6〜9歳のプレゼント選びで失敗しないコツは「流行」と「実用」のバランス

6〜9歳(小学校低学年〜中学年)は、プレゼント選びが一気に難しくなる年齢です。理由はシンプルで、本人の「好き」がはっきりしてくる一方で、友達との流行や学校での話題も影響し始めるからです。幼児期のように「定番おもちゃなら何でもOK」になりにくく、逆に高学年ほど大人っぽい実用品だけでも満足しない。この“ちょうど中間”にいるのが6〜9歳です。
この年代で失敗しにくいのは、最初にカテゴリーを4つに整理して考えることです。ゲーム系、知育・ボードゲーム系、本(図鑑・学習漫画など)系、雑貨・実用品(文房具やバッグなど)系。どれを選ぶにしても、年齢に合う難易度と、本人がワクワクできる要素が入っているかが大事になります。この記事では、6〜9歳で人気になりやすいジャンルの傾向を押さえたうえで、カテゴリー別に「外しにくい選び方」を具体的にまとめます。誕生日・クリスマス・入学祝いなど、どのシーンでも使える基準として活用してください。
6〜9歳で「結局なにが人気?」主流はキャラ・ゲーム・知育の3本柱
6〜9歳のプレゼントは、流行が細かく変わっても「選ばれやすい軸」は大きくブレません。データで見ても、上位に来やすいのは次の3ジャンルです。
- キャラクターグッズ
- ゲーム(ゲームソフト/ゲーム機器)
- 知育系おもちゃ(考える・作る・遊びながら学ぶ系)
たとえば楽天ブックスのクリスマス調査では、「子どもが欲しいプレゼント」上位がキャラクターグッズ、ゲームソフト、知育玩具という結果が出ています。
また、子どもの誕生日プレゼント調査(いこーよファミリーラボ)でも、上位が「ゲーム機器・ゲームソフト」「ぬいぐるみ・人形」「知育系おもちゃ」という並びで、年齢が上がるほどゲーム人気が高まる傾向が示されています。
この3本柱が強い理由は、6〜9歳が「自分の好き」が固まり始める一方で、“友達と共有できる楽しさ”も重要になってくるからです。キャラは分かりやすく欲しがりやすい。ゲームは友達との話題になりやすい。知育系は遊びとして成立しつつ、親も納得しやすい。ここが噛み合う年齢帯が6〜9歳です。
迷ったときは、まずこの3本柱のどれで勝負するかを決めてから、最後に「本人の好み(作品・遊び方)」へ寄せると外しにくくなります。子どもの希望の把握方法としては「直接本人に聞いた」が最多という調査もあるので、可能なら“短く聞く”のが一番確実です。
6〜9歳のプレゼント、まずは「予算」と「本人確認」でブレを消す

6〜9歳は、欲しいものがはっきりしてくるぶん、的外れだとガッカリも起きやすい年齢です。だから最初にやるべきは、商品探しではなく「枠」を決めることです。
1) 予算の目安は“小学生:5,000〜10,000円”でまず固定
小学生のクリスマスプレゼントは、予算相場として「5,000〜10,000円程度」を目安にする家庭が多い、とトイザらスが案内しています。
この枠を先に決めると、「ゲームにする?知育にする?本にする?」の選択が一気に現実的になります。逆に予算が曖昧なままだと、候補が無限に増えて決めきれません。
2) 迷ったら“直接聞く”が最も確実(聞けるなら10秒で終わる)
バンダイのクリスマス調査では、子どもが欲しいプレゼントの把握方法として「直接本人に聞いた」が最多(45.0%)でした。
6〜9歳は好みの差が出やすいので、可能なら「いま一番ほしいの、1個だけ教えて」を聞くのが最短です。サプライズにこだわりすぎて外すより、喜ぶ確率を上げたほうが結局満足度が高くなります。
3) 欲しいものが高すぎる時は「欲しい物リスト方式」で解決できる
年齢が上がると予算を超えるものをねだられるケースも増えます。トイザらスは対処法として、子どもに欲しい物リストを書いてもらい、その中から親が予算に合うものを選ぶ方法を紹介しています。
これなら子どもは期待が膨らむし、親も無理のない範囲で選べます。
6〜9歳に人気の本・図鑑・学習漫画10選
- 小学館の図鑑NEO〔新版〕昆虫(DVDつき)
虫好きに刺さりやすく、写真中心で「見て楽しい→知識が残る」タイプ。 - 小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜(DVDつき)
恐竜は鉄板ジャンル。図鑑としても読み物としても強い一冊。 - もっとくらべる図鑑(小学館の図鑑 NEO+ぷらす)
「比べる」系は6〜9歳がハマりやすい。親子で会話も生まれやすい。 - ふしぎの図鑑(小学館の子ども図鑑プレNEO)
