- ももの結成秘話と顔漫才の誕生|メンバー・芸名の由来・M-1実績
- ももはどんなお笑いコンビ?メンバーと基本プロフィール
- ももの結成秘話|最初から仲のよい同期ではなかった
- コンビ名「もも」の由来|旧名「琴線」から改名した理由
- 「せめる。」「まもる。」という正反対の芸名にも注目
- 代表ネタ「○○顔やろ!」はどのように誕生したのか
- ももは顔漫才だけではない|ネタ作りと単独ライブへのこだわり
- M-1グランプリ2021で決勝5位|全国に名前が知られた転機
- M-1決勝後の苦戦|2022年から2025年までの成績
- 2026年のももは何をしている?M-1準々決勝進出と原点回帰
- NHK上方漫才コンテストにも出場|M-1以外の実績
- ももの現在|テレビで見かけなくても漫才への挑戦は続く
- ももが目指すのは「天下無敵」の漫才師
- まとめ|ももの顔漫才は正反対の2人だからこそ生まれた
ももの結成秘話と顔漫才の誕生|メンバー・芸名の由来・M-1実績

金髪にヒゲのまもる。と、黒髪にメガネのせめる。。見た目も名前も対照的な2人が、互いの顔から連想されるイメージをぶつけ合う。そんな独特の漫才で注目されたのが、吉本興業所属のお笑いコンビ「もも」です。
2021年のM-1グランプリでは初の決勝進出を果たし、645点を獲得して5位に入りました。「○○顔やろ!」という印象的なフレーズを覚えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ももの歩みは決して順風満帆なものではありません。もともと親しかったわけではないNSCの同期がコンビを組み、名前を変え、独自の漫才を生み出した末に全国的な注目を集めました。M-1決勝進出後も苦戦や試行錯誤を重ねながら、漫才を磨き続けています。
今回は、せめる。とまもる。のプロフィールから、コンビ名と芸名の由来、顔漫才の誕生秘話、M-1での実績、そして2026年現在の活動まで、ももの魅力と歩みを詳しく紹介します。
ももはどんなお笑いコンビ?メンバーと基本プロフィール
ももは、せめる。とまもる。によって2017年1月1日に結成された、吉本興業所属のお笑いコンビです。2人ともNSC大阪校35期出身で、大阪のよしもと漫才劇場などを中心に活動してきました。
コンビの最大の特徴は、一目見ただけで分かる2人の対照的な外見です。金髪にヒゲのまもる。と、黒髪にメガネのせめる。。それぞれの見た目から観客が想像する人物像を、漫才の笑いへと変えています。
よしもと漫才劇場の公式プロフィールでは、宣材写真の左側がまもる。、右側がせめる。と紹介されています。芸名も外見も個性的ですが、舞台では固定されたボケとツッコミにとらわれない掛け合いを披露するコンビです。
せめる。のプロフィール|愛媛県出身の漫才師
- 芸名:せめる。
- 生年月日:1993年7月14日
- 年齢:33歳(2026年11月3日時点)
- 出身地:愛媛県松山市
- 身長:168cm
- 血液型:B型
- NSC:大阪35期
- 趣味・特技:麻雀、カードマジック
黒髪にメガネという姿が印象的なせめる。は、愛媛県松山市の出身です。地元の愛媛県文化振興財団によるインタビューでは、幼い頃からお笑いに関心を持ち、特に2006年のM-1グランプリでチュートリアルが優勝したことが印象に残っていると語っています。
中学生の頃には、紳助・竜介やダウンタウンの漫才映像にも触れ、漫才師への憧れを深めていきました。一方、高校では工業科に進学しており、最初から一直線に芸人への道を歩んでいたわけではありません。
後にNSCへ入り、コンビの解散やアルバイト中心の生活も経験しました。そうした時期を経て、現在の相方であるまもる。と出会ったことが、芸人人生の大きな転機となります。
まもる。のプロフィール|京都出身の金髪・ヒゲの芸人
- 芸名:まもる。
- 生年月日:1994年2月27日
- 年齢:32歳(2026年11月3日時点)
- 出身地:京都府京都市
- 身長:173cm
- 血液型:A型
- NSC:大阪35期
- 趣味:飲酒、旅行、料理、物作りなど
- 特技:ラグビー、料理、タップダンス、アクセサリー作り
金髪とヒゲがトレードマークのまもる。は、京都府京都市の出身です。吉本興業の公式プロフィールには、料理やアクセサリー作りなど、見た目の印象だけでは想像しにくい多彩な趣味や特技が掲載されています。
現在のコンビを結成する前には、ピン芸人として活動していた時期があり、「乱暴」という芸名を使用していたことも紹介されています。
NSC時代には独特な発想のコントに取り組んでいたといい、比較的オーソドックスな漫才を志向していたせめる。とは、笑いに対する考え方にも違いがありました。しかし、その違いこそが、後に2人だけの漫才を生み出す土台になっていきます。
ももの結成秘話|最初から仲のよい同期ではなかった
ももはNSC大阪校35期の同期コンビですが、在学中から親しく、一緒に芸人を目指していたわけではありません。
