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e-Taxで確定申告する方法【2027年・令和8年分】初めてでも迷わない準備・作成・送信・納税まで

目次
  1. e-Taxで確定申告する方法【2027年・令和8年分】準備・送信・納税まで解説
  2. 最初に結論|e-Taxの確定申告はこの順番で進めればいい
  3. 2027年・令和8年分の確定申告はいつまで?
  4. e-Tax・作成コーナー・マイナポータルは別のもの
  5. 2026年8月から「マイナポータルアプリ」は「マイナアプリ」に変わった
  6. そもそも自分は確定申告が必要?
  7. スマホとPC、どちらで確定申告すればいい?
  8. e-Taxを始める前に準備しておくもの
  9. マイナンバーカードの暗証番号はどれを使う?
  10. マイナンバーカード本体と電子証明書の期限は別
  11. 「スマートフォンのマイナンバーカード」も利用できる
  12. 利用者識別番号とは?マイナンバーとは別の16桁
  13. ID・パスワード方式は2027年も使える?
  14. マイナポータル連携は必須ではないが、入力を減らせる
  15. 確定申告書等作成コーナーから申告書を作る
  16. 入力が終わったら、送信前にもう一度確認する
  17. e-Taxで送信したら、必ず「受付結果」を確認する
  18. 申告書と受付結果の控えを保存しておく
  19. 重要|e-Taxで送信しても、納税まで終わったとは限らない
  20. 還付になる場合は、本人名義の口座を確認する
  21. 送信したあとに間違いを見つけたら?
  22. よくある疑問をまとめて確認
  23. 2027年の申告前に、もう一度確認しておきたいこと
  24. まとめ|送信後まで確認すればe-Taxは迷いにくい

e-Taxで確定申告する方法【2027年・令和8年分】準備・送信・納税まで解説

2027年のe-Tax確定申告を準備・作成送信・受付確認・納税または還付まで示した流れのイラスト

e-Taxで初めて確定申告をしようとすると、「どこから始めればいい?」「マイナンバーカードの暗証番号はどれ?」「送信したら税金まで払ったことになる?」と、手続きの途中よりも前後で迷いやすいものです。

2027年に行う令和8年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告は、2026年1月1日から12月31日までの所得が対象です。申告期限と納期限は2027年3月15日(月)。税務署の窓口での相談・申告書受付は2027年2月16日(火)から始まります。

ただし、e-Taxなら税務署の受付開始日を待たずに手続きを進められる場合があります。還付申告も通常の確定申告期間より前から提出できます。

この記事では、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使い、初めての人が準備→作成→e-Tax送信→送信確認→納税または還付まで迷わず進められるよう、2026年10月2日時点で確認できる令和8年分の公式情報を基準に整理します。

※確認時点について:申告期限や令和8年分の制度など、すでに公式発表されている内容を反映しています。一方、2027年1月に公開される本番の確定申告書等作成コーナーでは、画面構成やボタン名、推奨環境などが変更される可能性があります。画面操作に関する部分は、本番版の公開後に公式情報を再確認してください。

最初に結論|e-Taxの確定申告はこの順番で進めればいい

初めてe-Taxを使う場合、最初から細かな税務用語を全部覚える必要はありません。まずは全体の流れをつかんでおくと、途中で「今何をしているのか」が分からなくなりにくくなります。

  1. 自分が確定申告をする必要があるか確認する
  2. スマホまたはPCを用意する
  3. マイナンバーカード、暗証番号、必要書類を確認する
  4. 必要に応じてマイナポータル連携の準備をする
  5. 国税庁「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作る
  6. 内容を確認してe-Taxで送信する
  7. 受付結果(受信通知)を確認する
  8. 申告書や受付結果の控えを保存する
  9. 納付額がある場合は納税まで行う
  10. 還付の場合は振込口座と処理状況を確認する

特に重要なのが7番以降です。申告書を送信しただけで、「税金の支払いまで全部終わった」とは限りません。

2027年・令和8年分の確定申告はいつまで?

