
2025年に高評価を集めたゲームを、MetacriticのMetascoreを軸に振り返ります。この記事は2025年末に「上位200本」として公開した一覧を、2026年9月12日に全面的に見直したものです。Metascoreはレビュー追加やプラットフォームの違いで動くため、現在の上位と、公開当時のTOP200スナップショットを分けて掲載します。
先に結論を書くと、2026年9月12日時点のMetacritic「2025年」一覧では、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition』と『Hades II』が95点で最上位。一方、Metacriticが独自の「新作」基準で選ぶ2025年のGame of the Yearは『Hades II』です。同じMetacriticでも、この2つは集計の意味が違います。
2026年9月12日時点|2025年ゲームのMetascore上位
まずは、現在のMetacritic「2025年」一覧で確認できる上位24本です。年末公開時の順位からは変動があり、当時は入っていなかった『Rhythm Doctor』が89点で9位に入るなど、レビューの追加後に並びが変わっています。
ここで注意したいのは、この一覧をそのまま「2025年に発売された完全新作のベストランキング」と読まないことです。上位にはNintendo Switch 2 Editionのように、過去作を新ハード向けに強化したバージョンも含まれます。純粋な新作だけを比較したい場合は、Metacriticが年末に用いる別の適格条件を見る必要があります。
このランキングで一番重要な「集計ルール」
Metascoreは一見すると単純な100点満点の数字ですが、年次ランキングにすると話が少し複雑になります。同じ作品でもPS5版、PC版、Nintendo Switch版などでレビュー数とMetascoreが異なることがあり、後発移植やリマスター、完全版、DLCまで同じ「2025年」の一覧に現れる場合があります。
- レビュー数:Metacriticの現在の年別一覧では、批評家レビュー7件未満のタイトルは除外されています。
- プラットフォーム差:同じゲームでも機種ごとにMetascoreが異なる場合があります。
- 後から順位が動く:レビュー追加や集計更新によって、年末以降もスコアや順位が変わることがあります。
- 「その年の一覧」と「その年の新作GOTY」は別:移植・完全版・DLCなどの扱いが違います。
旧版の記事では、このプラットフォーム差を表に出さずに200本を一本の順位表として並べていました。そのため、同じ『Capcom Fighting Collection 2』や『Lost in Random: The Eternal Die』が別スコアで重複するなど、現在順位として使うには問題がありました。今回のリライトではそこを隠さず、最新順位と旧版アーカイブを分離しています。
「ゼルダが95点なのに、2025年GOTYはHades II」なのはなぜ?
このページで最も誤解しやすいところです。Metacriticの2025年一覧では、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition』と『Hades II』がともに95点。しかしMetacriticが発表した2025年のGame of the Yearは『Hades II』でした。
理由は、Metacriticの年末GOTYが「その年の一覧で一番上に出た作品」を機械的に選ぶ仕組みではないためです。同社はGOTYについて、7件以上のレビューを得た新作を対象とし、マルチプラットフォーム作品は原則としてレビュー数が最も多い版を採用。前年に別機種で発売済みの作品は翌年に再び対象とせず、リメイク・リマスター・移植は大きな変更がある場合に限って新作扱いします。さらに、複数作品のコンピレーション、DLC・拡張、Definitive/GOTY Editionなどは対象外です。
つまり、「Metacriticの2025年ページで高い点を取った作品」と、「Metacriticが2025年の新作としてGOTY選考の対象にした作品」は同じ集合ではありません。2025年を振り返るときは、この違いを分けて見る方が実態に近くなります。
2025年末公開時点のメタスコアTOP200アーカイブ
ここからは、本記事を2025年末に公開した際の200本一覧をアーカイブとして残します。検索で当時の順位を確認したい人や、年末時点からどの程度スコアが動いたかを比較したい人向けの資料です。以下は2026年9月時点の最新ランキングではありません。
公開時点アーカイブ 1位〜40位
公開時点アーカイブ 41位〜80位
公開時点アーカイブ 81位〜120位
公開時点アーカイブ 121位〜160位
公開時点アーカイブ 161位〜200位
旧版を再点検して分かったこと
1)2025年は「新作の年」であると同時に、強化版・再構築版が目立つ年だった
現在の上位を見ると、1位には『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition』、3位には『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition』が入っています。新作だけを眺めていては見えない、2025年特有のランキングです。
