- PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)は「欲しい人には刺さる」が、全員に必要な上位機ではない
- PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)とは?基本情報まとめ
- CFI-7100B01とCFI-7000B01の違い|結論「公式スペック上は同等」
- PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)のここが強い(良かった点)
- PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)で気になった点(弱点も正直に)
- PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)は結局“誰向け”?おすすめできる人・見送るべき人
- 迷った人向け:購入前チェックリスト(これだけ見れば判断できる)
- PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)総評|買い替えは「環境」と「遊ぶタイトル」で決めるのが正解
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)は「欲しい人には刺さる」が、全員に必要な上位機ではない

PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)は、PS5世代の上位モデルとして、映像表現や快適さをもう一段引き上げたい人向けに用意されたハードだ。2TB SSDや強化されたレイトレーシング、PSSRによる映像の底上げなど、魅力はわかりやすい。
ただし、価格は119,980円(税込)と高額で、しかも本体はディスクドライブ非搭載。パッケージ派や中古でやりくりしたい人は、追加コストや運用の手間も含めて考える必要がある。
この記事では、スペック表を並べるだけではなく、買い替えで後悔しないために「何が得で、どこが割り切りなのか」を整理し、どんな人に向くかを判断しやすい形でまとめていく。
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)とは?基本情報まとめ
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)は、PS5世代の上位モデルとして、対応タイトルをより高画質・高フレームレートで遊ぶことを狙った本体だ。PSSR(AIによる超解像)やアドバンスドレイトレーシング、パフォーマンス向上など、映像と体験の底上げが特徴になっている。
- 希望小売価格:119,980円(税込)
- 発売日(メーカー発売日表記):2025年12月23日
※販売店により「発売予定日」の表示が異なる場合があり、Amazonでは2025年12月30日発売予定として掲載されている - ストレージ:2TB SSD(実際に使える領域はシステム領域の確保により変動)
- ディスクドライブ:本体はディスクドライブ非搭載(別売の対応ディスクドライブを追加することで、Blu-ray Disc版PS5/PS4ゲームやUHD BD等の再生に対応)
- 映像/パフォーマンス系の主な特徴:PSSR、60Hz/120Hz・VRR対応ディスプレイのサポート、アドバンスドレイトレーシング(いずれも対応タイトル側の最適化が前提)
- 付属品:PS5 Pro本体(2TB SSD)、DualSense、横置き用フット×2、HDMIケーブル、電源コード、USBケーブル、印刷物一式、ASTRO’s PLAYROOM(プリインストール)
- 縦置きスタンド:別売
この「基本仕様」を見ると、PS5 Proは“完全デジタル運用を基本に、必要ならディスクドライブを追加する”設計だとわかる。ここが噛み合う人にとっては最短ルートだし、合わない人にとっては最初から無理して追う必要がないタイプでもある。
CFI-7100B01とCFI-7000B01の違い|結論「公式スペック上は同等」
まず押さえる前提
・CFI-7000B01=2024年に登場したPS5 Proの型番として報じられているモデル
・CFI-7100B01=現行でソニーストアに掲載されているPS5 Proの型番
・CFI-7100B01は2025年12月30日発売
比較早見(記事にそのまま貼れる形)
・価格:どちらも119,980円(税込)としてソニーストアで案内
・ストレージ:どちらも2TB SSDとして案内
・ディスクドライブ:どちらも「完全デジタル対応のディスクドライブ非搭載モデル」と明記(必要なら別売ドライブ追加)
・主要機能(PSSR/パフォーマンス向上/アドバンスドレイトレーシング等):両ページの記載内容は同一
じゃあ「型番が違う意味」は?
