
今日も一日、おつかれさまでした。
今日はつぶログらしく、
- サンリオ×箱庭スローライフ系『ハローキティ アイランドアドベンチャー』の忖度なしレビュー
- Xで突然バズった「雪玉=地球=プロレス界」謎アニメの正体解説
- マンガ『本なら売るほど』の“読後感”に焦点を当てたレビュー
- サキュバスとの共同生活ADV『キスリム』の内容・注意点まとめ
という、ゲーム2本+バズネタ+マンガレビューの4本立てでした。
それでは、夜のいいともエンタメ便 Vol.173、ゆっくり振り返っていきましょう。
1. 『ハローキティ アイランドアドベンチャー』忖度なしレビュー
1本目は
「ハローキティ アイランドアドベンチャー 忖度なしレビュー|“どう森系”と思うと違う?遊び方・良い点/気になる点を正直評価【Switch/Steam/PS5】」。
見た目だけ見ると“どう森系”のほのぼのスローライフに見える本作を、
- 実際にどういう遊び方をすると楽しいゲームなのか
- 『あつ森』などと比べたときの違い
- 良い点(世界観・キャラ・作業の気持ちよさ)
- 気になる点(テンポ・導線・向き不向き)
という軸で整理したレビューです。
ポイントは、
- 「どう森と同じノリ」を期待するとズレるところを、ちゃんと先に言ってくれている
- そのうえで、「ハローキティやサンリオキャラが好きな人」「ゆるくタスクをこなすのが好きな人」にどう刺さるかを書いている
- Switch/Steam/PS5というマルチ展開を踏まえた“プレイしやすさ”の話も入っている
あたり。
- サンリオ好き
- かわいい世界で、のんびりミッションをこなすのが好き
- ガチ箱庭より“ゆるめタスク系”が合う
という人に向いている一方、
「がっつり住民との会話や生活を作り込みたい」という人には物足りなさもありうる、という線引きがはっきりした忖度なしレビューになっています。
2. 「雪玉=地球=プロレス界」謎アニメの正体を解説
2本目は
「Xで話題『雪玉=地球=プロレス界』意味不明アニメの正体は?元ネタはタイガーマスク──切り抜きで謎に見える理由を整理」。
Xで突如流れてきた、
雪玉→地球→プロレス界
という、意味不明すぎる比喩が飛び出すアニメ映像。
この記事では、この動画について
- 元ネタが『タイガーマスク』であること
- どんな文脈のシーンなのか
- なぜ“そこだけ切り抜くと意味不明”に見えるのか
を、落ち着いて整理しています。
ポイントは、
- 「昭和アニメあるある」の熱量高めな比喩表現を、現代のSNS文脈に持ち込んだときのギャップ
- 切り抜き動画だけを見た人が「意味分からない」と感じるのは自然で、フル文脈ではそこまで不自然ではない、という構造
- ネタとして消費されがちな場面の“出どころ”をちゃんと辿っているところ
Xのタイムラインで「なんだこれ」と気になった人が、
スッキリするように作られた“バズネタ解説記事”になっています。
3. 『本なら売るほど』感想・レビュー(ネタバレなし)
3本目は
「本なら売るほど 感想・レビュー|ネタバレなしで語る読後感と刺さる人【読後に残るマンガレビュー】」。
こちらは、作品の核心部分には触れずに、
- 読み進めながら感じた空気感
- キャラクターたちとの距離感
- 読後に心に残る“モヤっとしたもの/あたたかさ”
といった“読後感”を中心に語るレビューです。
特徴的なのは、
- 「こういうテーマ・トーンが好きな人には強く刺さる」
- 「逆に、この要素が苦手な人にはしんどく感じるかもしれない」
という、“相性の線引き”がはっきり書かれているところ。
- 書店・本・読書をモチーフにした物語が好きな人
- 人間関係の細かい揺れをじっくり描くタイプの作品が好きな人
にはかなり向いている一方で、
テンポ重視/爽快感重視の作品が好きな人には合わない可能性も、きちんと書かれています。
「気になってるけど、今の自分の気分で読んで大丈夫か判断したい」という人が、
自分のコンディションと相談するためのレビューとして機能する1本です。
4. 『キスリム』忖度なしレビュー|内容・注意点・おすすめ度
4本目は
「キスリム 忖度なしレビュー|サキュバス“共同生活ADV”は刺さる?内容・注意点・おすすめ度を正直評価【Switch/Steam】」。
