矢口アサミさん死去|くちぱっち・銀魂など代表作と出演キャラを整理

『たまごっち!』シリーズのくちぱっち役などで知られる声優・俳優の矢口アサミさんが、2026年9月26日に亡くなりました。所属するケンユウオフィスが9月28日に発表しています。
矢口さんは、くちぱっちのほか、『銀魂』の坂田銀時〈幼少〉、『スーパーロボット大戦OG』シリーズのカチーナ・タラスク、『BLACK LAGOON』のソーヤー、『ドラえもん』のはる夫など、幅広いキャラクターを担当してきました。
年齢は47歳と報じられています。また、TBS NEWS DIGやORICON NEWSは所属事務所への確認として死因を心不全と伝えていますが、ケンユウオフィスが一般公開している訃報本文そのものには、死因の記載はありません。この記事では、この違いも含めて確認できる情報を整理します。
声優・俳優の矢口アサミさんが9月26日に死去
ケンユウオフィスが2026年9月28日に掲載した訃報によると、矢口アサミさんは9月26日に急逝しました。
同社は矢口さんを「弊社所属俳優」として報告し、葬儀については遺族の意向により近親者のみで執り行うとしています。発表文の時制から、記事では「すでに葬儀が行われた」とまでは断定しません。
代表取締役の堀内賢雄さんとスタッフ一同による追悼では、矢口さんがケンユウオフィスを創立初期から支えた役者だったことや、明るく面倒見のよい人柄だったことが振り返られています。
現在、矢口さんのケンユウオフィス公式プロフィールは「inMemorial」のページとして掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 矢口アサミ |
| 活動 | 声優・俳優 |
| 誕生日 | 7月31日 |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 所属 | ケンユウオフィス |
| 逝去日 | 2026年9月26日 |
| 年齢 | 47歳(大手各社報道) |
| 主な役 | くちぱっち、坂田銀時〈幼少〉、カチーナ・タラスク、ソーヤー、はる夫など |
公式プロフィールには誕生日が「7月31日」と掲載されていますが、生年の記載はありません。1979年生まれ、47歳という情報は大手報道で確認できるため、公式プロフィールの情報とは分けて扱うのが正確です。
矢口アサミさんはどんな声優・俳優だった?
ケンユウオフィスの公式プロフィールによると、矢口さんは代々木アニメーション学院、81プロデュース付属養成所を経て、ケンユウオフィス付属養成所「talkback」の1期生となっています。
アニメだけでなく、ゲーム、海外作品の吹き替え、ボイスオーバー、ドラマCD、舞台など活動分野は幅広く、事務所側が訃報で「所属俳優」と表現しているのも、その活動歴を考えると不自然ではありません。
一部のプロフィールでは2002年デビューと紹介されています。ただし、現在公開されているケンユウオフィスのプロフィールにはデビュー年そのものは記載されていないため、ここでは無理に活動開始年を固定しません。
『たまごっち!』ではくちぱっち役を担当
矢口アサミさんの代表的な仕事として、まず挙げられるのが『たまごっち!』シリーズのくちぱっち役です。
ケンユウオフィスの公式プロフィールには「たまごっち!シリーズ/くちぱっち」と掲載されており、テレビ東京『GO-GO たまごっち!』の公式キャストでも、「くちぱっち 矢口アサミ」と確認できます。
テレビアニメだけではありません。事務所プロフィールでは、劇場版『たまごっち!』シリーズとゲーム『たまごっち!』シリーズにも、くちぱっち役として出演歴が掲載されています。
ただし、「すべてのたまごっち作品で矢口さんがくちぱっちを担当していた」という意味ではありません。作品ごとにキャストが異なる可能性もあるため、確認できるシリーズ・作品の範囲で考える必要があります。
9月29日に『たまごっち』公式も追悼
訃報発表翌日の9月29日には、『たまごっち』公式Xも矢口さんを追悼しました。
投稿では、テレビアニメ『たまごっち!』シリーズでくちぱっち役を演じたことに触れ、くちぱっちの優しく温かな魅力を届けたことへの感謝が伝えられています。
たまごっちは2026年に初代発売から30周年を迎えるシリーズです。現在のシリーズ展開については、指輪型「Tamagotchi ring」は何ができるのかを整理した記事でも詳しく紹介しています。
『銀魂』では主人公・坂田銀時の幼少期を担当
『銀魂』で矢口さんが演じていたのは、坂田銀時〈幼少〉です。
ここは誤解しやすいところですが、成年時の坂田銀時を担当しているのは杉田智和さんです。矢口さんは、主人公・坂田銀時の幼少期を演じました。
ケンユウオフィスの公式プロフィールにも「銀魂/坂田銀時〈幼少〉」と明記されており、ゲーム『銀魂乱舞』にも同じく坂田銀時〈幼少〉役として出演しています。
そのため、「『銀魂』の坂田銀時役」とだけ書くより、「幼少期の坂田銀時」まで含めて紹介するのが正確です。
『銀魂』という作品そのものについては、アニメ20周年を迎えた『銀魂』がなぜ長く支持されてきたのかを別記事で整理しています。
『スパロボOG』『BLACK LAGOON』『ドラえもん』にも出演