「なんで?どうして?」の好奇心が強い子に相性抜群。 - 角川まんが学習シリーズ 日本の歴史(全15巻+別巻セット)
歴史に“入口”を作るプレゼントとして定番。巻数が多く長く使える。 - 学研まんが NEW日本の歴史(全12巻)
フルカラーで読みやすく、学年が上がっても読み返しやすい“育つセット”。 - 集英社版 学習まんが 世界の歴史(全18巻)
日本史より先に「世界の流れ」に興味が出る子もいるので選択肢に入る。 - ドラえもんの算数おもしろ攻略(小学算数を1冊で)
勉強寄りでもドラえもんなら受け入れやすい。苦手単元の穴埋めにも。 - ドラえもん科学ワールド 新版 宇宙の不思議
「宇宙」「科学」系に強い子に。マンガ+解説で読み進めやすい。 - 角川の集める図鑑GET! 恐竜
“図鑑だけど読み物としても強い”系。恐竜好きの別ルート候補。
ドラえもんのまんがを読みながら、宇宙や惑星、ブラックホールなどの 仕組みをわかりやすく学べる一冊。カラー図解や写真も多く、 小学生の自由研究や「宇宙ってどうなっているの?」という素朴な疑問に 応えてくれる入門書としてもぴったりです。
価格・在庫・版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
6〜9歳に人気の知育・ボードゲーム10選
- 人生ゲーム(2023年ver.)
ルーレット運で勝負が動くから、子どもと大人が同じ土俵で盛り上がりやすい定番。 - どこでもドラえもん日本旅行ゲーム6
「日本の地名・名産・地理」が遊びの中で入ってくるタイプ。家族で遊ぶほど強い。 - 元祖ドンジャラドラえもんDX
麻雀っぽい遊びを“子ども向けに噛み砕いた”ファミリーゲーム枠。わいわい系の強打者。 - カタン ジュニア版
資源を集めて発展させる流れがわかりやすく、戦略の入口として優秀。 - ブロックス(Blokus)
ピースを置く場所の読み合いが熱い陣取り系。ルールはシンプルなのに奥が深い。 - ドブル(2023年新版)
「同じ絵を見つけたら即コール」の反射神経ゲーム。短時間で何回も回せる。 - ナンジャモンジャ(ミドリ)
謎生物に名前を付けて覚えて叫ぶだけで爆笑が起きる、鉄板のパーティ系。 - ブタミントン(日本おもちゃ大賞2025 ゲーム&パズル部門 大賞)
“押して飛ばす”対戦スポーツ系で、体感的に楽しい。大賞受賞で話題性も強い。 - 早押しクイズボタン(初回版/日本おもちゃ大賞2025 ゲーム&パズル部門 優秀賞)
クイズ番組ごっこが一気に本格化。家族イベントで「場を回す道具」として強い。 - モジキューブ(白/黒)
文字を作って遊ぶ系で、ひらがな・カタカナに強い時期に刺さりやすい。
6〜9歳で“ハズしにくい”ゲーム・遊び系(具体例10選)
この年齢は「ひとりでコツコツ」も「家族・友だちとワイワイ」も両方伸びる時期。だから、定番の“対戦・協力・創作”ができるものを軸にすると失敗しにくいです。
また、欲しいもの全体の傾向としては「おもちゃ」「ゲーム(ソフト・本体)」が上位に来やすい、という調査も出ています。
Nintendo Switch(/Switch 2でも継続して遊びやすい定番)
- マリオカート8 デラックス(家族対戦の鉄板)
- あつまれ どうぶつの森(自分のペースで遊べる/親も安心しやすい)
- スプラトゥーン3(友だち同士で盛り上がりやすい)
- スーパーマリオブラザーズ ワンダー(協力プレイが強い)
- 星のカービィ ディスカバリー(2人プレイも遊びやすい)
- ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(“好き”が強い子に刺さる)
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(対戦ゲームの代表格)
- Minecraft(創作・探索が強い/Switch版の案内あり)
- ピクミン4(探索+レスキューで遊びやすい)
- スーパー マリオパーティ ジャンボリー(家族・親戚の集まりで強い)
コース数・キャラクター数ともにシリーズ最大級の「マリオカート8 デラックス」。 反重力走行やバトルモードなど、家族や友だちとワイワイ遊べる定番レースゲームで、 ローカル対戦からオンライン対戦まで長く遊べる一本です。
価格・在庫・特典内容などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
6〜9歳に人気の雑貨・実用品10選(学校でも日常でも使える“外しにくい”枠)
- 水筒(マグ/直飲みボトル)
