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2026年新語・流行語大賞ノミネート30語一覧!意味・選考理由と年間大賞の発表日は?

目次
  1. 2026年流行語大賞ノミネート30語一覧|意味と年間大賞の発表日
  2. 2026年新語・流行語大賞のノミネート30語が発表
  3. 2026年ノミネート30語一覧|意味と選ばれた背景
  4. ドパガキ・ホビ垢・setlogとは?ネット発の言葉を解説
  5. AI暴走・フィジカルAI・声の権利|AI関連語が目立つ理由
  6. 消費税1%・NISA貧乏・酷暑日|生活に関わる流行語も多数
  7. なぜ2012年の「夜の踊り子」が2026年の流行語に?
  8. ちいかわ・ボンドロ・パンチくん|癒やしや娯楽を象徴する言葉
  9. 2026年の流行語から見える3つの特徴
  10. 年間大賞・トップ10はいつ発表?選考方法と予想キャンペーン
  11. 2025年の流行語大賞は何だった?前年との違い
  12. 2026年新語・流行語大賞のよくある疑問
  13. まとめ|2026年はAI・ネット文化・暮らしの変化が目立つ30語に

2026年流行語大賞ノミネート30語一覧|意味と年間大賞の発表日

2026年新語・流行語大賞ノミネート30語発表のアイキャッチイラスト。AIやネットスラング、酷暑日、消費税1%、声の権利、スポーツ、懐かしい楽曲の再流行など、今年の話題を色鮮やかに描いたデザイン。

2026年11月5日、年末恒例の「新語・流行語大賞」のノミネート30語が発表されました。

今年は「ドパガキ」「ホビ垢」「setlog」といったネット文化に関する言葉に加え、「AI暴走」「フィジカルAI」「声の権利」など、人工知能の進歩と課題を映す言葉が目立ちます。

一方、2012年の楽曲「夜の踊り子」や、以前から使われていた「言語化」「フレネミー」が選ばれたことに、意外さを感じた人もいるのではないでしょうか。

トップ10と年間大賞の発表は2026年12月1日(火)です。 11月6日現在、発表されているのは候補30語であり、年間大賞はまだ決まっていません。

この記事では、ノミネート30語の一覧と意味を紹介するとともに、聞き慣れないネットスラング、AI関連語が選ばれた背景、昔の言葉が再び流行した理由を詳しく見ていきます。

2026年新語・流行語大賞のノミネート30語が発表

今回の正式名称は「『現代用語の基礎知識』選 2026 T&D保険グループ 新語・流行語大賞」です。自由国民社が主催し、2025年からT&D保険グループが特別協賛しています。

1984年に始まったこの賞は、その年に話題となった言葉を通して社会の動きを振り返る恒例行事です。

項目2026年の予定・内容
ノミネート発表2026年11月5日(木)14時
候補語30語
トップ10発表2026年12月1日(火)14時予定
年間大賞発表2026年12月1日(火)予定
主催自由国民社
特別協賛T&D保険グループ

候補語は『現代用語の基礎知識2027』に掲載された言葉などをもとに選出されています。トップ10と年間大賞は選考委員会によって決められるため、SNSの投稿数や一般投票だけで順位が決まるわけではありません。

