1月2日はどんな日?お正月ムードの中で「ゆっくり整える日」

1月2日は、元日のにぎやかさが少し落ち着き、家族時間や自分時間を取り戻しやすい“正月二日目”です。初売りや箱根駅伝など、年明けならではの風物詩も重なり、外に出ても家で過ごしても「正月らしさ」を感じやすい日でもあります。
ここでは、1月2日に結びつく記念日や出来事を、日付の根拠や背景とあわせてわかりやすく整理します。気になったものを1つだけ拾って、今日の過ごし方に小さな意味を足してみてください。
書き初め(正月二日・年中行事)
1月2日は、新年になって初めて筆で文字を書く「書き初め」を行う日として広く知られています。由来は、平安時代の宮中行事「吉書始め(きっしょはじめ)」にさかのぼり、元日に汲んだ若水を用いて墨をすり、縁起のよい言葉や詩歌を書く風習が背景にあります。
書の上達や一年の抱負を形にする意味合いも強く、学校の書き初め課題として定着しているのも特徴です。
過ごし方:今年の目標を四字熟語で書く/家族で1枚ずつ書いて並べる/書いた紙を写真に残して“年末に見返す用”にする。
新年一般参賀(皇居)
1月2日は、皇居で「新年一般参賀」が行われる日です。宮内庁が実施し、天皇皇后両陛下が宮殿・長和殿のベランダにお出ましになる行事として案内されています。
新年の節目に、国民が皇室に祝意を示せる機会として続いてきた“公式行事”で、当日の入場方法や注意事項も宮内庁が告知します。
過ごし方:実施要領(時間帯・入退場)を確認して計画する/遠方なら映像で雰囲気を知る/皇居周辺の散策とあわせて正月の東京を味わう。
箱根駅伝(往路の日)
1月2日は、東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が行われる日として定着しています。大会は毎年1月2日・3日に開催され、主催の関東学生陸上競技連盟が日程や大会情報を発信しています。
正月の風物詩として、沿道の応援や交通規制も含めて“年明けの大イベント”になっているのが特徴です。
過ごし方:往路の見どころ区間を1つだけ決めて観戦する/現地なら交通規制を事前確認する/家ではダイジェストで名場面を振り返る。
初夢(年中行事)
1月2日は「初夢」を意識しやすい日として知られています。初夢をいつ見るかは諸説あり、「大晦日〜元日」「元日〜2日」「2日〜3日」など複数の考え方が伝わっています。
縁起担ぎとして有名な「一富士、二鷹、三茄子」も初夢と結びつく言い伝えの一つで、新年のスタートに気持ちを整える“遊び心のある風習”として親しまれてきました。
過ごし方:見た夢を一言メモする/縁起物(富士・鷹・茄子など)を話題にしてみる/寝る前に翌日の楽しみを一つ決めて早めに休む。
『ウルトラQ』放送開始の日
1966年1月2日、特撮テレビドラマ『ウルトラQ』が放送開始。TBS系列で全27話が放送され、のちの“ウルトラシリーズ”へつながる起点として知られています。
正月の一日に「日本の映像文化が変わった瞬間」を振り返れるのが、この日の面白さ。怪獣やSFの表現が、当時のテレビでどのように成立していたかを知ると、今の作品の見え方も変わります。
過ごし方:第1話の概要をさらっと知る/家族で“昔の特撮”を一つ観て感想を言い合う/好きな怪獣・特撮作品のルーツをたどる。
月ロケットの日(ルナ1号打ち上げの日)
1959年1月2日、ソ連の月探査機「ルナ1号」が打ち上げられました。月への到達を目指した探査機として知られ、結果的に月の近くを通過したのち太陽周回軌道へ入り、“人工惑星”になったと説明されています。
宇宙開発競争の初期に「月へ向かう」という目標が現実の技術になっていく節目で、宇宙史の入口として語りやすい出来事です。
過ごし方:月探査の年表をざっくり眺める/夜に月を見上げて“月に行く”を想像する/宇宙ニュースを1本だけ読んでみる。
初売り(年中行事)
「初売り」は、新年になって最初に商品を売り出すことで、もともとは年明けの商い始めとして各地で行われてきた風習です。元日は休業し、1月2日に初売りを行う店が多かった地域もあり、近年は元日営業や日程前倒しも増えましたが、「福袋」や新春セールで正月らしさを味わえる行事として定着しています。
買い物をするなら、必要なものだけ短時間で回る/福袋は中身と条件を確認して選ぶ/地元商店街の初売りをのぞく、くらいが気軽でおすすめです。
初荷(年中行事)
「初荷」は、問屋や商店などが新年最初に商品を出荷する“初出荷”のことで、江戸時代から商いの始まりを祝う行事として伝わってきました。のぼりや飾りを付けて送り出す風景が名物だった地域もあり、いまも卸売市場などで「初荷式」として行われることがあります。
今日は、地元の市場や産地ニュースを眺めて“旬の食材”を一品選ぶ/初荷・初競りの話題を家族や友人との会話ネタにする/買いだめではなく「今年の定番」を一つ決める、が取り入れやすいです。
株式会社Stars・障がい者支援の日(日本記念日協会認定・登録)