項目令和8年分
対象となる所得2026年1月1日~12月31日
税務署窓口での相談・申告書受付開始2027年2月16日(火)
所得税及び復興特別所得税の申告期限2027年3月15日(月)
所得税及び復興特別所得税の納期限2027年3月15日(月)
個人事業者の消費税及び地方消費税2027年3月31日(水)

ここで混同しやすいのが「2027年の確定申告」と「令和8年分」という表現です。

2027年に申告するのは、原則として2026年中に得た所得についての「令和8年分」の確定申告です。

国税庁は令和8年分の申告期限と納期限をすでに公表しています。最新の期限は国税庁「申告と納税」でも確認できます。

還付申告なら2月16日を待つ必要はない

医療費控除などによって税金が戻る「還付申告」は、通常の確定申告期間より前から提出できます。

原則として、還付申告はその年の翌年1月1日から5年間提出できます。つまり「確定申告は2月16日にならないとできない」と一律に考える必要はありません。

ただし、適用を受ける制度によっては期限内申告など別の要件が設けられている場合があります。個別の控除や特例を利用するときは、それぞれの要件も確認してください。

e-Tax・作成コーナー・マイナポータルは別のもの

初めて使うと分かりにくいのが、「e-Tax」「確定申告書等作成コーナー」「マイナポータル」が同じもののように登場することです。

名称役割
確定申告書等作成コーナー質問や入力画面に沿って申告書を作る国税庁のWebサービス
e-Tax作成した申告データなどをインターネットで国税庁へ送信する仕組み
マイナポータル行政サービスのオンライン窓口。確定申告では給与・医療費・控除証明書などの連携にも使う
マイナアプリマイナポータルへのログインや認証、マイナンバーカードの読み取りなどに使うスマホアプリ

基本的には、「確定申告書等作成コーナーで申告書を作り、それをe-Taxで送る」と考えると分かりやすくなります。

マイナポータル連携を利用する場合は、その途中で給与や控除関係のデータを取り込みます。

2026年8月から「マイナポータルアプリ」は「マイナアプリ」に変わった

過去の記事や解説では「マイナポータルアプリ」という名称を目にすることがありますが、デジタル庁は2026年8月25日から、マイナポータルアプリを「マイナアプリ」へ刷新しました。

デジタル認証アプリの機能も統合されています。

すでに旧マイナポータルアプリを利用していた場合は、基本的にはアプリをアップデートして利用します。別のアプリを新たに探す必要はありません。

現在の案内はデジタル庁のマイナアプリ案内で確認できます。

そもそも自分は確定申告が必要?

会社員なら、全員が確定申告をするわけではありません。給与所得者の多くは勤務先の年末調整によって所得税の精算が終わります。

一方で、給与収入が一定額を超える場合や、給与・退職所得以外の所得が一定額を超える場合、複数の勤務先から給与を受けている場合など、確定申告が必要になるケースがあります。

代表的な例だけで自己判断すると例外を見落とすことがあるため、「副業があるから必ず申告」「20万円以下だから何もしなくていい」と単純化しない方が安全です。

特に、給与・退職所得以外の所得が20万円以下だったとしても、医療費控除などのために所得税の確定申告をする場合は、その所得も含めて申告する必要があります。

「自分が申告対象か」を確認したい場合は、国税庁の給与所得者で確定申告が必要な人など、該当する所得区分の公式案内を確認してください。

この記事では「確定申告が必要かどうか」を全ケースについて判定するのではなく、申告することになった人がe-Taxで最後まで手続きを終える方法を中心に説明します。

スマホとPC、どちらで確定申告すればいい?

確定申告書等作成コーナーは、スマートフォンとパソコンの両方から利用できます。

給与所得や医療費控除、ふるさと納税など比較的入力項目が限られる申告なら、スマートフォンだけで完了できる人も少なくありません。

一方、入力する資料が多い場合や、複数の資料を見比べながら作業したい場合は、画面の広いPCの方が作業しやすいことがあります。

PCから利用する場合も、必ずしもICカードリーダライタを用意しなければならないわけではありません。対応スマートフォンを使ってマイナンバーカードを読み取る方法も用意されています。

「スマホだから簡易版」「PCでないと正式な申告ができない」という違いではありません。

e-Taxを始める前に準備しておくもの

入力を始めてから資料を探し始めると、途中で止まりやすくなります。まず手元に必要なものを揃えます。

  • マイナンバーカード
  • マイナンバーカードの暗証番号
  • 対応するスマートフォン、またはPC
  • 給与所得の源泉徴収票
  • 年金・副業・事業など申告する所得に関する資料
  • 生命保険料、地震保険料、医療費、寄附金など控除に関する資料
  • 還付を受ける場合の本人名義の金融機関口座
  • 過去にe-Taxを利用したことがある場合は、利用者識別番号など既存の登録情報

実際に必要になる資料は申告内容によって変わります。すべての人が上記を全部用意するわけではありません。

マイナンバーカードの暗証番号はどれを使う?