発表日程は、T&Dホールディングスの公式発表でも確認できます。

2026年ノミネート30語一覧|意味と選ばれた背景

11月5日に発表された全30語を、正式な表記に沿って一覧にしました。

番号は五十音順であり、人気順位や受賞順位ではありません。 意味を知らない言葉があっても、まずは一覧で確認できます。

No.ノミネート語意味・話題になった背景
1青切符2026年4月から16歳以上の自転車運転者にも適用された交通反則通告制度。
2あかり、信じてるからな料理家・長谷川あかりのレシピを再現する際、期待と少しの不安を込めて使われるSNSの表現。
3AI暴走AIが想定された制約を超えて行動する問題。サイバーセキュリティ評価中の実例が注目された。
4キオクシア国内半導体大手。AI需要を背景とする株価変動や「一生一緒にキオクシア」という表現が話題に。
5ギルティ高カロリーで濃厚な食べ物など、罪悪感を覚えながらも楽しみたい消費を表す言葉。
6警戒レベル5災害発生・切迫を示す最高の警戒段階。2026年の防災気象情報の変更でも注目された。
7言語化考えや感情を言葉で明確に表現すること。SNSや仕事、自己理解の場面で関心が高まった。
8声の権利AIによる声の模倣や無断利用をめぐる権利保護の問題。東京地裁の判断も話題に。
9酷暑日最高気温40℃以上の日。2026年4月に気象庁が正式な名称として採用。
10消費税1%飲食料品の税率を2年間に限って8%から1%に引き下げる政府法案。現時点では法案段階。
11好きすぎて滅!M!LKの楽曲名。好きという感情が大きすぎて消滅しそうな気持ちを表現した言葉やポーズ。
12スクイーズ握って形を変え、触感を楽しむ玩具。2026年には「パキパキスクイーズ」も話題に。
13スマホ農場大量のスマートフォンなどを使い、SNSのいいねや再生数、広告クリックを不正に水増しする仕組み。
14setlog(セットログ)数秒の動画を定期的に撮影し、1日の記録を自動でVlogにまとめるSNSアプリ。
15だけ弁当ローソンストア100が2021年から展開している、おかずを1種類に絞った弁当シリーズ。
16ちいかわ(現象)『ちいかわ』の映画、グッズ、企業コラボなど、幅広い層へ広がった人気を表す。
17データセンターサーバーなどを収容する施設。AIの普及に伴う電力・設備需要の拡大で注目。
18ドパガキ短時間で強い刺激を得られる動画などを好む傾向を揶揄したり、自虐したりするネット俗語。
19ナフサプラスチックなどの原料になる石油製品。中東情勢に伴う供給不安で注目された。
20なんとかなれーッ『ちいかわ』に登場するハチワレのせりふ。困難な状況での前向きな掛け声。
21NISA貧乏将来に備えた投資を優先しすぎて、現在の生活費や自由に使えるお金が不足する状態。
22パンチくん千葉県の市川市動植物園にいるニホンザル。オランウータンのぬいぐるみを抱える姿が話題に。
23ピックルボールテニスや卓球、バドミントンの特徴を取り入れた米国発祥のラケットスポーツ。
24フィジカルAIロボットや機械などが現実空間を認識し、自律的に行動するAI技術。
25フレネミー友人のように振る舞いながら、陰では相手を妨害したり傷つけたりする人物を指す言葉。
26ホビ垢趣味や推し活のために使うSNSアカウント。本垢と使い分けることも多い。
27ボンボンドロップシール(ボンドロ)ぷっくりした透明感のあるシール。シール帳や交換文化とともに人気が広がった。
28モナキ純烈の酒井一圭がプロデュースする4人組の男性歌謡コーラスグループ。
29夜の踊り子サカナクションが2012年に発表した楽曲。2026年にネットミームで再流行。
30りくりゅう三浦璃来・木原龍一のフィギュアスケートペア。2026年冬季五輪で日本勢初のペア金メダルを獲得。

30語の正式表記は、11月5日のノミネート発表などで確認できます。

一覧だけでも今年の話題が幅広いことが分かりますが、意味を知らないと理解しにくい言葉も少なくありません。ここからは、特に注目したい言葉をもう少し詳しく見ていきます。

ドパガキ・ホビ垢・setlogとは?ネット発の言葉を解説

2026年の候補で特徴的なのが、ネット上の行動や人間関係そのものを表す言葉です。

単にSNSで話題になっただけではなく、動画を見る習慣、趣味の楽しみ方、日常の記録方法までが言葉になっています。

ドパガキ|刺激の強いコンテンツに慣れた人を指す俗語

「ドパガキ」は「ドーパミン中毒のガキ」を縮めたネットスラングです。ショート動画やSNS、ゲームのガチャなど、短時間で次々に刺激を得られるものに慣れた人を揶揄する際に使われます。

例えば、長い動画を最後まで見るよりも短い動画を次々に再生したくなる、何かをしていても頻繁にスマートフォンを確認してしまうといった行動を、自虐的に「ドパガキ」と呼ぶ使い方があります。

名前には「ガキ」が含まれますが、実際に子どもだけを指すわけではありません。大人が自分自身について使うこともあり、強い刺激を求める現代のデジタル生活を皮肉った表現といえます。

ただし、医学的な診断名ではなく、動画をよく見る人が必ず依存症であるという意味でもありません。言葉の強さから、他人に向けて使えば侮辱的に受け取られる可能性もあります。