Nintendo Switch 2の登場によって、すでに高く評価されていた作品が新ハード向けに再調整され、再び批評の対象として上位へ戻ってきました。リマスターやDefinitive Editionも含め、「発売年」と「作品が最初に世に出た年」が一致しないケースが増えたことは、2025年のメタスコアを読むうえで外せません。
2)それでも完全新作の上位陣はかなり強い
一方で、新作が埋もれた年だったわけでもありません。『Hades II』『Clair Obscur: Expedition 33』『Blue Prince』『Split Fiction』『ドンキーコング バナンザ』『Hollow Knight: Silksong』などが90点前後に並び、2025年を代表する作品として残っています。
特に『Hades II』はMetacriticの年末基準でも2025年Game of the Year。単純な最高点だけでなく、「その年の新作として何が最も高く評価されたのか」を見るときの基準になります。
3)上位だけを見ると見落とす「職人系」の強さ
200本まで広げて見る価値は、超有名作の順位を確認することだけではありません。『Blue Prince』『despelote』『The Roottrees are Dead』『Pipistrello and the Cursed Yoyo』のように、大規模IPとは違う方向から高評価を取った作品を見つけやすいのが長いランキングの面白さです。
こうした作品は、物量ではなく遊びの核がはっきりしています。パズルの組み合わせ、調査する手触り、短い時間に圧縮された物語、ヨーヨーを中心にした移動と戦闘など、「このゲームで何をするのか」を説明したときに、その作品だけの輪郭が残る。年間TOP10だけでは拾いにくいゲームを探すなら、80点台まで見る意味があります。
4)Metascoreは「買うべき順」ではない
Metascoreは、多数の批評家レビューを一定の方法で集約した指標です。95点のゲームが、すべての人に80点のゲームより面白いという意味ではありません。ジャンルの好み、難易度、プレイ時間、協力プレイの有無、ストーリー重視か操作感重視かで、購入判断は大きく変わります。
このランキングは「2025年に批評家から高く評価された作品を探す入口」として使うのが向いています。気になる作品を見つけたら、実際のゲーム内容、対応機種、価格、アップデート状況、ユーザー評価まで確認してから選ぶのがおすすめです。
Metascoreは何点から高評価と考えればいい?
厳密な線引きはありませんが、年間一覧を読むときは、90点以上を最上位級、85〜89点をかなり高い評価、80〜84点を十分に高評価なゾーンとして見ると把握しやすくなります。ただしレビュー本数が多い大作と、必要最低限のレビュー数を満たした小規模作品では、数字の安定度も同じではありません。
逆に言えば、80点前後にある作品でも、自分の好きなジャンルや遊び方にぴったり合えば、上位作品以上に満足できることは珍しくありません。TOP200まで見る意味は、順位そのものより、自分では見つけられなかった一本に出会えることにあります。
よくある疑問
2025年で一番Metascoreが高いゲームは?
2026年9月12日時点のMetacritic「2025年」一覧では、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition』と『Hades II』が95点で最上位です。
2025年のMetacritic Game of the Yearは?
Metacriticが「新作」の適格条件を設けて選んだ2025年Game of the Yearは『Hades II』です。年別一覧の単純な最上位と、GOTYの対象条件は同じではありません。
同じゲームなのにMetascoreが違うことがあるのはなぜ?
Metacriticではプラットフォーム別にレビューが集計されるため、PS5版、PC版、Nintendo Switch版などでスコアが異なる場合があります。レビュー本数も同じではありません。そのため、年次ランキングを作る場合は「どの機種のスコアを代表値にするか」を決めておかないと、同一作品が重複しやすくなります。
年末に確定したMetascoreはその後も変わる?
変わることがあります。レビューの追加や集計更新でスコアが上下し、同点作品の並びも変化します。本記事でも2025年末の旧表と2026年9月の再確認結果を分けているのはそのためです。
まとめ|2025年のランキングは「現在」と「当時」を分けて見る
2025年のゲームをMetascoreで振り返ると、完全新作だけでなく、Nintendo Switch 2 Editionやリマスターなども上位に入り、単純な「その年に生まれた新作ランキング」とは違う景色が見えてきます。
現在のMetacritic一覧で最上位は95点。新作基準のGame of the Yearは『Hades II』。そして80点台まで広げれば、有名作だけでは見つけにくい高評価タイトルが大量にあります。この記事では今後も、現在順位と公開当時の記録を混同しない形で更新し、2025年ゲームを振り返るための年次アーカイブとして残していきます。