ここは初めての人が特につまずきやすい部分です。

マイナンバーカードには複数の暗証番号があります。e-Taxで主に意識するのは次のものです。

名称形式主な用途連続して間違えた場合
利用者証明用電子証明書の暗証番号数字4桁ログイン・本人確認など3回でロック
署名用電子証明書の暗証番号英数字6~16文字電子署名など5回でロック
券面事項入力補助用暗証番号数字4桁氏名・住所・生年月日などカード情報の読み取り3回でロック

「4桁だから全部同じ暗証番号」とは限りません。

また、現在のe-Taxには、一度電子証明書を利用して本人確認を行うことで、その後の一部手続きで電子署名を省略できる仕組みもあります。そのため「申告書を送信するたびに必ず6~16文字を入力する」と覚えるのも正確ではありません。

本番画面に表示された暗証番号の正式名称を確認してから入力してください。

マイナンバーカード本体と電子証明書の期限は別

カードを持っていても、ICチップに入っている電子証明書の期限が切れていると、e-Taxの認証に使えない場合があります。

現在の制度では、カード発行時に18歳以上ならマイナンバーカード本体は原則10回目の誕生日まで。一方、電子証明書は年齢にかかわらず原則5回目の誕生日までです。

カード表面の期限が残っていても、電子証明書だけ先に期限を迎えることがあります。

この違いについては、公開済みのマイナンバーカードは10年なのに電子証明書はなぜ5年?期限切れで何が使えなくなる?で詳しく整理しています。

確定申告を始める直前ではなく、できれば事前に有効期限を確認しておくと安心です。

「スマートフォンのマイナンバーカード」も利用できる

対応するスマートフォンでは、実物のマイナンバーカードを毎回読み取らなくても、スマートフォン側のマイナンバーカード機能やスマホ用電子証明書を使える仕組みがあります。

対応機種では、生体認証などを利用してログインできる場合もあります。

ただし、スマートフォン側の仕組みは2026年中も変更が続いています。2026年10月2日時点では、Androidでは「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」が提供されており、今後の刷新も予定されています。

2027年の申告時に使う場合は、マイナアプリとデジタル庁の最新案内で、自分の端末がどの方式に対応しているか確認してください。

利用者識別番号とは?マイナンバーとは別の16桁

e-Taxでは「利用者識別番号」という言葉も出てきます。

これはe-Taxを利用する際に使う16桁の番号です。12桁のマイナンバーとは別物です。

以前にe-Taxを利用したことがある人は、すでに利用者識別番号を持っている可能性があります。

注意したいのは、番号が分からないからといって安易に新しい利用者識別番号を取得し直さないことです。国税庁は、新しい番号を取得するとそれまで使っていた利用者識別番号が利用できなくなり、以前のメッセージボックスなども引き継がれないと案内しています。

既存の番号が分からない場合は、まずe-Tax公式の利用開始案内に沿って確認してください。

ID・パスワード方式は2027年も使える?

ここは2027年申告で特に誤解しやすいところです。

国税庁は2025年10月1日からID・パスワードの新規発行を停止しています。

そのため、これから初めてID・パスワード方式を申し込んで利用することはできません。

一方、すでにID・パスワード方式の届出をしている人は、令和8年分の確定申告では引き続き利用できます。

国税庁は、ID・パスワード方式について令和9年分確定申告から利用できなくなる予定と案内しています。

つまり、整理すると次のようになります。

状況令和8年分(2027年に申告)
これからID・パスワード方式を新規取得したい不可
すでにID・パスワード方式を利用している利用可能
令和9年分以降利用できなくなる予定