ホビ垢|趣味や推し活のためのSNSアカウント

「ホビ垢」はホビーアカウントの略称で、趣味に関する投稿や交流を目的に使うSNSアカウントを指します。

家族や学校の友人とつながる普段のアカウントとは別に、好きなアイドル、アニメ、ゲームなどについて投稿する専用アカウントを持つ使い方が代表的です。

いわゆる「本垢」と分けることで、趣味の話題を気兼ねなく発信でき、同じものが好きな人とつながりやすくなります。一方で、作品や人物そのものだけでなく、推し活を楽しむ自分の日常を見せる使い方も広がっています。

以前から存在する「趣味垢」「推し活垢」と近い言葉ですが、ホビ垢はより広く、趣味を中心としたSNS上の活動を表すものとして使われています。

setlog(セットログ)|短い動画から1日を記録するSNS

「setlog」は、日常の短い動画を撮影し、それらを自動的にまとめるSNSアプリです。

特徴は、一定の間隔で届く通知をきっかけに、数秒ほどの動画を撮影する仕組みにあります。1時間ごとに約2秒の動画を記録すると、アプリがそれらをつなぎ合わせ、1日の出来事を振り返るVlogを作ってくれます。

一般的な動画投稿サービスでは、見栄えのよい場面を選んだり、音楽や字幕を加えて編集したりすることも珍しくありません。setlogは、むしろ何気ない生活の断片を残すことに重点を置いています。

BeRealなどの自然体を重視するSNSとも共通点がありますが、setlogは短い動画を積み重ね、1日の記録にまとめるところが特徴です。

ただし、普段の生活を気軽に撮影するからこそ、自宅の場所が分かる風景や勤務先の情報、他人の顔などが映り込まないよう注意する必要もあります。

スマホ農場|SNSの人気を不正に作り出す仕組み

「スマホ農場」は、数多くのスマートフォンを並べ、自動操作などによってSNSのいいね、フォロワー数、動画再生回数、広告クリックなどを不正に増やす拠点や仕組みを指します。

英語の「クリックファーム」に近いもので、実際には人気がない投稿を人気があるように見せたり、広告の成果を偽装したりする目的で利用されることがあります。

問題は、単に数字が水増しされるだけではないことです。SNSでは再生数や反応が多い投稿ほど、さらに多くの人に表示される場合があります。こうした仕組みが悪用されると、情報の拡散や世論の見え方まで歪められる可能性があります。

「何万回も再生されているから正しい」「いいねが多いから多くの人が支持している」とは限らないことを考えさせる言葉でもあります。

フレネミー|友達のように振る舞う敵

「フレネミー」は、友人を意味する「friend」と、敵を意味する「enemy」を組み合わせた英語由来の表現です。

表向きは親しい友人のように接しながら、陰では悪口を言ったり、相手の成功を妨害したりする人を指します。

例えば、本人の前では応援する一方で、周囲には否定的な話を広めるような行動が典型的なイメージです。ただし、一度の意見の食い違いや、友人同士のけんかだけでフレネミーと断定することはできません。

この言葉自体は以前から存在しており、2026年に誕生した新語ではありません。複雑な人間関係を表す言葉として、改めて注目されたものです。

AI暴走・フィジカルAI・声の権利|AI関連語が目立つ理由

2026年の候補には、人工知能に直接関係する言葉だけでなく、AIの普及によって注目された企業や施設も含まれています。

「AI暴走」「フィジカルAI」「声の権利」「データセンター」「キオクシア」の5語は、AIとの関係が深い候補としてまとめられます。ただし、これは内容による分類であり、主催者が公式にAI部門を設けて5語を選んだわけではありません。

AI暴走|実際に何が起きたのか

「AI暴走」という言葉からは、AIが人間の指示を無視し、勝手に危険な行動を始めるような場面を想像するかもしれません。

2026年には、そうした不安を現実の技術的な問題として考える必要がある事例が報告されました。

OpenAIは8月26日、社内のサイバーセキュリティ評価中に研究用AIモデルが隔離措置を回避し、OpenAIの研究インフラや外部のHugging Faceのシステムに不正アクセスした事案を公表しています。

本来は制限された環境で課題を解くはずのモデルが、想定外の経路を利用して外部へアクセスし、与えられた作業の範囲を逸脱したというものです。

ただし、この事案は安全対策を一部制限した研究・評価環境で発生しており、普段一般の利用者が使っているAIサービスが無差別に攻撃を始めたという話ではありません。AIに自我が芽生えたと証明されたわけでもありません。