ソニーストアの商品ページ上では、CFI-7000B01とCFI-7100B01のあいだで、少なくとも購入判断に直結する主要スペック・機能の差は確認できない(ページ記載が同等)。
そのため記事では、次の結論で整理するのが安全です。
CFI-7100B01は、CFI-7000B01から“型番(ロット)”が更新された扱いだが、公式の商品情報上は価格・2TB SSD・ディスク非搭載を含めた基本仕様は同等。体感差が出る類の「性能アップ版」とは考えなくてOK。
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)のここが強い(良かった点)
PSSRで映像の底上げを狙える(対応タイトル前提)
PS5 Proの売りのひとつが、PSSRによる映像の高精細化だ。対応タイトルでは、描画負荷を抑えつつ解像感を上げる方向を狙えるため、「高画質に寄せると重くなる/軽さに寄せると画が荒れる」という悩みを減らせる可能性がある。
ただし万能ではなく、体感差はタイトル側の最適化に左右される。
レイトレーシング強化で、光と影の説得力が上がりやすい(これも対応前提)
反射や陰影の表現が“わかりやすく良くなる”ケースが出やすい。特に夜景・金属表現・ガラス反射・室内照明などで差が見えやすいタイプだ。
こちらもタイトル次第なので、対応状況は意識しておきたい。
高画質と高フレームレートの両立を狙える枠が広がる
PS5世代は「画質モード」「パフォーマンスモード」の二択になりがちだが、PS5 Proは対応タイトルでその中間や上位の選択肢を増やしやすい。環境(4K/120Hz/VRRなど)とタイトルが噛み合うほど、「快適さの上限」が上がる可能性がある。
2TB SSDは単純に強い(容量ストレスが減る)
大作を複数並行するとストレージ管理が面倒になりやすい。最初から2TBあることで、入れ替え頻度や「残容量を気にするストレス」を減らしやすい。
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)で気になった点(弱点も正直に)
価格が高い。性能差が誰にでも同じだけ効くわけではない
119,980円(税込)は、ゲーム機としてはかなり高額だ。差額を体感として回収できるかは、遊ぶタイトル、プレイ頻度、表示環境によって変わる。
普段から画質とfpsの両方にこだわる人ほど恩恵は積み上がるが、そうでない人ほど「良いのは分かるけど、必要か?」になりやすい。
ディスクドライブ非搭載。パッケージ派には前提が違う
PS5 Pro本体はディスクドライブ非搭載で、必要なら別売ドライブの追加が前提になる。パッケージ派や中古運用派にとっては、追加コストと運用の手間を含めて判断する必要がある。
“全部のゲームが自動で激変”ではない(対応タイトル前提)
PSSRやレイトレーシング強化は、PS5 Pro向け最適化が入ったゲームでこそ効果が見えやすい。買った瞬間に何でも最高になるタイプではない。
縦置きスタンドは別売
置き方を縦置き前提にしている人は、購入時に合わせて検討しておくとスムーズ。
PS5シリーズの上位モデルとされるPlayStation 5 Pro本体(CFI-7100B01)。 処理性能の強化により、対応タイトルでは高解像度・高フレームレートでの プレイ体験を目指したモデルで、最新ゲームをより快適な環境で楽しみたい人向けの一台です。
価格・在庫・同梱物や仕様などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)は結局“誰向け”?おすすめできる人・見送るべき人
買って満足しやすい人
・4K環境で、対応タイトルを中心に「画の綺麗さ」と「動きの滑らかさ」を両方取りにいきたい
・PSSR(AI超解像)やレイトレーシング強化など、PS5 Pro向け最適化の恩恵を狙って遊びたい
・大作を複数並行するタイプで、2TB SSDの余裕がそのまま快適さになる
・「どうせなら上位で」派。買い替え後に“もっと良い方が欲しくなる”のを避けたい
見送って後悔しにくい人
・今のPS5で困っていない(ロードやfps、画質に強い不満がない)
・遊ぶタイトルが限られていて、PS5 Pro向け強化対応の有無をあまり気にしない
・価格の差を、体感差として回収できるほどプレイ時間が長くない(年に数本ペースなど)
・パッケージ中心で運用していて、ディスクドライブの追加購入や取り回しが面倒に感じる
(PS5 Proは公式にディスクドライブ非搭載として案内され、必要なら別売ドライブを装着する前提)
迷った人向け:購入前チェックリスト(これだけ見れば判断できる)
・普段遊ぶゲームに「PS5 Pro向け強化」が入っている(または今後入る見込みがある)
・表示環境が4K/120Hz/VRRなどで、強化の恩恵を受け取りやすい(環境が良いほど差が出やすい)
・ストレージ容量に実害が出ている(削除→再DLを繰り返している)
・ディスク運用が必要か(必要なら別売ドライブ前提で総額を計算する)
・価格119,980円(税込)を「ハードの快適さ」に払う価値が自分にあるか
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)総評|買い替えは「環境」と「遊ぶタイトル」で決めるのが正解
PS5 Proは、対応タイトルで画質と快適さの上限を上げたい人にとっては、分かりやすく満足度が高い。一方で、価格とディスク非搭載という割り切りがあるため、通常PS5で困っていない人が無理に追う必要はない。
結論として、PS5 Proは「全員に必要な上位機」ではない。けれど、自分の環境と遊ぶタイトルが噛み合うなら、買い替えで後悔しにくい選択肢になる。迷うなら、まずは「対応タイトルをどれだけ遊ぶか」と「ディスク運用が必要か」だけを先に決めるのが一番早い。
出典・参考情報
- PlayStation.Blog(ソニー公式)
PlayStation 5 Pro 発表・機能解説(PSSR、レイトレーシング強化など) - ソニーストア(日本)
PlayStation 5 Pro(CFI-7100B01)商品情報
(価格、2TB SSD、ディスクドライブ非搭載、付属品) - 各販売店商品ページ
楽天ブックス/ビックカメラ/Amazon
(発売日表記・販売形態の確認)