サキュバスたちとの共同生活を描くアドベンチャーゲーム『キスリム』について、
- ゲームとしての基本構造(ADV寄りなのか、シミュレーション寄りなのか)
- キャラクター性・シナリオのノリ
- 表現面の注意点(年齢層/好み/合う人・合わない人)
- ボリューム感や価格とのバランス
を整理したレビューです。
重要なのは、
- タイトルやビジュアルから想像する「ギャルゲー的/ライトエロ寄り」のイメージと、実際の中身のギャップ
- “サキュバス”というモチーフに抵抗感がないことが前提になる作品である点
- 逆に、その世界観が刺さる人には、キャラとの関係性や会話パートがしっかり楽しめること
をきちんと書いているところ。
Switch版・Steam版どちらもあるため、
- プレイ環境
- 周囲の目(携帯モードで遊ぶかどうか)
など、実際に遊ぶときの“現実的な注意点”にも触れています。
つぶちゃん日常 Season12 第6話「ふたりの灯」

石造りの扉の前に立つと、空気が少しだけ重くなる。
冷たい壁、湿った床、遠くで鳴る波の音。ここは、戻ろうと思えば戻れる場所なのに、もう「引き返す」ために来た場所じゃない。
つぶちゃんは胸に古書を抱え、灯花はランタンを持ち直した。
ふたりの足元には、さっきまで見えなかったはずの淡い光の粒が、静かに舞っている。
「……見て。扉、反応してる」
灯花の言葉に合わせるように、扉の中央の紋章が、ふっと呼吸するみたいに明るくなった。
同時に、古書から立ち上がった金色の光が一本の柱になって天井へ伸び、部屋の暗さを押し返す。
つぶちゃんは思わず息をのんだ。
「うわ……。これ、完全に“条件そろいました”ってやつだ……!」
灯花は笑いそうになって、でも笑いきれずに、少しだけ真剣な顔に戻る。
嬉しいのに、怖い。進めるのに、進みたくない。そんな感情が、ランタンの火みたいに揺れている。
そのとき――。
ランタンの橙色が、古書の金色に引かれるように、ふわりと糸みたいな光になって伸びた。
そして反対側、つぶちゃんのランタンからも同じ糸が伸びる。
二本の光は古書の上で交わり、くるりと円を描いた。
「……これ、私たちの“灯”が、つながってる」
灯花が小さく言う。
つぶちゃんは、灯花の横顔を見て、うん、と強くうなずいた。
「うん。たぶん、これが答えだよ。
ひとりの灯じゃ足りなくて、ふたり分の灯で、やっと開くんだ」
ぴーくんが上空で静かに回転し、青い目を細めるように光を落とした。
まるで「観測完了」とでも言うみたいに、ふたりの真ん中に光の粒が降ってくる。
灯花は扉に近づき、取っ手へ手を伸ばした。
触れる直前、指先が一瞬だけ止まる。
「……ねえ、つぶちゃん。もし、向こうが怖い場所でも……」
「大丈夫」
つぶちゃんは即答した。
声は軽いのに、言葉だけは妙に真っ直ぐだった。
「だってさ。灯花がいる。
それに――私もいる。ふたりで行けば、なんとかなる!」
灯花は、その言い方にふっと肩の力が抜けた。
怖さが消えたわけじゃない。でも、怖さを抱えたまま進めるくらいには、呼吸が楽になる。
扉の紋章が、今度は確かな光で輝く。
古書の光柱が強まり、部屋の影を消していく。
そして――取っ手が、音もなく、わずかに動いた。
ふたりは顔を見合わせた。
言葉はいらなかった。
灯花が小さくうなずき、つぶちゃんが大きくうなずく。
ぴーくんが、ふたりの頭上で静かに円を描いた。
「行こう」
つぶちゃんが言った。
「うん」
灯花が答えた。
ふたりの灯が、ひとつになった夜。
扉の向こうへ――物語は、ちゃんと先へ進む。
締めの挨拶

というわけで、夜のいいともエンタメ便 Vol.173 はこのあたりで。
- かわいい世界の島ライフ
- Xで一瞬だけ流れてきた謎アニメ
- 心にじんわり残るマンガ
- 少し人を選ぶ共同生活ADV
どれも、表面だけ見ていると本当の面白さも、合うかどうかも分からない作品たちです。
今日の4本が、
あなたの「ちょっと気になっていたもの」に一歩踏み込むきっかけになっていたらうれしいです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
ゆっくり休んで、また明日も、新しいニュースと一緒にお会いしましょう。