毎日使う消耗アイテム枠。入学祝い系の定番カテゴリとしても挙がりやすく、実用性でハズしにくい。 - ハンカチ・タオルハンカチ(複数枚セットでも◎)
学校での出番が多く、好みのキャラ・色で満足度が上がりやすい“軽量ギフト”。 - 目覚まし時計(子ども向けデザイン/学習時計)
生活リズムの切り替えに直結しやすく、親側の納得感が強い実用品。 - キッズ腕時計(アナログで時間を覚える/防水タイプも)
「時間を読めるようになりたい」時期に刺さる。ランキング系でも定番として扱われやすい。 - 筆箱(箱型/両面開き/軽量タイプ)
“毎日触る”ので満足度が出やすい。壊れやすい子には丈夫なタイプが向く。 - 鉛筆+消しゴムのセット(名入れは好みで)
価格帯が手頃で、サブギフトにも強い。学用品の王道枠。 - 色鉛筆・クーピー・水性ペン(学習・お絵描き両対応)
創作好きの子に刺さる。学校でも使う機会が多く、好みの差が出にくい。 - 学習タイマー/勉強サポート文具(時間の見える化系)
“勉強を頑張りたい”子に刺さるジャンル。近年はIoT文具が話題になるなど注目度も高い。 - キッズ用リュック(習い事・遠足・旅行)
学校以外でも活躍しやすい。ランキング記事でも定番ジャンルとして扱われやすい。 - 上履き入れ・レッスンバッグ(通学サブバッグ)
学校生活に直結する実用品。入学祝いランキングでも“実用カテゴリ”としてよく挙がるタイプ。
6〜9歳に人気の知育ガジェット10選(プレゼント向け)
- スマイルゼミ 小学生コース(学習専用タブレット)
タブレット1台で国語・算数などの基礎をコツコツ進めやすく、「勉強の習慣化」を狙う家庭に向く。 - 進研ゼミ小学講座「チャレンジタッチ」/専用タブレット:チャレンジパッドネクスト
学校の学習に沿った形で取り組みやすく、毎日の学習リズムを作りたいときの定番。 - Amazon Fire HD 8 キッズプロ(2024年発売)
小学生向けに「学び・読書・動画」まで幅広く使えるタイプで、プレゼントとしての見映えも強い。 - Amazon Fire HD 8 キッズモデル(2024年発売)
子どもが扱いやすい設計で、はじめてのタブレット体験として“無理なく入門”しやすい。 - myFirst Fone R2(キッズスマートウォッチ)
身につけて使えるガジェットなので特別感が出やすく、時計デビュー+ちょっとした機能でワクワクを作れる。 - myFirst Camera(マイファーストカメラ)シリーズ(子ども用キッズカメラ)
撮って見返すだけで楽しく、外遊び・旅行・工作の記録など「体験の幅」が広がる。 - キングジム 電子メモパッド「ブギーボード」BB-20
紙いらずで何度も書けるので、お絵描き・計算の途中式・メモ用途に“すぐ役立つ”一台。 - セガトイズ 動く絵本プロジェクター『Dream Switch 2(ドリームスイッチ2)』
寝る前に“おはなし体験”を作れるタイプで、絵本好きの子や親子時間を大事にしたい家庭に刺さる。 - toio(トイオ) toio本体セット(TPH-1000T010)
動かして遊びながら「考える→試す」の流れを体験でき、遊びの中で論理思考の入口を作りやすい。 - ソニー ロボット・プログラミング学習キット『KOOV(クーブ)スターターキット』(EKV-080E)
ブロックで作って動かす要素が強く、工作好きの子が“手を動かして学べる”タイプ。
寝る前の読み聞かせタイムを楽しくしてくれる「Dream Switch2」。 ディズニーやピクサーの人気キャラクターたちのお話やコンテンツを、 天井や壁に映し出して楽しめる投影型ストーリーブックです。 お子さんの就寝前のリラックスタイムにもぴったりの知育アイテムです。
価格・在庫・セット内容などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
まとめ 6〜9歳の子どもへのプレゼント選びで大切なポイント

6〜9歳は、遊び・学び・実用品の境界が少しずつ変わっていく時期です。
そのためプレゼント選びでは、「流行っているもの」よりも
年齢に合った体験ができるか、長く使えるかを基準にすると失敗しにくくなります。
ゲームやボードゲームは家族や友だちと共有できる楽しさがあり、
本や知育ガジェットはひとり時間を豊かにしてくれます。
一方で、水筒や文房具などの実用品は毎日の生活に自然になじみ、
「もらって困らない」安心感のある選択肢です。
大切なのは、完璧な正解を探すことではなく、
その子の今の興味や生活に寄り添うこと。
本記事で紹介したジャンルや具体例をヒントに、
無理のない予算で“その子らしい一品”を選んでみてください。