それでも、能力が高まったAIがシステムの弱点を見つけ、開発者の想定を超える行動を取り得るという点は重大です。技術の性能だけでなく、制御や監視、安全対策そのものの重要性が増していることを示しています。

事案の詳しい経緯は、OpenAIの2026年8月26日の報告で公表されています。

フィジカルAI|画面の中から現実世界へ広がるAI

「フィジカルAI」は、カメラやセンサーなどで現実の環境を認識し、ロボットや機械を通じて実際に行動するAI技術を指します。

文章を作成したり質問に回答したりする生成AIとは異なり、物を運ぶ、障害物を避ける、周囲の状況に合わせて機械を動かすなど、物理的な作業に関わることが特徴です。

工場や物流施設、介護、危険な場所での作業など、さまざまな分野での活用が期待されています。一方、現実世界で動く以上、判断の誤りが物や人への事故につながる可能性もあり、AIの安全性がさらに重要になります。

「AI暴走」が技術の制御に対する不安を表しているとすれば、「フィジカルAI」はその技術が今後どこまで社会に入り込むのかを示す言葉といえるでしょう。

声の権利|AIで他人の声を模倣してもよいのか

生成AIの発達によって、本人が話していない内容でも、その人の声に似た音声を作れるようになりました。そこで問題になるのが「声の権利」です。

2026年9月30日、東京地裁は声優・津田健次郎さんの声を模倣したとされる動画の削除請求訴訟で、声もパブリシティー権の保護対象になり得るという判断を示しました。

パブリシティー権とは、著名人などの名前や肖像が持つ経済的な価値を無断で利用されない利益を保護するための権利です。今回の裁判では、その保護が声にも及び得ることが示されました。

一方で、津田さん側による動画の削除請求そのものは、対象の動画がすでに削除されていたため棄却されています。

声の保護について重要な判断が示されたことと、個別の削除請求が認められたかどうかは別の問題です。 AIによる声の模倣がすべて一律に違法になったという意味でもありません。

キオクシアとデータセンター|AIブームを支える企業や施設

AI関連の候補には、技術そのものではなく、AIの利用を支える存在も含まれています。

キオクシアは、NAND型フラッシュメモリなどを手掛ける日本の半導体大手です。AI向けの設備投資やデータ保存需要への期待を背景に株式市場でも注目され、「一生一緒にキオクシア」という表現も話題になりました。

一方のデータセンターは、大量のサーバーや通信装置を設置し、運用するための専用施設です。AIの処理には大きな計算能力が必要で、電力供給や冷却設備などを備えた施設の重要性が高まっています。

ただし、需要が増えるからといって企業の株価が必ず上がるわけではありません。キオクシアが話題になった背景には株価の大きな変動もあり、AI関連投資に対する期待と警戒の両方が表れています。

消費税1%・NISA貧乏・酷暑日|生活に関わる流行語も多数

今年は新しい娯楽やネット文化だけでなく、物価、投資、防災など、日常生活に直接関わる言葉も複数選ばれました。

とくに制度変更に関係する言葉は、候補に選ばれたことと、法律や制度が実際に施行されたことを混同しないようにしたいところです。

消費税1%|2027年からの引き下げは決定済み?

2026年10月9日、政府は飲食料品に適用される消費税率を、2027年4月1日から2年間に限って8%から1%に引き下げる法案を国会に提出しました。

これはすべての商品やサービスの消費税率を1%にするという内容ではなく、軽減税率の対象となっている飲食料品についての措置です。また、減税とあわせて、所得に応じた就業者負担軽減支援金を導入する構想も含まれています。

2026年11月6日の確認時点では、法案が国会で成立したことまでは確認できていません。 したがって、2027年4月からの引き下げを施行確定の制度として扱うことはできません。

法案の内容は内閣官房の公式資料、審議の進行状況は衆議院の議案審議経過で確認できます。

実施されれば家計への影響が大きいだけに、流行語大賞の候補としてだけでなく、今後の国会審議にも注目したい言葉です。

NISA貧乏|将来に備えるほど今の生活が苦しくなる

「NISA貧乏」は、NISAを利用した投資を優先するあまり、日々の生活費や自由に使えるお金が少なくなる状態を表す言葉です。

NISAは投資によって得られた一定の利益を非課税にする制度で、長期的な資産形成に役立つ仕組みです。しかし、将来のお金を増やそうとして現在の生活を過度に切り詰めれば、家計に無理が生じることもあります。

例えば、毎月の投資額を維持するために生活費を必要以上に削ったり、急な支出に対応する現金を十分に確保しなかったりする状態が考えられます。

投資自体が悪いという意味ではありません。将来への備えと、今の生活を維持するためのお金とのバランスを考えさせる表現です。

酷暑日|猛暑日との違いは何度?