詳しい最新状況はe-Tax「ID・パスワード方式について」で確認できます。

なお、ID・パスワード方式が終了することと、16桁の利用者識別番号そのものが廃止されることは別です。混同しないようにしてください。

マイナポータル連携は必須ではないが、入力を減らせる

確定申告書等作成コーナーでは、マイナンバーカードを利用してe-Taxで申告する場合、マイナポータルと連携して各種データを取得できます。

対象になっている情報には、給与、公的年金、医療費、ふるさと納税、生命保険料、地震保険料、iDeCo、住宅ローン控除関係などがあります。

連携できたデータは、確定申告書の該当欄へ自動入力できます。

ただし、マイナポータル連携をしないとe-Taxで確定申告できないわけではありません。連携を使わず、手元の源泉徴収票や証明書を見ながら入力することもできます。

2027年から給与情報の連携対象が大きく広がる

令和8年分では、給与情報のマイナポータル連携が重要な変更点になります。

国税庁は、2027年1月以降、給与情報のマイナポータル連携を利用できる人が大幅に増えると案内しています。

背景には、給与支払報告書と給与所得の源泉徴収票の提出方法に関する制度変更があります。

ただし、ここで「2027年から会社員なら全員、源泉徴収票が自動入力される」と考えるのは早計です。

勤務先側の提出方法やデータの登録状況、本人側の連携設定などによって利用できるかどうかが変わります。

令和8年分の最新対応状況は国税庁「令和8年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でもっと便利に!」で確認できます。

確定申告書等作成コーナーから申告書を作る

準備ができたら、国税庁の確定申告書等作成コーナーから申告書を作ります。

ここでは、画面の案内に沿って収入や控除などを入力すると、所得金額や税額が自動計算されます。

所得税だけでなく、個人事業者の消費税、贈与税、青色申告決算書や収支内訳書などの作成にも対応しています。

実際の入力項目は申告内容によって大きく異なります。給与所得だけの人と、事業所得・株式・不動産所得などがある人では、同じ画面をすべて通るわけではありません。

途中保存して、あとから再開できる

確定申告は一度の作業で最後まで終わらせなければならないわけではありません。

確定申告書等作成コーナーには作成途中のデータを保存し、後から読み込んで再開する仕組みがあります。

実際にe-Tax・作成コーナーヘルプデスクへ寄せられる問い合わせでも、保存したデータの読み込みや再開方法は上位に入っています。

資料が一つ足りないことに途中で気付いた場合は、曖昧な数字を入れて送信するのではなく、作成データを保存して必要な資料を確認してから再開してください。

保存先やボタン名称は本番版の画面変更によって変わる可能性があるため、2027年の画面表示に従って操作します。

入力が終わったら、送信前にもう一度確認する

e-Taxは計算を自動化してくれますが、入力した元の数字まで自動的に正しいものにしてくれるわけではありません。

送信前には、少なくとも次の点を見直しておきます。

  • 源泉徴収票の数字を別の欄へ入れていないか
  • 予定納税額がある場合に入力が漏れていないか
  • 控除証明書や医療費などの入力漏れがないか
  • マイナポータルから自動入力されたデータに漏れがないか
  • 還付口座が本人名義になっているか
  • 住所や氏名など登録情報が現在のものになっているか
  • 最後に表示された納付額または還付額を確認したか

