ゲーム シェンムー 雑記

シェンムー2 セガの集大成としての完成度

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シェンムー2 セガの集大成としての完成度

今回はシェンムーの前回の記事に続いて、シェンムー2について語りたいと思います。

シェンムー2が出た時代

シェンムー2は2001年9月6日にドリームキャストで発売されました。

2001年3月の段階でドリームキャストは生産中止になっており、セガがハードメーカーを撤退した後での発売となりました。

当時のドリームキャストは生産中止が発表になった後も、かなりの長期間に渡り様々なメーカーによってタイトル供給が続き、セガも出し続けるという流れがありました。

ただ出すだけではなく、サクラ大戦シリーズソニックと言った看板もしっかり含まれていました。

シェンムー2はその中の一つでした。

 

ドリームキャスト生産中止の約1年後で発売となったサクラ大戦4

 

しかし、そう言った状況を考えると、当時のユーザーの多くは複雑な心境でシェンムー2を遊ぶ事になったのではないかと思います。

シェンムー2は1章のプレイデータを引き継げる事もあり、私は2の発売直前まで1章をやり込んでいました。

発売日には予約してありましたので、早速1章の発売時の様に始めました

 

しかし1時間で中断し、そのまま積んでしまいました。

 

シェンムー2は1章の舞台である横須賀から海を渡り、香港で展開されていきます。

私はその香港の街を1時間ほどぶらぶらして、止めてしまったのです。

 

理由は単刀直入に言って、

終わらない話を見せられるからでした。

正直な所、3が出ない事を予期して、諦めていたからです。

このゲーム、どうせ完結しないしめちゃくちゃ中途半端なところで終わって先が気になるに違いないし

 

 

昔、マンガ夜話という番組で出演者の一人がとあるマンガを語っている時

終わらない話を見せられる事ほどばかばかしい事はない

と話していた事が記憶にありますが、私もそんな感じでした(笑)

 

10年ほど前まで深夜のNHKで放送されていた。一つのマンガ作品を語る番組。 いつかこの番組についても書きたい。

 

時間はかかりましたが、まさか3が出るとは…

諦めてすみません。

 

そして、3の発売の数週間前から2を始めました。

あの頃とは違ってすぐにこの続きを遊べる

なんとも贅沢な遊び方だと感じる。

まあ実際には定価で購入して積んでる時点で損なんですが

シェンムー2の完成度

前置きが長くなりましたが、そんなこんなでシェンムー2をクリアしました。

18年前のゲームであり、ハード的にも数世代前にも関わらずグラフィック的にさほど時代を感じさせないのはさすがというか

そして今回YouTubeの方で動画投稿する事もあって色々イベントシーンを編集したりで気付いた事は、カメラワークのこだわりです。

何気ないシーンの切り替わりや、キャラを見せる際の視点移動

こんなこだわっていたんだなあと気付かされました。

だからこそ引き込まれ、飽きずにイベントを見続けられる。

 

もう一つ気付いた点というか、シェンムーってすげえ!と感動した所があります。

ネタバレを含むかも知れません。気にされる方は↓の横線部まで飛ばして下さい。

 

 

 

シェンムー2では途中、香港の湾仔から新たな舞台に移る前に、湾仔でお世話になった人たちにお別れの挨拶をしよう

という展開があり、個人的にシェンムー2の中でも感動的な展開の一つではあるんですが、

ここで誰に挨拶をするか、どう動くかをプレイヤーに委ねています。

 

イベントとして展開させればシェンムー2の一つの見せ場として成立するであろう部分を

メインと言えるキャラをほぼ全スルーして新天地へ移動可能という点に驚きを覚えました。

 

私はなるべく多くの人に挨拶していこうと思って走り回った訳ですが、

あれ?いつもこの時間帯はここにいるはずなのに今日はいないぞ?

なんて言うキャラもいる。

 

主人公「話があるんだ」

「ごめん、今忙しいからまた今度にして」

主人公「そうか、わかった」

 

こういうキャラもいる。

 

これがシェンムー。

これぞリアリティ。

 

こちらの都合で急遽旅に出る事になったから別れの挨拶がしたい

当然みんないつもの時間いつもの所にいて送り出してくれるだろう

という方が無茶な話です。

これぞFREEというジャンル

誰にだって都合の悪い時はある

ゲームでありながら、こういう部分が、キャラにリアルな人間味を持たせているんです。

だからこそ、別れの辛さみたいなものを本気で感じさせる。

 

半ば強制的にイベントとして別れのシーンを見せるのではなく

見る見ないをプレイヤーに委ね、さりげなく見せる

 

こういう展開はシェンムー2に他にもあります。

一例を挙げると、終盤の展開であるキャラとの会話はしてもしなくてもどちらでも良い。

といった具合に。

この辺りが本当にうまい作りだなあと思うと同時に、このゲームにしかできないだろうと思います。

 


 

ネタバレの危険終わりと思います!

前回に続き、シェンムー2作まで語る事ができました。

シェンムー1章とシェンムー2で、シェンムーは一度幕を下ろしたと言えます。

ストーリー的には全く終わりが見えていませんが、記事冒頭で記した様に、2発売当時すでにセガはハードメーカーを撤退していましたし

シェンムーは1章の時点で70億という破格の開発費によって作られた作品です。

売上げとしてその開発費を回収できるラインではなく続編は…

という流れですね。

 

しかしシェンムーが生まれた事には間違いなく大きな意味があったと思います。

 

制作者の鈴木裕さんのことを含め、次回の記事でその辺りを書きたいと思います。

 

次回の記事はこちら

シェンムーに込められた鈴木裕さんの情熱

目次 シェンムーに込められた鈴木裕さんの情熱 鈴木裕さん 鈴木裕さんとシェンムー シェンムーに込められた鈴木裕さんの情熱 シェンムーについて今回3回目の記事となります。   今回はシェンムー ...

続きを見る

 

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