「株式会社Stars・障がい者支援の日」は、障がい者グループホームを運営する株式会社Starsが制定した記念日です。日付は「1から2へ進む」イメージを“前に進む”や“輝かしい未来”に重ね、障がいのある方への支援の輪を広げるきっかけにしたいという思いから1月2日とされています。日本記念日協会により、2025年(令和7年)に認定・登録されたとされています。
今日は、身近なバリア(段差・案内表示・困りごと)に気づく/支援や福祉の情報を一つだけ読む/「困っている人に声をかける」など小さな行動を意識する、が無理なく始められます。
仕事始め(しごとはじめ)
年のはじめに、その年の仕事や生業を「始める」ための儀礼として各地で行われてきたのが仕事始めです。百科事典では、畑仕事なら鍬入れ、山仕事なら初山入り、漁業なら船祝い、商家なら初荷など、職や地域ごとに呼び名や形が変わりつつも、「年の労働の無事や繁栄を願う」行事として整理されています。行われる日は1月2日・4日・11日などに集中するとされ、1月2日も代表的な日取りの一つです。
新年の区切りとして、道具を整えたり、仕事机を軽く片付けたり、「今年やること」を一つだけ書き出すだけでも、気持ちが切り替わって実用的です。
過ごし方:仕事道具の手入れ/今年の目標を1行で書く/連絡したい相手に新年の挨拶を1件だけ送る
初山入り(はつやまいり)
初山入りは、正月の仕事始めとして山に入って薪を取るなどを行い、山の神に無事や恵みを願う習わしです。百科事典では、2日から11日ごろに行うとされ、取った薪は正月飾りや神事、行事食を炊くために用いることがあると説明されています。
現代なら「自然に触れて体を整える」日に置き換えやすく、近所の散歩や公園での軽い運動でも“初山”の気分が出ます。
過ごし方:朝の散歩で深呼吸/防災用の薪・燃料を点検/今年の安全を願って小さくお参り。
田打ち正月(たうちしょうがつ)
田打ち正月は、農家の仕事始めの一つで、早朝に田畑へ出て形式的に鍬入れをしたり、供物をして田の神をまつったりする行事です。辞典では、1月2日または11日に行う地域が多いとされ、豊作を願う予祝(先に祝って願いを込める)としての性格も説明されています。
いまの暮らしでは、家庭菜園や観葉植物の手入れ、食材の見直しなど“食と土”に触れる行動に置き換えると、由来にも沿って楽しめます。
過ごし方:野菜を一つ丁寧に調理/米・味噌など主食の在庫確認/植物の水やりと土の手入れ
大日堂舞楽(だいにちどうぶがく)
秋田県鹿角市の大日霊貴神社(大日堂)で、毎年1月2日に奉納される舞楽です。鹿角市の公式説明でも、地元で「ザイドウ」と呼ばれ、正月2日の養老礼祭に奉納される伝統行事として紹介されています。
国の重要無形民俗文化財に指定され、長い年月にわたって4地区の人々により伝承されてきた点が大きな特徴。新年の「地域の祈り」として、舞を通じて一年の無事を願う文化が息づいています。
過ごし方:映像で奉納の雰囲気を味わう/行事の舞台となる鹿角や八幡平周辺を旅先候補にする/正月の“地域の文化行事”を一つ調べてみる。
船祝い(ふないわい)/乗り初め(のりぞめ)
年のはじめに行う、漁民の仕事始めの儀礼です。辞典では「多くは1月2日の行事」とされ、「乗り初め」「乗り出し」とも呼ばれます。
船を清めて飾り、船霊(ふなだま)に供え物をして、海の安全と豊漁を祈る――海とともに生きる地域ならではの正月行事として位置づけられます。地域によって形は違っても、「今年も無事に働けますように」という願いが核にあります。
過ごし方:港町の新年行事を調べてみる/海の安全や防災を意識して備えを一つ点検する/魚を一品選んで“海に感謝する日”にする。
姫始め(ひめはじめ)
1月2日に記されることがある日柄名で、由来ははっきりせず諸説あるとされています。説明としては、正月に「姫飯(やわらかく炊いた飯)」を食べ始める日、馬の乗り初めの日、女性の手仕事(洗い張りなど)を始める日、など複数の伝え方があると紹介されています。
要するに、新年の生活が本格的に動き出す“切り替えの合図”として語られてきた日、と捉えると分かりやすい記念日です。
過ごし方:今年最初の「手帳」「片付け」「料理」などを一つだけ始める/新しい習慣を“週1回だけ”で試す/家族で「今年やりたいこと」を短く共有する。
1月2日の記念日まとめ
1月2日は、正月行事が続く中で「年の始まりを現実の暮らしへつなぐ日」として位置づけられる一日です。書き初めや初夢、初売りといった身近な正月風習に加え、仕事始めや初荷、田打ち正月など、“働くこと”や“生業”に結びつく行事が多く集まっています。
また、大日堂舞楽のような地域に根ざした伝統芸能、船祝いに代表される海の仕事始め、姫始めという暦に基づく節目など、日本各地で受け継がれてきた文化が重なるのも1月2日の特徴です。祝うだけでなく、「祈る」「整える」「動き出す」という意味合いが強い日といえます。
どれか一つでも由来を知り、今日の行動に少し取り入れてみると、1月2日はただのお正月休みではなく、一年を安定して進めていくための大切なスタート地点になります。