PS3・PS Vita向けPS Storeは2027年7月に終了する

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS3およびPS Vita向けPlayStation Storeを終了すると発表しました。
日本を含む多くの国・地域では、**2027年7月に両機種からの新規購入ができなくなります。**2026年7月31日時点では、7月の具体的な終了日や時刻までは発表されていません。
ただし、今回の発表は、PS3・PS Vita本体や購入済みゲームが、2027年7月から一斉に使えなくなるという内容ではありません。
終了するのは、PS3・PS VitaからPlayStation Storeへアクセスし、ゲームや追加コンテンツなどを新たに購入する機能です。
すでに所有しているコンテンツは、各ゲームのオンライン機能やサービスが提供されている範囲で引き続きプレイできます。購入済みコンテンツも、サービス終了後「当面の間」は再ダウンロードできると案内されています。
今回発表された内容を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 2027年7月以降の扱い |
|---|---|
| ダウンロード版ゲームの新規購入 | できなくなる |
| DLC・追加コンテンツの新規購入 | できなくなる |
| 購入済みゲームのプレイ | 引き続き可能 |
| 購入済みコンテンツの再ダウンロード | 当面の間は可能 |
| パッケージ版ゲームの利用 | 今回の終了対象外 |
| オンライン対戦・協力プレイ | 各ゲームのサービス状況による |
| ゲームの更新データ | 一斉終了とは発表されていない |
| セーブデータ・トロフィー | 削除や一斉終了の発表はない |
最も注意したいのは、再ダウンロードについて使われている表現が、期限を設けない「永久」ではなく、**「当面の間」**であることです。
今すぐ購入済みゲームをすべてダウンロードする必要はありませんが、将来も遊びたい作品を長期間放置してよいとも言い切れません。
この記事では、PS3・PS Vita向けPS Storeの終了によって何ができなくなるのかを整理し、購入済みゲーム、DLC、ゲームアーカイブス、パッケージ版、オンライン機能、セーブデータ、トロフィーへの影響を解説します。
終了前に何を確認し、どのコンテンツを優先すべきなのかも、公式発表に基づいて見ていきます。
PS Store終了後にできなくなること
2027年7月以降にできなくなるのは、PS3・PS Vita向けコンテンツの新規購入です。
すでに所有しているゲームが消えるのではなく、これまで購入していなかったゲームやDLCを、後からライブラリーへ追加できなくなります。
ダウンロード版ゲームを新たに購入できなくなる
PS3・PS Vita向けPlayStation Storeの終了後は、両機種用のダウンロード版ゲームを新規購入できません。
パッケージ版が存在する作品であれば、終了後も中古市場などで入手できる可能性があります。一方、ダウンロード専用作品は、ほかの機種へ移植されていなければ、正規の新規購入手段そのものを失う可能性があります。
注意したいのは、現在販売されている全作品が、必ず2027年7月まで残るとは限らないことです。
個別のゲームやDLCは、権利関係や販売元の判断などにより、PS Store全体の終了より前に配信を終える場合があります。
気になる作品がある人は、「終了月まで待てばよい」と考えるのではなく、現在も販売されているかを早めに確認した方がよいでしょう。
未購入のDLCや追加コンテンツも買えなくなる
終了対象はゲーム本編だけではありません。
公式案内では、PS3・PS VitaのPlayStation Storeから、ゲーム、追加コンテンツ、そのほかのコンテンツを購入できなくなると説明されています。
追加シナリオ、後日談、キャラクター、ステージ、衣装、楽曲、ゲーム内アイテムなども、未購入のままであれば終了後に新しく入手できなくなります。
特に注意が必要なのは、本編をパッケージ版で所有している作品です。
ディスクやPS Vitaカードが残っていても、追加ストーリーなどが別売りDLCとして配信されている場合、パッケージだけでは作品の全内容を再現できません。
パッケージ版を持っているから、PS Store終了の影響を受けないとは限らないのです。
ゲームアーカイブスなどの旧作も新規購入できなくなる
PS3・PS Vitaでは、過去のPlayStation作品などをダウンロード購入できる旧作配信も利用されてきました。
こうした作品も、PS3・PS Vita向けストアで新規購入するコンテンツである以上、終了後は未購入タイトルを新しくライブラリーへ追加できなくなります。
一部の旧作は、PS4・PS5向けに買い切り版が配信されたり、PlayStation Plusのクラシックスカタログへ収録されたりしています。
しかし、PS3・PS Vitaで購入できる旧作が、すべて現在の機種へ移行しているわけではありません。
