原神 第421話 武闘会開幕
南十字武闘会への申し込みが完了した
ルイの実績に驚きの色を隠せない参加者たち
武闘会開幕の時が迫る
登場人物
| ルイ
| パイモン
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| 北斗
| 万葉
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| 晋優
| 珠函
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| 戒世【初】
| 雲おじ
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| 良子
|
武闘会開幕
大注目の優勝候補、ルイ
彼の一試合目がいま始まるぜ！
き、君…大英雄だったのか！？
こんなの、どうやって勝てというんだ！
第一試合終了
あの自信はどこから来てたんだろう…
とりあえず勝ったから、北斗のところに行こう
なにか話したいことがあるみたいだぞ
さすがはアタシの見込んだ強者だ！
あんたも見ただろ、万葉！
まったく無駄な動きをせず、迷いなく勝負をつけた彼の姿を！
そうであるな
しかし、相手を傷つけぬよう、少し手加減をしていたようにも見えたでござる
一試合見ただけで強さが分かったと言う北斗さん
だから、褒め言葉をケチる必要なんてないんだぞ？
うむ、褒めるとするなら、そうであるな…
悪くない試合だったと言う万葉さん
はぁ、まぁいい
あんたに詩を読んでもらって場の雰囲気を盛り上げようと思ったが、無理強いだったみたいだな
実はさっき、参加者が大勢アタシのところに来てな
璃月の大英雄が武闘会に参加するなんて思わなかったって驚いてたぞ
それから、参加を申し込む人が一気に増えた
中には武道を極めたヤツもいる
みんなあんたと勝負したいと思ってるみたいだぜ
優勝候補に相応しい待遇を与えると言う北斗さん
一般選手との勝負で体力を消費してほしくないし、それにあんたももっと熱い対決を期待してるだろ？
だから、あんたには直接準決勝に進出してもらうことにした！
さっきのはまだ予選だろ
直接準決勝だなんて、適当すぎじゃないか？
これが姉君の性格でござる
止められんよ
それに実際の実力でも、この大英雄は準決勝まで進むと拙者は思う
こうして準決勝まで観戦側に回り…
ついに、ついに来たぞ！本日の大目玉！
ははっ、どうやら姉君はこの勝負に大いに期待しているようだ
これほどまでに興奮した姿は久しぶりに見たでござる
お主の対戦相手は数々の試練を突破し、準決勝まで進んだ百戦錬磨の強者
実力ではお主に及ばぬかもしれぬが、油断は禁物でござる
では、お主があの嵐を突破する準備ができているかどうか、しかと拝見させてもらうでござる
おしゃべりはその辺にしときな
観客も待ちきれないみたいだぜ
申し込みをした時の船員のところに行ってこい
彼女が会場まで案内してくれる
準決勝の相手は本武闘会の台風の目となる選手だと言う珠函さん
大英雄様の実力を疑ってはいませんが、万全の準備をした方がいいのは確かです
はい、では入場いたしましょう
準決勝戦開始
やっと来たぜ、大注目の準決勝だ！
璃月の英雄と本大会の台風の目、勝つのは一体どっちだ？
賞品に…興味はない…
お前が強ければ、それで十分
準決勝試合終了
汗がたくさん出た、悪くない
認めよう、お前の方が強い
まだまだ鍛錬が必要だ
もしおまえが神の目を持ってたら、きっともっと凄かっただろうな
小さい頃、神の目が欲しかった
それを手にすれば、強くなれると聞いてな
だが、手に入らなかった
それからは、興味もなくなった
神の目よりも筋肉の方が使える
神の目を持つ者にも勝った事があると言う戒世さん
あの主なき神の目のために来たんじゃないのか？
いや、ただ勝負がしたかっただけだ
誰が強いか、試しにな
敗北のみが、力の差を悟らせ、成長させる
だから嬉しいのだ、稀に味わえる敗北が
これこそ本当に実力がある人が言うことだと思ったパイモンさん
機会があれば、また勝負しよう
俺ももっと強くなる
そして去ってゆく戒世さん
おまえより強いのか？
俺より強いかどうかは分からない
ただ、とてつもなく「速い」と聞いた
油断はするな
決勝戦の相手について聞き込みに行こうぜ？
全力を出さないとまずいかもしれないぞ
雲おじを発見
君か
はははっ、勝負は見させてもらったよ、見事だった！
3回戦で負けてしまった雲おじ
俺を負かした人だよ
凄かったぜ
とてつもなく俊敏で、人の隙を突くのが上手かった
少し隙を見せただけで、次の瞬間地面に倒されてたよ
俺の体格は力比べなら負けないんだが、俊敏さとなるとどうにもならない…
でもまあ、そいつが相手でもお前には勝てないと思うがな
ははは！
良子さんを発見
化勁で拳を防ごうとしたら、鼻に直接当たってしまい、大量出血してしまいました
相手の選手も慌てて、どうして避けなかったのか聞いてきたのですが、もうすでに返事ができる状態ではなく…
避けなかったのは…それが「霊山派」だとしか…
ただまだ習得しきれていないだけで…
怪我を負った兄弟子を帰港する船に乗せて戻ってきた時には、私の出番はすでに終わっていました…
このことは私も師匠に言えません、きっとお怒りになられるでしょう…
今は混乱していて何かを聞かれても答える事が難しい良子さん
おまえも元気出せよ！
はい、ありがとうございます…
北斗に聞いてみよう
なにか知ってるかもしれない
試合を褒めてくれる万葉さん
相手の動きに慣れるのに少々手こずり、苦戦を強いられていたでござるな
かなり強かった
しかし迅速に態勢を立て直し、勝利を勝ち取った
これこそが最も称賛に値するでござる
実は、耳で聞いていたのでござるよ
砂と呼吸の音を
しかし、この程度は造作もないこと
姉君にも分かっていたでござろう
はははっ、たしかにな
ただアタシは経験に頼ってるだけだが
あんたにとって、この武闘会は新鮮で良い体験になってるんじゃないか？
決勝戦の相手について質問パイモンさん
そうでもない
ただ決勝に進出したヤツは「強い」というよりも、突出した能力を持っている
彼は「速い」
身のこなしに長けている
それに一目で分かるほど豊富な実戦経験を持っている
どうした？
決勝戦で不意を突かれないかが心配か？
助言をしたいと言う万葉さん
まだ話してなかったと思うが、実は稲妻にいた頃、拙者は浪人であった
学問を得れば本を知り、武道を得れば刀を知る
長い道のりの中で、芸を一つ増やすのは悪いことではないであろう？
武芸に優れているとは決して言えぬが、大陸中の様々な達人を見てきたでござる
お主の相手が得意とする技術についても、少々心得ている
お主の才覚であれば、拙者からの少しの助言でその技を打破するすべを思いつくであろう
それはちょっと反則じゃないかと思った北斗さん
情報収集も決闘の一部、問題はないと思うが
彼らはモンドから数々の修羅場を経験してきた
それらをくぐり抜けられたのは、気力によるだけのものでもあるまい
ははっ、その場所へ行けば、自然の中に足跡を残す
そして自然はお主らに特別な匂いをもたらすのでござる
しかし、その匂いはあくまでも拙者に助言を与えるのみ
本質に触れることはできぬ
拙者もまだまだ気になることがたくさんあるのでござるよ
あんたが来てから、万葉はめっきりあんたのことを気にかけてるな
何か聞きたいことがあるなら、この機会に聞いてみるといい
こうして万葉と共に静かな場所へ
