結論|完結するかは断定できない。ただし物語の制作は続いている

『HUNTER×HUNTER』が本当に完結するのか。2026年10月時点でも、この問いに公式な答えはありません。
ただし、「もう制作されていない」という状況でもありません。2026年6月29日に第411話の掲載が始まり、9月7日発売の『週刊少年ジャンプ』41号まで第420話が掲載されました。最新コミックス39巻は7月3日に発売され、シリーズ累計発行部数は1億部を突破しています。
一方、第420話の次となる第421話は、掲載時期が決まり次第『週刊少年ジャンプ』本誌で告知される形となっており、2026年10月4日時点で正式な掲載日は発表されていません。
つまり現在地を短く言えば、「物語は進んでいる。しかし、完結までの予定表は公表されていない」です。この記事では、希望的観測と悲観論を分け、公式に確認できる状況から整理します。
2026年10月時点の『HUNTER×HUNTER』最新状況
- 最新掲載:第420話。2026年9月7日発売の『週刊少年ジャンプ』41号に掲載
- 次回:第421話。掲載日は未発表
- 最新コミックス:39巻。2026年7月3日発売
- 39巻収録:No.401「月光」~No.410「交渉④」
- 累計発行部数:39巻発売を機にシリーズ累計1億部を突破
- 掲載形態:No.401以降は、従来の週刊連載とは異なる形で掲載
39巻が401~410話を収録したため、2026年に掲載された411~420話はその続きにあたります。2026年は約1年半ぶりに本誌掲載が再開し、10話分進んだことになります。
集英社の『HUNTER×HUNTER』公式作品ページでは39巻まで案内されており、集英社の39巻書誌情報でも401~410話の収録内容を確認できます。
2022年から「毎週載る漫画」ではなくなった
完結を考えるうえで重要なのは、現在の『HUNTER×HUNTER』を一般的な週刊連載と同じ物差しで見ないことです。
2022年12月、第400話掲載時に『週刊少年ジャンプ』編集部は、作者・冨樫義博さんの体調などを踏まえ、第401話以降を従来とは異なる掲載形態にすると発表しました。同時に、冨樫さんが物語の執筆を続けていること、編集部も完結までサポートを継続することを説明しています。
その後は、2024年に401~410話、2026年に411~420話という形で、まとまった話数が掲載されました。現在は「毎週いつまでも続く連載」ではなく、制作状況に合わせて掲載ブロックが組まれる作品と考えた方が実態に近いでしょう。
第420話まで進んでも、まだ暗黒大陸そのものには着いていない
完結までの距離を単純に予測できない最大の理由は、現在進行している物語の密度です。

舞台は暗黒大陸へ向かう巨大船ブラックホエール号の内部。そこで、カキン王国の王位継承戦、クラピカと第14王子ワブルをめぐる攻防、幻影旅団とヒソカ、複数のマフィア組織、ビヨンド=ネテロをめぐる動きなどが同時に進んでいます。
「暗黒大陸編」と呼ばれることが多いものの、物語はまだ暗黒大陸への航海途中です。しかも船内だけで複数の大きな対立が走っているため、現在のペースから「あと何話で終わる」と数字を出すことはできません。
完結までに残っている大きな軸
細かな伏線を数え始めると際限がありません。完結問題を考えるなら、少なくとも次の大きな軸を分けて見る必要があります。
- カキン王位継承戦:第14王子までが関わる継承戦の決着
- クラピカ:緋の眼、ツェリードニヒ、ワブル護衛、エンペラータイムの代償
- 幻影旅団とヒソカ:船内で続く対立とマフィア抗争
- 暗黒大陸:ビヨンド、ジン、パリストンらを含む本来の遠征
- ゴンとキルア:現在の船内編には参加していない2人の今後
- 世界設定:ドン=フリークスなど、暗黒大陸に関わる未解決要素
ただし、作品が完結するために「すべての謎を一つ残らず説明する必要がある」と決まっているわけではありません。物語上の主要人物に区切りをつけ、一部の世界設定を余白として残す終わり方もあり得ます。これはあくまで物語構成上の可能性であり、公式に示された結末ではありません。
「完結する可能性は何%」とは言えない
『HUNTER×HUNTER』については、休載期間が長いぶん「完結確率」「あと何年」と数字を付けたくなります。しかし、現在確認できる公式情報から確率を出すことはできません。
確実に言えるプラス材料は、冨樫さんが制作を継続していること、2026年にも実際に10話が掲載されたこと、編集部が完結まで支える方針を示していることです。
一方で、掲載時期は不定期で、物語はまだ大きな章の途中です。第421話の掲載日すら現時点では決まっていません。したがって、「完結の意思や制作継続は確認できるが、完結時期を予測できる材料はない」というのが最も正確な答えになります。
39巻発売と1億部突破が示したもの
2026年7月3日に39巻が発売され、『HUNTER×HUNTER』はシリーズ累計発行部数1億部を突破しました。連載開始は1998年。長い休載を挟みながらも、作品そのものへの関心が失われていないことを示す大きな節目です。
集英社は1億部突破記念サイトも公開しています。単行本が出るたびに現在地を確認する読者、新しい掲載ブロックを追う読者、過去編を読み返す読者が同時に存在しているのが、現在の『HUNTER×HUNTER』です。
第421話はいつ?|現時点では「未発表」が答え
第420話掲載後、次回の掲載時期は決定次第『週刊少年ジャンプ』本誌で発表される形です。冨樫さんから未掲載話の制作進捗が報告されることはありますが、原稿が完成していることと、掲載日が決まっていることは別です。
そのため、「第421話は○月掲載」「次は10話連続」といった予測を確定情報として扱うことはできません。つぶログでは、集英社・『週刊少年ジャンプ』側から掲載日が発表された時点で更新対象とします。
まとめ|2026年は大きく進んだ。それでも完結時期は読めない
2026年の『HUNTER×HUNTER』は、長く動きがなかった年ではありません。第411話から第420話まで掲載され、39巻が発売され、シリーズ累計1億部という節目にも到達しました。
ただし、物語はブラックホエール号の中で王位継承戦と複数の対立が続いており、暗黒大陸そのものにはまだ到達していません。次の第421話も掲載日未発表です。
だから現時点の答えは、「完結すると断定はできない。しかし、制作と掲載は現実に続いている」です。完結を予想するより、まずは公式に確認できる一歩ずつを追う方が、この作品には合っています。
あわせて、なぜ長期休載があっても読み返され続けるのかを考えた「HUNTER×HUNTERはなぜ未完でも読み返されるのか」も公開しています。