同じ作品が現行機で提供されていても、買い切りと定額制、据え置き機と携帯機では利用条件が異なります。
PS Vitaで旧作を携帯して遊びたい人にとっては、PS5版が存在していても完全な代替にならないことがあります。
無料体験版などの扱いは明記されていない
公式発表では、2027年7月以降に「購入」ができなくなると案内されています。
一方、価格が0円の体験版、無料テーマ、無料追加データなどを、終了後に新規取得できるかどうかは、2026年7月31日時点では詳しく説明されていません。
PlayStation Store自体が両機種でサービスを終了する以上、無料コンテンツの新規取得も難しくなる可能性はあります。
ただし、公式に明記されていない段階で、すべて利用できなくなると断定することもできません。
残しておきたい無料コンテンツがある場合は、終了直前まで待たず、利用できるうちに取得しておく方が安全です。
終了後もPS3・PS Vitaでできること
PS Storeの終了後も、所有しているゲームや本体に保存されたデータが一斉に失われるわけではありません。
ただし、オフラインで完結するゲームと、外部サーバーへ依存するゲームでは、終了後に利用できる範囲が異なります。
保存済みのダウンロード版ゲームは引き続き遊べる
PS3・PS Vita本体へインストール済みの購入済みゲームは、PS Storeが終了しただけで自動的に起動できなくなるものではありません。
公式も、すでに所有しているコンテンツについて、各ゲームのオンライン機能やサービスの提供状況に応じて、引き続きプレイできると案内しています。
オフラインで完結する一人用ゲームであれば、本体、ストレージ、アカウント認証などが正常な限り、終了後も遊べると考えられます。
一方、常時オンライン接続や専用サーバーを必要とする作品は、PS Storeとは別に、運営会社のサービス終了によって遊べなくなる可能性があります。
PS Storeの終了と、購入済みゲームの利用停止は同じ意味ではありません。
購入済みゲームやDLCは当面の間再ダウンロードできる
以前購入したゲームを本体から削除していても、2027年7月を境に直ちに再ダウンロードできなくなるわけではありません。
購入済みコンテンツは、サービス終了後も「当面の間」ダウンロード可能です。
公式案内はゲーム本編だけに対象を限定していないため、購入履歴へ登録されたDLCも、購入済みコンテンツとして再ダウンロードの対象になると考えられます。
ただし、具体的な提供期限は発表されていません。
「当面の間」は、数か月なのか、数年なのか、さらに長い期間なのか分からず、永久に利用できることを保証する表現でもありません。
今後も遊びたい作品は、ゲーム本編だけでなく、購入したDLCがダウンロードリストへ表示されるか、ゲーム内へ正しく反映されるかも確認しておきましょう。
パッケージ版ゲームは今回の終了対象ではない
PS3のBlu-ray DiscやPS Vitaカードで販売されたパッケージ版は、PS Storeを利用せずに起動できます。
そのため、今回の発表だけを理由に、所有しているパッケージ版ゲームが2027年7月から遊べなくなることはありません。
ただし、ゲーム本編がパッケージに収録されていても、更新データ、DLC、オンライン認証、追加モードなどがネットワークサービスへ依存している場合があります。
完全版パッケージのように見えても、追加コンテンツがディスク内ではなく、同封コードで提供されていることもあります。
中古品に付属するコードは使用済みの場合があるため、パッケージを持っていることと、作品の全内容を利用できることは別です。
オンライン対戦は一斉終了しない
PS Storeが終了しても、すべてのPS3・PS Vita用ゲームのオンライン対戦が、2027年7月に一斉終了するわけではありません。
オンライン対戦、協力プレイ、ランキングなどを利用できるかどうかは、各ゲームのオンライン機能やサービスが継続しているかによって決まります。
すでにオンラインサービスを終了している作品もあれば、現在も一部の機能を利用できる作品もあります。
特定のゲームをオンラインで遊びたい場合は、PS Store終了のお知らせだけで判断せず、ゲームの公式サイトや発売元の案内を確認する必要があります。
ゲームの更新データ終了までは発表されていない
2026年7月31日時点では、PS3・PS Vita用ゲームの修正パッチや更新データが、2027年7月に一斉配信終了するという発表はありません。
今回明示されたのは、両機種のPlayStation Storeで新たなコンテンツを購入できなくなることです。
したがって、PS Storeの終了日から、すべてのゲームを更新できなくなると断定するのは正確ではありません。
一方、更新データが将来にわたって無期限に配信されると保証されたわけでもありません。
残しておきたいゲームは、現在利用できる更新データを適用し、一度正常に起動するか確認しておくと安心です。
セーブデータやトロフィーはどうなる?