くちぱっちや幼少期の銀時以外にも、「このキャラクターも矢口さんだったのか」と気づく役は少なくありません。
| 作品 | 役名 |
|---|---|
| 『たまごっち!』シリーズ | くちぱっち |
| 『銀魂』 | 坂田銀時〈幼少〉 |
| 『スーパーロボット大戦OG』シリーズ | カチーナ・タラスク |
| 『BLACK LAGOON』 | ソーヤー |
| 『ドラえもん』 | はる夫 |
| 『Dies irae』 | エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ/蓮〈幼少〉 |
| 『ファンタジック・チルドレン』 | タルラント |
『スーパーロボット大戦OG』シリーズのカチーナ・タラスク
ゲームファンにとって印象が強いのが、カチーナ・タラスクです。
ケンユウオフィスのプロフィールでは、アニメとゲームの双方で『スーパーロボット大戦OG』シリーズのカチーナ役が掲載されています。くちぱっちとは大きく印象の異なる役で、矢口さんの出演歴を振り返るうえでは外せないキャラクターの一人です。
『BLACK LAGOON』のソーヤー
『BLACK LAGOON』ではソーヤーを担当しています。
『BLACK LAGOON』公式サイトのキャラクターページにも、「ソーヤー CV:矢口アサミ」と掲載されています。
人工声帯のマイクを使って話す「掃除屋ソーヤー」という強烈な個性を持つキャラクターで、作品を知る人にはこちらの役で矢口さんの声を記憶している人もいるでしょう。
『ドラえもん』では、はる夫役
『ドラえもん』では、のび太たちと同じ学校に通う少年の一人、はる夫を演じています。
2026年9月29日時点のテレビ朝日『ドラえもん』公式「スタッフ&声の出演者」にも、「はる夫 矢口アサミ」と掲載されています。
また、事務所プロフィールでは『映画ドラえもん のび太の月面探査記』で、はる夫とホルル、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』では、はる夫役として出演したことも確認できます。
アニメ以外にも吹き替え・舞台・ゲームで活動
矢口さんの仕事はアニメだけではありません。
公式プロフィールには、海外ドラマ『コールドケース』『HOUSE』『ER緊急救命室』などの吹き替え、テレビ番組のボイスオーバー、ドラマCD、ゲーム、舞台への出演歴も掲載されています。
アニメではほかにも、『ネットゴーストPIPOPA』の北山コースケなど、『あらしのよるに ~ひみつのともだち~』のロッサ、『牙 ~KIBA~』のノア〈幼少〉、『彩雲国物語』の縹漣、『おとぎ銃士 赤ずきん』の星野ゆうき、『蒼天航路』の劉協などを担当しました。
一つのタイプのキャラクターに限らず、子ども役から個性の強いキャラクターまで多様な役を演じていたことが、出演歴から分かります。
矢口アサミさんの死因は「心不全」と報道
矢口さんの死因については、情報源を分けて見る必要があります。
TBS NEWS DIGは、所属事務所によると矢口さんは心不全により急逝し、47歳だったと報じています。ORICON NEWSも、所属事務所が心不全により急逝したと説明したと伝えています。
一方で、ケンユウオフィスが一般向けに公開している9月28日の訃報本文には、「9月26日 急逝いたしました」とあるだけで、心不全という死因は記載されていません。
つまり、「心不全という情報が根拠のないもの」というわけではありませんが、公開中の事務所公式ページに書かれている情報と、大手報道が事務所への確認として伝えている情報は区別しておく必要があります。
また、心不全に至った具体的な病気や経緯、持病の有無、亡くなった場所などは公表されていません。そこから先を推測することはできません。
葬儀は近親者のみで執り行うと発表
ケンユウオフィスは9月28日の発表で、葬儀について「ご遺族のご意向により近親者のみにて執り行うこととなりました」としています。
家族構成や私生活について詳しい情報は公表されておらず、今回の訃報から配偶者や子どもの有無などを推測することもできません。
訃報記事ではこうした部分に関心が集まりやすいものの、現在確認できる公式発表の範囲は、死去日と葬儀の方針、事務所からの追悼までです。
まとめ|くちぱっち、幼少期の銀時、カチーナなど多くの役を担当
矢口アサミさんは2026年9月26日に亡くなり、所属するケンユウオフィスが9月28日に訃報を発表しました。年齢は47歳と報じられています。
『たまごっち!』シリーズのくちぱっち、『銀魂』の坂田銀時〈幼少〉、『スーパーロボット大戦OG』シリーズのカチーナ・タラスク、『BLACK LAGOON』のソーヤー、『ドラえもん』のはる夫など、作品や世代をまたいで数多くのキャラクターを演じてきました。
9月29日には『たまごっち』公式も、くちぱっちを演じた矢口さんへの感謝と追悼を表明しています。
死因については心不全と報じられていますが、ケンユウオフィスの公開訃報本文には死因の記載はありません。具体的な病歴や亡くなった状況についても発表されていないため、確認できる情報はここまでです。
キャラクターの名前を見て、「この声も矢口さんだったのか」と初めて結びついた人もいるかもしれません。訃報とともに振り返るべきなのは、くちぱっちをはじめ、それぞれの作品に残された一つひとつの仕事なのでしょう。