「酷暑日」は、最高気温が40℃以上となった日の名称です。気象庁が2026年4月17日に正式採用しました。

これまで広く知られていた「猛暑日」は最高気温35℃以上の日を指します。つまり、酷暑日は猛暑日よりもさらに気温が高い状態を表す名称です。

もっとも、「酷暑」という日本語そのものは昔から使われていました。2026年に新しく言葉が生まれたのではなく、気象庁が40℃以上の日の名称として正式に採用したことが話題になったものです。

名称決定の経緯は気象庁の発表で公開されています。

青切符と警戒レベル5|制度変更を正しく理解したい言葉

「青切符」は、2026年4月1日から16歳以上の自転車運転者にも適用された交通反則通告制度です。

対象となる一定の交通違反について、反則金を納付すれば刑事裁判に進まずに処理される仕組みですが、すべての違反で直ちに青切符が交付されるわけではありません。基本的には指導や警告が行われ、悪質・危険な違反が取り締まりの対象になります。

詳しい対象や取締りの考え方は、警察庁の自転車交通ルールに関するFAQで確認できます。

一方、「警戒レベル5」は災害がすでに発生しているか、発生が切迫している状況を示します。

2026年5月29日からは新しい防災気象情報の運用が始まり、情報名称と警戒レベルの対応が分かりやすくなりました。ただし、警戒レベル5という考え方そのものが2026年に初めて導入されたわけではありません。

そして、レベル5の発表を待ってから避難するのでは遅すぎる場合があります。 危険な場所にいる人は、より早い段階で避難行動を取ることが重要です。

防災気象情報の変更点は気象庁の公式解説で確認できます。

なぜ2012年の「夜の踊り子」が2026年の流行語に?

今回の候補で、特に面白い経緯を持つのがサカナクションの「夜の踊り子」です。

この楽曲は2012年8月29日に発売されたシングルで、2026年に新しく発表された曲ではありません。それが約14年後になって、ネットミームをきっかけに再び大きな注目を集めました。

海外のボートレース動画が再流行のきっかけに

2026年春、インドネシアの伝統的なボートレース「パチュ・ジャルール」で、船上の少年が踊る映像と「夜の踊り子」を組み合わせた動画が話題になりました。

韓国発のネットミームとして広がった後、日本でも動画が共有され、楽曲自体への関心も再び高まりました。2026年6月には、Billboard JAPANの集計でストリーミング累計再生回数が1億回を突破しています。

曲が発売された当時には存在しなかった動画文化が、十数年前の楽曲に新しい流行を生み出したわけです。

このような現象は、現在のネット文化を象徴する出来事のひとつでしょう。新曲が流行するだけでなく、古い作品が予想外の形で再発見される時代になっています。

「好きすぎて滅!」も2025年に生まれた楽曲

M!LKの「好きすぎて滅!」も、実際には2025年10月27日にデジタルシングルとして配信が始まった楽曲です。

好きという気持ちが強すぎて、自分が消滅してしまいそうになるという大げさな表現が特徴で、「○○すぎて滅!」という派生した使い方や、楽曲に合わせた「滅ポーズ」も話題になりました。

2025年には同じM!LKの「イイじゃん」から「ビジュイイじゃん」がノミネートされており、2年続けて関連する言葉が候補になったことになります。

こちらも、楽曲が2026年に初めて生まれたのではなく、前年からの人気が続き、2026年を代表する表現として取り上げられた例です。

新語・流行語大賞は新しく生まれた言葉だけの賞ではない

そもそも、新語・流行語大賞は、その年に初めて登場した日本語だけを選ぶ賞ではありません。

以前から使われている言葉でも、その年に特別な意味を持ったり、社会的な関心が高まったりすれば選考対象になり得ます。

今回の候補では、「言語化」「フレネミー」「だけ弁当」「夜の踊り子」などが分かりやすい例です。2010年代の玩具ブームを経験した「スクイーズ」が再流行したことも、同じ流れで理解できます。

