは、私の個人的な仕事のやり方に過ぎないわ

協会には、私はやる気がないとか…仕事のためにやっているだけだと言う人もいる

でも、何を言われても、協会で一番効率よく依頼をこなしているのが私なの

仕事、お金稼ぎ

それだけよ

協会はかえって、様々な依頼を私に任せるのよ

目的がシンプルで、分かりやすいおかげかもしれないけど

でも今回は…ふふ、この依頼を自分でこなすことはできないかも

悦子…協会は、僕たちにこの依頼を任せたんだ

だから、どうにかして元気を出してよ

もう十分、元気を出したよ

でも…十二分の元気は出せない

さて、君たちが見つけた奇妙な痕跡を教えて

猫の痕跡…この「鎮め石」とは関係がないようだけど

これらの足跡を辿って、あっちに行って探してみよう…

うん、確かにこれらの痕跡は奇妙ね…でも今は「鎮め石」の方が重要でしょ

他のことはこの辺で終わり

この「鎮め石」の原理を解明してから、足跡を辿って探そう

悦子、君は単純に…歩きたくないんじゃ…

…これは慎重な仕事ぶりね、早く始めましょう