PS Storeの終了発表には、セーブデータや獲得済みトロフィーを削除するという内容は含まれていません。
ただし、本体や記録媒体の故障は、ストアの終了とは関係なく発生します。
長く残したいゲームがあるなら、ソフトだけでなく、プレイ記録も可能な範囲で保護しておく必要があります。
PS3のセーブデータはバックアップできる
PS3では、本体ストレージ内のデータを、記録メディアやUSBストレージへバックアップできます。
本体全体を保存する「バックアップユーティリティー」のほか、対応するセーブデータを個別に記録メディアへコピーする方法も案内されています。
作品によってはコピーを制限しているセーブデータもありますが、保存可能なデータは、PS3本体が正常に動作しているうちにバックアップしておくと安心です。
PS Vitaはパソコンなどへバックアップできる
PS Vitaの本体メモリーやメモリーカードに保存したデータは、PS3、パソコン、nasne、PlayStation Plusのオンラインストレージなどを使ってバックアップできます。
オンラインストレージを利用する場合は、PlayStation Plusへの加入が必要です。
PS Vita専用メモリーカードも、永久に使える記録媒体ではありません。
現在正常に動いていても、将来の故障に備え、残したいセーブデータは別の場所にも保存しておいた方がよいでしょう。
トロフィーはサーバーと同期しておく
PS Vitaの通常バックアップには、ゲームで獲得したトロフィーデータが含まれません。
公式サポートでは、トロフィーを残したい場合、PlayStationのサーバーと同期するよう案内しています。
PS Store終了によってトロフィー機能が同時に終了するとは発表されていません。
それでも、長期間同期していない本体があるなら、アカウントへサインインできるうちにトロフィー情報を反映させておく方が安全です。
オンラインサービスを必要とするトロフィーについては、対象ゲームのサーバーが終了すると、新規獲得できなくなる場合があります。
終了前に確認しておくべきこと
終了まで約1年あるため、今すぐ大量のゲームを購入する必要はありません。
重要なのは、終了直前になってからアカウントや本体の問題へ気づかないように、現在の利用環境を整理することです。
PS3・PS Vitaでサインインできるか確認する
現在、PS3・PS VitaからPlayStationへサインインするときは、通常のアカウントパスワードではなく、機器設定パスワードを使用します。
ウェブブラウザのアカウント管理から機器設定パスワードを生成し、本体にサインインIDとなるメールアドレスと生成したパスワードを入力します。
長期間本体を起動していない場合は、次の項目を確認しましょう。
- 登録しているメールアドレスを現在も受信できるか
- ウェブブラウザからアカウント管理へ入れるか
- 機器設定パスワードを生成できるか
- PS3・PS Vita本体から正常にサインインできるか
購入済みコンテンツが残っていても、購入に使用したアカウントへ入れなければ、再ダウンロードや機器認証で困る可能性があります。
購入履歴とダウンロードリストを確認する
PlayStation Storeの利用履歴は、ウェブブラウザ、PS5、PS4、PlayStation Appなどから確認できます。
ただし、過去に購入した古いコンテンツを探す場合は、PS3・PS Vita本体のダウンロードリストも確認しておいた方がよいでしょう。
購入した記憶があっても、別のアカウントで購入していたり、本編だけでDLCは未購入だったりすることがあります。
確認したいのは、次の3点です。
- 購入したアカウントがどれか
- 本編とDLCの両方が登録されているか
- 現在もダウンロードリストへ表示されるか
記憶だけで判断せず、実際の購入履歴と本体上の表示を照合することが大切です。
使用する本体の機器認証を確認する
ダウンロード版ゲームを利用するには、PlayStationアカウントだけでなく、使用する本体の機器認証も必要です。
PS3ではアカウント管理の「機器認証」から、PS Vitaでは設定内の「PlayStation Network」から、ゲーム用の認証状態を確認できます。
現在ゲームを正常に起動できている本体については、理由なく認証を解除する必要はありません。
以前の本体を処分した、予備機へ移行したい、認証上限に関するエラーが出るといった場合は、終了直前になる前に認証状態を整理しておきましょう。
重要なゲームは一度ダウンロードして起動する
購入済みコンテンツは、終了後も当面の間再ダウンロードできます。
