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2026年から生活で何が変わる?制度変更の「結局いくら・誰が影響」を家計目線で要点整理

目次
  1. 2026年の制度変更は「誰が対象か」と「毎月いくら増減するか」だけ押さえれば迷わない
  2. まず結論|2026年の「家計に影響しやすい制度変更」はこの3つ
  3. 「誰が影響?」を最短で判断する早見チェック
  4. 子ども・子育て支援金|結局いくら?(会社員は明細で目安が出る)
  5. 在職老齢年金|「働くと年金が減る」ラインが2026年4月から変わる
  6. 税制改正(令和8年分以後)|結局どこを見る?は2つだけ
  7. 2026年にやることは3つだけ(家計の実務)
  8. まとめ|「自分に関係ある変更」だけ拾えば、2026年は迷わない

2026年の制度変更は「誰が対象か」と「毎月いくら増減するか」だけ押さえれば迷わない

2026年の制度変更で生活費や家計に何が変わるかを示した図解イメージ|年金・税・給付の影響を金額と対象別に整理

2026年は、家計に直結しやすい制度として「子ども・子育て支援金」と「在職老齢年金の見直し」、さらに税制改正(給与所得控除・基礎控除など)の動きがまとまって出てきます。特に子ども・子育て支援金は、医療保険を通じて拠出する仕組みで、被用者保険(会社員など)の場合は「標準報酬月額×支援金率」で計算し、2026年度の一律の支援金率は0.23%、基本的に半分は事業主負担とされています。拠出は2026年4月分の保険料(5月給与からの天引き)から始まります。

また、働きながら厚生年金を受け取る人に関係する在職老齢年金は、2026年4月から「年金が減額になる基準額(賃金+老齢厚生年金の合計)」が月51万円から62万円へ引き上げられると、日本年金機構が案内しています。これまで“働くと年金が止まる”ラインにかかっていた人ほど影響が出やすい変更です。

税制面では、財務省が公表した令和8年度税制改正の大綱に、給与所得控除の最低保障額を65万円から69万円へ引き上げることなどが盛り込まれています(適用年分の注記あり)。ニュースを追いかけるより先に、「自分の属性(会社員/国保/年金受給しながら就労)」と「毎月の明細で増減が出る場所」だけ押さえるのが、いちばん迷いません。

まず結論|2026年の「家計に影響しやすい制度変更」はこの3つ

2026年の制度変更は数が多く見えますが、生活者が最初に押さえるべきは次の3本柱です。

  • 子ども・子育て支援金:医療保険を通じた拠出がスタート(2026年4月保険料=5月給与天引き)
  • 在職老齢年金の見直し:年金が減額になる基準額が、2026年4月から「月51万円→62万円」へ
  • 税制改正(令和8年分以後):給与所得控除の最低保障額を「65万円→69万円」など(適用の注記あり)

「誰が影響?」を最短で判断する早見チェック

会社員・公務員(健康保険=被用者保険の人)

  • 影響が出やすい:子ども・子育て支援金(給与明細ベースで計算できる)
  • 条件次第で影響:税制改正(年末調整・源泉徴収の計算に反映)

自営業・フリーランス(国民健康保険の人)

  • 影響が出やすい:子ども・子育て支援金(国保側の考え方が示されている)

65歳以上で働きながら厚生年金を受給している人

  • 影響が出やすい:在職老齢年金の見直し(これまで減額されていた人ほど影響)

子ども・子育て支援金|結局いくら?(会社員は明細で目安が出る)

まず結論:2026年度は「0.23%」で、本人負担はその半分が基本

被用者保険(会社員など)の支援金額(月額)は「標準報酬月額×支援金率」で計算され、2026年度(令和8年度)の一律の支援金率は「0.23%」と示されています。さらに、支援金額の半分は企業負担が基本のため、本人負担の目安は「標準報酬月額×0.23×1/2」です。拠出は2026年4月保険料(5月に給与天引き)から始まります。
協会けんぽでも、実務上一律の支援金率を踏まえた2026年度の支援金率として「0.23%」が示されています。


1)計算に使うのは「手取り」ではなく“標準報酬月額”