特に、マイナポータル連携を利用したからといって、申告に必要な情報が必ずすべて自動取得されるとは限りません。

自動入力された項目だけを見て送信せず、手元の資料と照らし合わせます。

e-Taxで送信したら、必ず「受付結果」を確認する

送信ボタンを押したところで画面を閉じてしまわない方が安全です。

e-Taxでは、送信したデータが受け付けられたかを受付結果(受信通知)で確認できます。

現在のe-Taxソフト(WEB版)では、ログイン後の「お知らせ・受信通知」から確認できます。

受信通知には受付日時や手続き名などが表示され、送信した帳票をPDFで確認できる場合もあります。

「送信エラー」と表示されている場合は、申告が正常に受け付けられたと決めつけず、エラー内容を確認して必要な訂正・再送信を行います。

詳しい確認方法はe-Tax「受付結果(受信通知)を確認する方法」に掲載されています。

IDとパスワードだけでは受信通知の詳細を見られないことがある

個人が利用者識別番号とパスワードだけでe-Taxソフト(WEB版)へログインした場合、一部を除いてメッセージの詳細を確認できません。

すべてのメッセージ詳細を見るには、原則としてマイナンバーカードなどの電子証明書による認証が必要です。

ID・パスワード方式で申告書を送信できた場合でも、送信後のメッセージ確認まで同じ条件で利用できるとは限らない点に注意してください。

申告書と受付結果の控えを保存しておく

送信後は、申告書や受信通知など、自分が何を提出したか後から確認できる状態にしておきます。

確定申告書等作成コーナーやe-Taxでは、申告内容をPDF等で確認・保存できる仕組みがあります。

「オンライン提出だから控えはいらない」と考えず、少なくとも次回の申告や問い合わせ時に内容を確認できるよう保存しておくのがおすすめです。

作成途中のデータファイルも、翌年の申告や訂正時に役立つ場合があります。PDFだけでなく、作成コーナーから保存したデータがある場合は、分かる場所に保管しておきます。

重要|e-Taxで送信しても、納税まで終わったとは限らない

ここは初めての確定申告で最も勘違いしやすい部分です。

申告書をe-Taxで送信することと、税金を納付することは別の手続きです。

申告結果が「納付」になった場合は、自分が利用する納付方法まで確認してください。

令和8年分の所得税及び復興特別所得税は、原則として2027年3月15日(月)が申告期限であると同時に納期限です。

主な納付方法

納付方法概要主な注意点
振替納税登録した預貯金口座から指定日に自動引き落とし事前の手続きが必要。実際の振替日は納期限とは別
ダイレクト納付e-Tax送信後、登録済み口座から引き落とす事前に利用届出が必要
インターネットバンキング等ネットバンキングなどを利用して電子納付利用金融機関等の条件を確認
クレジットカード納付専用サイトを経由してカードで支払う納付税額に応じた決済手数料がかかる
スマホアプリ納付対応するPay払い等を使って納付納付税額30万円以下が対象。決済サービス側の上限にも注意
コンビニ納付QRコード等を利用してコンビニで納付利用できる金額などに条件がある
金融機関・税務署窓口現金に納付書を添えて納付窓口へ行く必要がある

最新の方法は国税庁「納税に関する総合案内」で確認できます。

スマホアプリ納付は30万円以下

スマホアプリ納付は、納付税額が30万円以下の場合に利用できる方法です。

利用する決済アプリ側にも利用上限が設定されていることがあります。

30万円を超える税額を、スマホアプリ納付を利用するためだけに複数回へ分けて支払う方法は国税庁が案内している利用方法ではありません。30万円を超える場合は、ダイレクト納付やインターネットバンキングなど別の方法を確認してください。

振替納税の2027年振替日は別途確認する

振替納税を利用する場合、実際に口座から引き落とされる「振替日」は3月15日とは別の日になります。

2026年10月2日時点では、令和8年分について最終的な振替日をこの記事で固定できる段階ではありません。

前年の日付をそのまま当てはめず、国税庁が令和8年分の振替日を正式発表した後に確認してください。

還付になる場合は、本人名義の口座を確認する

計算結果が還付になった場合は、申告書に還付金の受取口座を入力します。

振込先には原則として申告者本人名義の預貯金口座を指定します。

屋号などが含まれる口座では振り込みできない場合があるため、個人事業主でも口座名義には注意が必要です。

一部のインターネット専用銀行は国税還付金の振り込みに対応していない場合があります。利用予定の銀行で還付金を受け取れるか、必要に応じて確認してください。

還付金の処理状況はe-Taxから確認できる

e-Taxで還付申告を行った場合、還付金の処理状況をオンラインで確認できます。

e-Tax公式では、処理状況を確認できるようになる目安を、還付申告から2週間程度経過した後と案内しています。

これは「2週間で必ず口座へ振り込まれる」という意味ではありません。あくまで処理状況を確認できるようになる目安です。

送信したあとに間違いを見つけたら?