そのため、所有作品をすべて今すぐ保存する必要はありません。
ただし、今後も遊びたい重要な作品は、一度ダウンロードして次の状態を確認しておくと安心です。
- ゲームが正常に起動する
- 必要な更新データを適用できる
- 購入したDLCがゲーム内へ反映される
- セーブデータを読み込める
- 本体やメモリーカードの空き容量が足りている
購入履歴に名前が表示されているだけでは、ゲーム本編とDLCが問題なく利用できる状態とは限りません。
残したい作品は、実際に起動できるところまで確認することが重要です。
ウォレットへの過剰なチャージを避ける
PlayStation Storeのウォレット残高は、ウェブブラウザの支払い管理画面などから確認できます。
PS3・PS Vita用コンテンツをまとめて購入する場合でも、必要な合計金額を確認してからチャージした方がよいでしょう。
ウォレットはPS3・PS Vita専用ではありませんが、終了の知らせを見て必要以上の金額を入れると、予定していた作品を買わなかった場合に残高が余ることがあります。
買いたい作品を先に決め、必要な分だけ入金する方法が安全です。
終了前に購入を検討する価値が高いコンテンツ
ストア終了が発表されたからといって、販売中のゲームをすべて買う必要はありません。
終了前に優先したいのは、PS3・PS Vita版を失うと、ほかの正規購入手段がなくなる作品です。
パッケージ版がないダウンロード専用作品
最優先で確認したいのは、パッケージ版が存在しないダウンロード専用ゲームです。
パッケージ版がある作品は、PS Store終了後も中古市場などで探せます。
一方、ダウンロード専用作品は、ほかの機種へ移植されていなければ、配信終了後に新規入手する方法がなくなる可能性があります。
購入前には、PS4・PS5、Nintendo Switch、Xbox、パソコンなどで同じ作品が販売されていないかを確認しましょう。
現在の機種で完全版やリマスター版が買えるなら、古い版を急いで確保する必要性は下がります。
現行機で提供されていない旧作
ゲームアーカイブスなどの旧作を検討する場合は、現在の機種で買い切り版があるか、PlayStation Plusだけで提供されているか、ほかのゲーム機へ移植されているかを確認しましょう。
同じ作品がPS5で遊べても、PS Vitaで携帯して遊べることに価値を感じる人もいます。
反対に、現行機版の方が画質、ロード時間、便利機能で優れている場合もあります。
作品名だけで判断せず、どの環境で今後遊びたいのかまで考えることが大切です。
物語やゲーム内容を補完するDLC
ゲーム本編より見落としやすいのが、追加コンテンツです。
追加シナリオ、後日談、プレイアブルキャラクター、大型拡張など、作品を最後まで楽しむために重要なDLCは、優先して確認する価値があります。
一方、消費アイテムや遊ぶ予定のない衣装まで、終了を理由にすべて購入する必要はありません。
DLCは次のように分けると判断しやすくなります。
- 物語の続きを含む
- ゲーム内容を大きく拡張する
- 本編だけでは使えない重要キャラクターを含む
- 見た目だけを変える
- ゲーム内で代替できる消費アイテム
特に上の三つに該当するDLCは、本編とは別に購入状況を確認した方がよいでしょう。
PS3・PS Vita版に独自の機能がある作品
ほかの機種へ移植されている作品でも、PS3・PS Vita版だけに残る機能がある場合があります。
PS Vitaのタッチ操作、携帯性、機器間のセーブ連動、当時のオンライン機能などです。
ただし、独自機能がオンラインサービスへ依存している場合は、ソフトを購入してもすでに利用できない可能性があります。
「PS Vita版だけの機能がある」という情報だけで決めず、現在も実際に使えるかまで確認しましょう。
現行機により遊びやすい版がある作品は急がなくてよい
リマスター版や完全版が現行機で販売されている作品は、終了前でも優先度が低い場合があります。
後発版には、追加コンテンツの収録、画質やフレームレートの向上、ロード時間の短縮など、古い版より遊びやすい特徴があります。
一方、楽曲、音声、表現、収録モードが変更されていることもあるため、完全な代替になるとは限りません。
比較するときは、次の点を確認しましょう。
- DLCを収録しているか
- 原版から削除された内容がないか
- オフラインで最後まで遊べるか
- 携帯機で遊ぶ必要があるか
- 現在所有している機種で利用できるか
終了するから買うのではなく、PS3・PS Vita版でなければ満たせない条件があるかで判断するのが合理的です。
2021年にも終了が発表されたが今回は何が違う?