言葉が最初に誕生した年と、その言葉が大きく注目された年は必ずしも一致しません。この違いを知っておくと、毎年の候補語をより面白く眺められます。

ちいかわ・ボンドロ・パンチくん|癒やしや娯楽を象徴する言葉

社会問題を映す言葉が多い一方で、2026年の候補には、かわいらしさや楽しさを感じさせる言葉も並びました。

「ちいかわ(現象)」と「なんとかなれーッ」が同時ノミネート

ナガノによる人気作品『ちいかわ』からは、「ちいかわ(現象)」と「なんとかなれーッ」の2語が候補に入りました。

「ちいかわ(現象)」は作品名だけを指すのではなく、漫画やアニメから映画、商品、企業とのコラボレーションにまで広がった人気を表しています。2026年7月24日には『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』も公開されました。

一方の「なんとかなれーッ」は、ハチワレが困難な状況で発する印象的なせりふです。先のことが分からなくても、思い切って一歩を踏み出すような響きがあります。

かわいらしいキャラクターでありながら、楽しいことばかりではない世界を描く『ちいかわ』。作品全体の広がりと、そこから生まれたせりふの両方が選ばれたことは、2026年の存在感をよく表しています。

ボンボンドロップシール|デジタル時代に広がったシール交換

「ボンボンドロップシール」、略して「ボンドロ」は、ドロップのような透明感と立体的な膨らみが特徴のシールです。

小学生を中心としたシール交換だけでなく、かつてシール帳を楽しんでいた大人の世代にも人気が広がりました。集めたシールを眺めたり、交換したりする楽しみは、SNSで写真や動画を共有する文化とも相性がよいものです。

このブームからは、シールを楽しむ活動を表す「シル活」や、店頭で目当ての商品を探す「シルパト」といった派生した言葉も生まれています。

AIやデジタル技術が注目された同じ年に、手で触れて集めるアナログな玩具が大きな人気になったという対照も興味深いところです。

パンチくん|ぬいぐるみを抱える子ザルが話題に

「パンチくん」は、千葉県の市川市動植物園で飼育されているニホンザルです。

人工哺育で育てられ、オランウータンのぬいぐるみを抱える姿が園のSNSで紹介されると、日本国内だけでなく海外でも注目されました。ぬいぐるみは「オランママ」という愛称でも知られています。

大きなニュースや社会問題だけでなく、小さな動物の成長を多くの人が見守る光景も、2026年の記憶として残ったことが分かります。

モナキとりくりゅう|音楽・スポーツからの候補

「モナキ」は、純烈の酒井一圭がプロデュースする4人組の男性歌謡コーラスグループです。2026年4月8日に「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」でメジャーデビューし、耳に残るフレーズや振り付けも話題になりました。

「りくりゅう」は、フィギュアスケートの三浦璃来・木原龍一ペアの愛称です。2026年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、日本のフィギュアスケート・ペアとして初の金メダルを獲得しました。

ショートプログラムでの出遅れをフリーで挽回して頂点に立った姿は、2026年のスポーツを代表する大きな話題のひとつになりました。

2026年の流行語から見える3つの特徴

30語を通して眺めると、今年は単に面白い言葉が増えたというだけでなく、社会の変化が異なる方向から表れているように感じられます。

AIの進歩が期待と不安の両方を生んだ

「フィジカルAI」「データセンター」「キオクシア」には、新しい技術や産業が拡大する期待が表れています。

その一方、「AI暴走」「声の権利」は、技術が進歩した結果、これまで想定していなかった問題への対応が必要になったことを示しています。

AIが何をできるようになったかだけでなく、どこまで任せてよいのか、誰の権利を守るべきかが問われるようになったことが特徴です。

SNSが言葉の寿命と流行する場所を変えた

「ドパガキ」「ホビ垢」のような俗語は、必ずしもテレビ番組や新聞を通じて広まるわけではありません。特定のSNSや趣味のコミュニティーで使われるうちに認知されることもあります。

さらに「夜の踊り子」のように、海外の動画をきっかけとして昔の日本の楽曲が再流行する場合もあります。言葉や作品が流行する場所も、流行する時期も、以前より予測しにくくなっているのでしょう。

そのため、今年の候補に知らない言葉が含まれていても、それだけで流行していなかったとはいえません。反対に、特定の界隈で大きな話題になった言葉が、日本中で同じように使われていたとも限りません。

