原神 第258話 ヘウリアの真相
塩の魔神の遺跡調査を進める中で
クリメントは「契約」を破り
鍾離から罰せられ去って行った
そして宛煙は祖先がかつて
「塩の魔神」に守られた民であった事を語り
岩王帝君への憎しみを露わにした
全ての真実を明らかにする為に
遺跡調査を続ける
登場人物
ルイ
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パイモン
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宛煙
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鍾離
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モラクスとヘウリア
「塩の魔神」の遺跡の更に奥へ
そして
これは…剣?
あっ、壊れた剣よ!これが証拠よ!
「塩の魔神」は抵抗した!
ただモラクスには勝てなかったんだわ!
「塩入れ」や「定規」に比べて、この「剣」の力はもっと強大でしょうね!
もし直すことができれば、「塩の魔神」の力をみんなに見せることができる…
剣の断片が二つ
考古学的な見地から言うとそれは二つの文化財になる
契約に従い、そのうち一方しかお前はもらえない
ど、どうしてよ?
だって、クリメントのヤツはもう…
「一点のみ」の契約がまだ有効だと言う鍾離先生
そ、それは…
「契約」に融通はない
守るか、破るかだけだ
ダメ!半分だけもらっても直せっこないわ
そしたら「塩の魔神」の力だって…
どうしても二つ必要だと考える宛煙さん
契約違反になっても、構わないわ…
決心はついたか?
では、対価を支払ってもらおう
「岩食いの刑」宣告鍾離先生
…構わない
民を守るため犠牲になった「塩の魔神」と比べたら、そんなの大したことないわ
どんな処罰でも構わない…
アタシの信仰を守れるなら!
女性を殴っちゃダメだと言うパイモンさん
…それで許されるのなら、楽だけどな…
「罰」として「真相」を教える鍾離先生
なっ?
真相?
真相が…アタシへの罰?
ああ
これから話す真相は、お前が「契約」を破った代価だ
鍾離先生は静かに語り出した
むしろ弱い…
譲歩ばかりしてきた彼女は七神の座には登れない…
敗者だ
何ですって…!?
魔神戦争時代、魔神たちはテイワット大陸を奪い合い、力と知恵を尽くし戦った
しかし、ヘウリアは逃げることを選んだ
逃げれば、戦火の影響は自分と民たちに波及しないと思った
しかし、長い戦争の中で「譲歩」は終わらない
そうしてヘウリアは土地を全て失い、最後の居場所しか残らなくなった
いや…そんなの…ありえない…
最後、彼女は民を守る武器すら持っていなかった
武器すらない?
でもこの剣は…
それは「塩の魔神」の遺物ではなく彼女を殺した凶器だと言う鍾離先生
凶器…?
違う!嘘よ、アタシの信仰を惑わすつもりなのね!
事実を述べたまでだ
そんな馬鹿な!
さては…あなたもモラクスの信者なのね
騙されないわ!
そして走り去る宛煙さん
ああ、でなければ「真相」を罰にしない
俺だって話したくないからな
先へ進もう
そこには…おそらく、彼女が「真相」を受け入れざる得ないものがある