この支援金は、ふだん社会保険料の計算に使われる「標準報酬月額」をベースに目安を出せます。給与明細に標準報酬月額が載っている場合はそれを使い、載っていない場合は会社からの通知(社会保険の等級通知など)で確認できます。


2)会社員の本人負担:いちばん簡単な計算式

本人負担(月額)の目安は、次の式でOKです。

  • 本人負担(月額)= 標準報酬月額 × 0.23 × 1/2
    (= 標準報酬月額 × 0.115)

3)早見:標準報酬月額別の本人負担(ざっくり目安)

端数は目安として四捨五入しています。

  • 20万円:約230円/月
  • 30万円:約345円/月
  • 40万円:約460円/月
  • 50万円:約575円/月
  • 65万円:約748円/月

※上は「本人負担のみ」です。同額を企業も負担するのが基本です。


4)ボーナスも対象?→ 対象(賞与からも徴収)

会社員の従業員については、給与だけでなく賞与(ボーナス)からも支援金が徴収される旨がQ&Aで示されています。
賞与分も考え方は同じで、概算の目安は次の通りです。

  • 本人負担(賞与1回あたりの目安)= 標準賞与額 × 0.23 × 1/2

5)産休・育休中はどうなる?→ 支援金も免除

育児休業期間中の扱いについて、Q&Aでは支援金も免除される旨が示されています(医療保険料などと同様の整理)。


6)国保(自営業など)は全国一律ではない

国民健康保険に加入している場合は、被用者保険のように「標準報酬月額×一律率」で機械的に目安を出すより、制度説明に沿って「世帯」や「所得」等の要素で整理されます。会社員と同じ計算式を当てはめないのが安全です。


7)結局、何を見ればいい?(最短の手順)

  1. 給与明細(または通知)で 標準報酬月額 を確認
  2. 標準報酬月額×0.23×1/2 で本人負担の月額目安を出す
  3. 5月の給与明細(2026年4月保険料)から増減を確認する

在職老齢年金|「働くと年金が減る」ラインが2026年4月から変わる

在職老齢年金は、働きながら老齢厚生年金を受け取る人について、賃金と年金の合計が一定額を超えると年金の一部が減額(支給停止)される仕組みです。

日本年金機構は、2026年4月から、年金が減額になる基準額(賃金+老齢厚生年金の合計)が

  • 月51万円 → 月62万円

へ引き上げられると案内しています。

つまり、「収入があるから年金が一部止まっていた」人の中には、止まっていた分が軽くなる(または止まりにくくなる)可能性があります。


税制改正(令和8年分以後)|結局どこを見る?は2つだけ

税制改正は情報量が多くなりがちですが、家計目線ではまずここだけ見ればOKです。

  • 給与所得控除の最低保障額:65万円 → 69万円
  • 基礎控除(所得税):合計所得金額が一定以下の層で控除額を4万円引き上げ

財務省の大綱には、改正の適用について 「令和8年分以後の所得税」、源泉徴収は 「令和9年1月1日以後に支払うべき給与等」 から適用、といった注記も入っています。

「今すぐ毎月いくら変わる?」というより、年末調整や源泉徴収のタイミングで反映される性格が強いので、会社員は“明細の変化”を見れば足ります。


2026年にやることは3つだけ(家計の実務)

1)会社員は給与明細で「見る場所」を固定する

  • 社会保険系:標準報酬月額(支援金の目安に使う)
  • 税:源泉徴収額・年末調整の結果(税制改正の反映を確認)

2)家族に65歳以上で働いている人がいるなら、在職老齢年金だけ確認

  • 「賃金+老齢厚生年金」の合計が基準額付近かどうか

3)情報は“全部”追わない

制度名を追いかけるほど混乱します。この記事の3本柱だけ見て、関係がありそうなものだけ確認するのが最短です。


まとめ|「自分に関係ある変更」だけ拾えば、2026年は迷わない

2026年に家計へ影響が出やすい制度変更は、医療保険を通じた拠出が始まる子ども・子育て支援金、働きながら年金を受け取る人に関係する在職老齢年金の見直し、そして税制改正(控除の見直し)です。
大事なのは「制度を理解すること」よりも、自分が対象か、そして明細や年末調整でどこが変わるかを押さえること。ここさえ固定できれば、ニュースの量に振り回されなくなります。

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