PS3・PS Vita向けPlayStation Storeは、2021年にも一度終了方針が発表され、その後に撤回されています。
そのため、「今回も撤回されるのでは」と考える人もいるでしょう。
しかし、2026年の発表は、2021年当時とは内容や移行期間が異なります。
2021年は発表から約3週間で撤回された
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2021年3月30日にPS3・PS Vita向けPS Storeを同年夏に終了する方針を発表しました。
その後、4月20日には判断が誤っていたとして、両機種のPS Storeを継続すると発表しています。PSPの購入機能については、当初の予定どおり2021年7月2日に終了しました。
当時は、旧機種でクラシックゲームを購入し続けたいという利用者の声を受け、継続のための解決策を見つけたと説明されています。
今回は技術的な終了理由が明記された
2026年の発表では、約20年にわたる運用を経て、PS3とPS Vitaが、ストアを安定して運営するために必要な最新の取引、決済、セキュリティー機能へ対応できなくなったことが理由として示されています。
2021年の撤回から約5年が経過しても、古い本体の性能やセキュリティー上の制約が解消されたわけではありません。
今回は一部地域で2026年からPS3向けストアを段階的に終了し、日本を含むその他の地域では2027年7月にPS3・PS Vita向けストアを終了する計画です。
利用者へ約1年の準備期間を設け、購入済みコンテンツの再ダウンロードも当面継続する方針まで示されています。
再び撤回される前提で待つべきではない
企業方針である以上、将来の変更が絶対にないとは言い切れません。
しかし、2026年7月31日時点で、今回の終了を撤回または延期するという公式発表はありません。
終了理由や地域別スケジュールが具体的に示されていることを考えると、2021年と同じ展開を期待して準備を先送りするのは避けた方がよいでしょう。
公式発表が変更されない限り、2027年7月で新規購入できなくなる前提で対応する必要があります。
PS Store終了で浮かび上がるデジタルゲーム保存の課題
今回の終了は、古いゲームを買いにくくなるというだけの問題ではありません。
ダウンロード販売が広がった世代の作品を、将来どのように残すのかという課題も浮かび上がります。
デジタル版はサービスの継続に支えられている
ダウンロード版には、パッケージを保管する必要がなく、本体から削除しても購入履歴から再入手できる利点があります。
一方、再入手するには、配信サーバー、アカウント認証、対応する本体などが必要です。
今回も購入済みコンテンツの再ダウンロードは当面継続しますが、具体的な終了期限は発表されていません。
購入履歴を持っていることと、将来いつでもデータを取得できることは同じではないという点には注意が必要です。
パッケージ版だけでは作品全体を残せない
物理メディアが残っていれば、ゲーム本編を再入手できる可能性は高まります。
しかし、ダウンロード専用ゲームにはパッケージ自体がありません。
本編がディスクに収録されている作品でも、追加シナリオ、キャラクター、更新データなどがデジタル配信へ依存している場合があります。
パッケージ版とダウンロード版のどちらが優れているかという単純な話ではなく、一つの作品が複数の販売方法と配信データによって完成する時代になったことが、保存を難しくしています。
移植やサブスクリプションですべてを補えるわけではない
現行機への移植や復刻は、古い作品を遊び続けるための重要な方法です。
しかし、すべての作品が移植されるわけではなく、権利関係などによって再発売が難しいゲームもあります。
定額制サービスについても、加入している期間だけ利用できる作品や、将来ラインナップから外れる可能性がある作品があります。
有名作品が復刻されても、PS3・PS Vita時代の全作品やDLCがそのまま保存されるとは限りません。
個人が購入、ダウンロード、バックアップによって備えることはできますが、すべての作品を保存することには限界があります。
メーカーや権利者による移植、復刻、データ管理も、今後さらに重要になるでしょう。
『プレイステーション3パーフェクトカタログ』は、PS3本体の特徴や周辺機器、国内で発売されたパッケージソフトをまとめて振り返れる資料本です。PS Store終了を前に、当時どんな作品が発売されていたのか、遊び逃したタイトルがないか確認したい人にも最適。PS3が歩んだ歴史と豊富なゲームラインナップを、一冊でじっくりたどれます。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
PS3・PS Vita向けPS Store終了に関するよくある質問
PS3・PS Vita本体は2027年7月から使えなくなる?