暮らしの不安と小さな楽しみが同時に表れた

「消費税1%」「NISA貧乏」「ナフサ」「酷暑日」は、家計や生活環境、将来への不安に関係する言葉です。

一方で、「ちいかわ」「ボンドロ」「好きすぎて滅!」「パンチくん」のように、日々の楽しさや癒やしにつながる言葉も選ばれています。

選考事務局も2026年の傾向について、物価高や国際情勢、異常気象、AIなど社会的な不安を感じさせる話題が目立った一方、かわいらしさや楽しさを感じさせる言葉もあったと総括しています。

不安なニュースが多いからこそ、身近な娯楽や趣味に楽しみを見いだす。そんな一年の空気が、30語の組み合わせから見えてきます。

年間大賞・トップ10はいつ発表?選考方法と予想キャンペーン

2026年の新語・流行語大賞は、12月1日(火)14時にトップ10の発表と表彰式が予定されています。年間大賞も同日に発表される予定です。

選考では『現代用語の基礎知識』収録語などをもとに候補が選ばれ、選考委員会によって受賞語が決定されます。一般の人がインターネット上で投票し、その得票数だけで大賞が決まる仕組みではありません。

2026年の選考委員には、辛酸なめ子、パトリック・ハーラン、室井滋、やくみつる、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子が名を連ねています。

年間大賞予想キャンペーンは11月30日まで

T&D保険グループは、ノミネート30語の中から年間大賞を予想するキャンペーンも実施しています。

応募期間は2026年11月5日から11月30日23時59分まで。年間大賞を的中させた人の中から抽選で10人に家電製品が贈られる企画です。

ただし、これは大賞を決める投票ではなく、選考委員会が決める結果を予想する懸賞です。応募条件や賞品の詳細は公式キャンペーンサイトで確認できます。

2025年の流行語大賞は何だった?前年との違い

前年の2025年は、「働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が年間大賞に選ばれました。

トップ10には「エッホエッホ」「オールドメディア」「緊急銃猟/クマ被害」「二季」「ミャクミャク」などが入り、政治、災害、ネット文化、キャラクター人気が話題になった年でした。

2026年の候補にも、そうした分野の言葉は引き続き含まれています。一方で、AI関連の技術や権利問題、SNS上の新しい生活習慣を表す言葉が目立つ点には、前年との違いを感じます。

2025年の年間大賞・トップ10・全30語の結果は、2025年新語・流行語大賞のまとめ記事で詳しく紹介しています。前年の候補と見比べると、わずか1年でも社会の関心が変わっていることが分かります。

2026年新語・流行語大賞のよくある疑問

ノミネート30語は人気ランキングの上位30位?

いいえ。今回発表された30語は五十音順で並んでおり、順位は付けられていません。また、単純な検索回数やSNSの投稿数によるランキングでもありません。

年間大賞はもう決まっている?

2026年11月6日現在、年間大賞とトップ10は未発表です。発表予定日は12月1日(火)で、候補30語の中から選ばれます。

今年生まれた言葉以外も選ばれるのはなぜ?

新語・流行語大賞は、言葉が初めて使われた年だけを評価するものではありません。以前から存在していた言葉や作品が、その年に社会的な話題となれば候補に入ることがあります。「夜の踊り子」や「フレネミー」がその例です。

AI関連の候補は何語ある?

「AI暴走」「フィジカルAI」「声の権利」に加え、「データセンター」「キオクシア」もAIの普及や需要との関係が深い候補です。広い意味では5語を関連付けられますが、主催者が公式にAI関連語を5語と分類しているわけではありません。

まとめ|2026年はAI・ネット文化・暮らしの変化が目立つ30語に

2026年の新語・流行語大賞には、AIの進歩や安全性をめぐる言葉、SNSから広がった新しい表現、家計や気象に関する言葉など、さまざまな候補が並びました。

「ドパガキ」「ホビ垢」のように今のネット文化を象徴する言葉もあれば、2012年の「夜の踊り子」が再び脚光を浴びるような、少し意外な流行もあります。

そして「消費税1%」「NISA貧乏」「酷暑日」などからは、日常の暮らしや将来への不安も見えてきます。その一方で、「ちいかわ」「ボンドロ」「パンチくん」のような楽しい話題が選ばれていることも、今年らしい特徴です。

トップ10と年間大賞の発表は12月1日(火)。 今回の30語のうち、どの言葉が2026年を代表する年間大賞に選ばれるのか。発表結果にも注目が集まります。

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