一度送信したからといって、間違いを放置する必要はありません。

申告期限内に気付いた場合

国税庁は、申告期限内に入力内容の誤りへ気付いた場合、誤った箇所を訂正したうえで改めて正しい確定申告書を作成し、期限までに再度提出するよう案内しています。

令和8年分の所得税等なら、2027年3月15日までが期限です。

申告期限を過ぎてから気付いた場合

期限後は、単純にもう一度確定申告書を送り直すのではなく、間違いの内容によって手続きが変わります。

間違い主な手続き
税金を少なく申告していた、還付を多く受ける内容になっていた修正申告
税金を多く申告していた、還付額を少なく申告していた更正の請求ができる場合がある

更正の請求書や修正申告書も、確定申告書等作成コーナーから作成できます。

税額が増える修正申告では、新たに納める税金や延滞税が発生する場合があります。間違いに気付いたら、先延ばしにせず国税庁の最新案内を確認してください。

よくある疑問をまとめて確認

マイナンバーカードがないとe-Taxは絶対に使えない?

令和8年分では、すでにID・パスワード方式を利用している人など例外があります。

ただしID・パスワード方式は新規発行が終了し、令和9年分確定申告から利用できなくなる予定です。これからe-Taxを始める人は、マイナンバーカードを使う方式を中心に考えるのが現行制度に合っています。

マイナポータル連携をしないと確定申告できない?

できません、ということではありません。

マイナポータル連携は、給与や控除関係の情報を自動入力して手作業を減らすための機能です。連携しない場合でも、必要な書類を確認しながら手入力できます。

源泉徴収票は2027年から全員自動入力になる?

なりません。

令和8年分では給与情報のマイナポータル連携対象が大きく広がりますが、勤務先側の提出状況など条件があります。

「会社員なら全員自動入力」と決めつけず、作成時に取得できた情報を確認してください。

e-Taxで送信したら確定申告は終わり?

申告書の提出という意味では、正常に受信されていることを確認する必要があります。

さらに納付額がある人は、納税まで確認して初めて一連の手続きが完了します。

還付になる人は、振込先口座が正しく登録されているか確認します。

送信できたか分からない場合は?

同じ申告書をすぐ作り直す前に、e-Taxソフト(WEB版)の「お知らせ・受信通知」で受付結果を確認します。

受付日時や手続き名を確認し、エラーが表示されていないか見てください。

途中で作業をやめても大丈夫?

作成途中のデータを保存して後から再開できます。

分からない項目を適当に埋めて送信するより、保存して資料を確認してから再開する方が確実です。

2027年の申告前に、もう一度確認しておきたいこと

令和8年分について、申告期限や制度の大枠はすでに公表されています。

一方、e-Taxやマイナアプリは毎年のように機能が変わります。2027年1月以降に実際に申告するときは、次の情報だけは最新状態を確認してください。

  • 令和8年分「確定申告書等作成コーナー」の本番画面
  • スマートフォン・PCの推奨環境
  • 利用できるOS・ブラウザ
  • Androidを含むスマートフォンのマイナンバーカードの最新仕様
  • マイナポータル連携で取得できる最新のデータ
  • 給与情報連携の対象状況
  • 確定申告期のe-Tax利用可能時間・メンテナンス予定
  • 令和8年分の振替納税の正式な振替日

前年の画面や古い解説記事だけを頼りにせず、実際に申告する時点の国税庁・e-Tax・デジタル庁の案内を基準にしてください。

まとめ|送信後まで確認すればe-Taxは迷いにくい

2027年に行う令和8年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告は、2027年3月15日(月)が申告・納付期限です。

初めてe-Taxを使う場合は、細かな機能を全部覚えるより、次の流れを押さえておけば迷いにくくなります。

必要なものを準備する → 確定申告書等作成コーナーで入力する → e-Taxで送信する → 受付結果を確認する → 控えを保存する → 納付または還付まで確認する。

2027年は給与情報のマイナポータル連携対象が大きく広がる予定で、マイナアプリやスマートフォンのマイナンバーカードを使った手続きも進んでいます。

その一方で、ID・パスワード方式は新規発行がすでに終了しており、令和9年分から利用できなくなる予定です。過去にe-Taxを使ったことがある人も、以前とまったく同じ方法が続くとは限りません。

最後に忘れたくないのは、「送信した」ことと「全部終わった」ことは同じではないという点です。

受信通知を確認し、納付額があるなら支払いまで、還付なら振込先まで確認する。そこまで進めば、自分が今どの段階にいるのか分からないまま申告を終えることは避けられます。

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