使えなくなりません。
終了するのは、PS3・PS VitaからPlayStation Storeを利用して新たにコンテンツを購入する機能です。所有済みゲームは、各ゲームのサービス状況に応じて引き続きプレイできます。
購入済みゲームは消える?
本体に保存している購入済みゲームが、PS Store終了によって自動的に削除されることはありません。
削除済みの購入済みコンテンツについても、終了後「当面の間」は再ダウンロードできます。
2027年7月までに全部ダウンロードする必要はある?
すべてダウンロードする必要はありません。
ただし、再ダウンロードがいつまで利用できるかは発表されていないため、今後も遊びたい重要な作品は、一度ダウンロードして起動を確認しておくと安心です。
パッケージ版は終了後も遊べる?
パッケージ版ゲームは、今回のPS Store終了の直接的な対象ではありません。
ただし、未購入のDLC、オンライン認証、更新データなどが必要な作品は、それぞれのサービス状況の影響を受けます。
オンライン対戦も2027年7月に終了する?
一斉には終了しません。
オンライン対戦や協力プレイの継続は、作品ごとのサーバーやサービス提供状況によって異なります。
セーブデータやトロフィーは消える?
PS Store終了に伴って、セーブデータや獲得済みトロフィーを削除するという発表はありません。
ただし、本体故障に備えてセーブデータをバックアップし、トロフィーはPlayStationのサーバーと同期しておくと安心です。
久しぶりに本体を起動したらサインインできない場合は?
PS3・PS Vitaでは、通常のアカウントパスワードではなく、ウェブブラウザで生成した機器設定パスワードを使用します。
登録メールアドレス、アカウント管理へのアクセス、機器設定パスワードを確認しましょう。
まとめ|買い急ぐより残したいゲームを確認することが重要
PS3・PS Vita向けPlayStation Storeは、日本では2027年7月に終了します。
終了後にできなくなるのは、ゲーム、DLC、そのほかのコンテンツを新たに購入することです。
PS3・PS Vita本体、保存済みゲーム、パッケージ版、セーブデータなどが、終了日に一斉に使えなくなるわけではありません。
購入済みコンテンツも、終了後「当面の間」は再ダウンロード可能です。
そのため、今すぐ所有作品をすべてダウンロードしたり、販売中のゲームを無条件で買い集めたりする必要はありません。
一方、再ダウンロードが永久に保証されたわけではなく、ダウンロード専用作品や未購入DLCは、ストア終了後に新しく入手できなくなります。
終了前に優先したいのは、次の確認です。
- PlayStationアカウントへサインインできるか
- 使用する本体が機器認証されているか
- 購入済みゲームとDLCを把握しているか
- 残したい作品を正常にダウンロード・起動できるか
- セーブデータをバックアップしているか
- トロフィーをサーバーへ同期しているか
- ほかの機種では代替できない未購入作品があるか
特に優先度が高いのは、パッケージ版がないダウンロード専用作品、現行機で提供されていない旧作、物語やゲーム内容を補完するDLCです。
反対に、現行機でより遊びやすい完全版やリマスター版が販売されている作品まで、終了だけを理由に買い直す必要はありません。
PS3・PS Vita版でなければ遊べないのか、本当に今後も遊びたいのか。
この二つを基準にすれば、不必要な買い急ぎを避けながら、残したい作品を選べます。
PS3・PS Vita向けPS Storeの終了は、購入済みゲームが突然失われる出来事ではありません。
しかし、これまで買っていなかった作品を、新たに選び、購入できる期限が決まったことを意味します。
終了直前に慌てるのではなく、まずは本体を起動し、アカウント、購入履歴、DLC、本体容量、バックアップ状況を確認する。
そのうえで、今後も本当に遊びたい作品だけを、2027年7月までに確保することが最も現実的な対応です。