2021年12月の本人インタビューによると、せめる。は以前組んでいたコンビを解散し、アルバイトを中心とした生活を送っていました。そこで同期の芸人からM-1グランプリへの出場を勧められ、相方候補として紹介されたのが、当時ピン芸人だったまもる。でした。
2人はNSC時代にほとんど会話を交わしたことがなく、当初から意気投合したという関係でもありません。笑いの方向性も異なっていたため、周囲から組み合わせを不思議がられることもあったそうです。
月に1回ほどのユニット活動から始まった
現在のももにつながる活動は、最初から正式なコンビとして始まったものではありません。2人は月に1回程度、ユニットとして漫才を披露するところから関係を築いていきました。
活動初期には「琴線」という名前を使用しており、現在の結成日である2017年1月1日より前から、2人で舞台に立つ機会がありました。
つまり、2017年1月1日は公式プロフィール上の結成日であり、2人が初めて漫才を披露した日という意味ではありません。同期でありながらも異なる道を歩んでいた2人が、少しずつコンビとして形を整えていったことが分かります。
正反対の個性が漫才の武器になった
せめる。は漫才を志向し、まもる。は独特なコントの発想を持っていました。さらに、外見も黒髪・メガネと金髪・ヒゲという対照的な組み合わせです。
普通ならコンビとしての方向性を合わせることに苦労しそうな2人ですが、ももは互いの違いを消すのではなく、違いそのものを笑いの材料として生かすスタイルを確立しました。
相手の発言を否定するのではなく、「その顔なら、むしろこういうことを言いそうだ」と外見から連想されるイメージをぶつける。この仕組みは、2人の見た目が大きく異なるからこそ成立するものです。
結成当初の違いが、後に全国的な注目を集める顔漫才の個性へとつながっていった点は、ももの歴史を知るうえで非常に興味深い部分です。
コンビ名「もも」の由来|旧名「琴線」から改名した理由
ひらがな2文字の「もも」というコンビ名には、意外な由来があります。
活動初期の2人は「琴線(きんせん)」という名前を使っていました。しかし、先輩芸人のヤングから名前が読みづらいと指摘され、改名を考えることになったといいます。
漫才コンビにとって名前は、観客に覚えてもらうための大切な要素です。「琴線」は意味のある言葉ですが、初めて見た人がすぐに読めるとは限りません。その点、「もも」は短く、読みやすく、覚えやすい名前です。
「もも」と「パイナップル」が候補だった
本人たちのインタビューによると、まもる。が改名について相談されたときには、「もも」と「パイナップル」が候補になっていました。
その際、まもる。は桃の花言葉を調べ、「天下無敵」という言葉を知ったそうです。この言葉に強くひかれ、天下無敵の漫才師を目指したいという思いから、「もも」という名前を選びました。
かわいらしく親しみやすいコンビ名の裏側には、天下無敵を目指すという大きな目標が込められていたのです。
なお、花言葉には紹介する資料によってさまざまな表現があります。ここでの「天下無敵」は、まもる。が命名時に調べ、本人の心に響いた言葉として語られているものです。
「せめる。」「まもる。」という正反対の芸名にも注目
コンビ名だけでなく、2人の芸名も印象的です。「せめる。」と「まもる。」は、攻撃と防御を連想させる正反対の言葉になっています。
まもる。は以前「乱暴」という芸名で活動していた時期があり、現在はせめる。と対になる名前を使用しています。
芸名に付いている句点の「。」も特徴的で、2人を紹介する際は「せめる。」「まもる。」までが正式な表記です。
芸名の詳しい命名経緯については、両親が付けたかった名前や姓名判断に関係するという紹介もありますが、細部まで確認できる本人の説明は限られています。そのため、具体的な命名事情を推測で断定することはできません。
ただ、名前が対照的であることは、2人の掛け合いとも相性のよい特徴です。漫才では一方が攻め続け、もう一方が守り続けるわけではなく、お互いが相手に言葉をぶつけて笑いを作っていきます。正反対の芸名を持つ2人が対等にやり合うところにも、ももらしさが表れています。
代表ネタ「○○顔やろ!」はどのように誕生したのか
ももを全国的に知られる存在へと押し上げたのが、「○○顔やろ!」というフレーズを使った顔漫才です。
相手の顔から勝手に人物像を想像し、そのイメージと発言のズレを指摘する。初めて見る人でも仕組みを理解しやすく、テンポのよい応酬によって笑いを重ねていく独特の漫才です。
実は、このスタイルも最初から完成していたわけではありません。
きっかけは劇場の舞台袖で見た後輩芸人のネタ
2023年に愛媛県文化振興財団が公開したインタビューで、せめる。は顔漫才が生まれたきっかけを詳しく語っています。
劇場に所属するためのオーディションを受けていた頃、舞台袖から後輩芸人のネタを見ていました。その後輩が披露していたのは、嫌いなものを克服するという内容だったそうです。
そのネタを見たせめる。は、自分の外見に反してアニメが嫌いだったら面白いのではないかと考え、まもる。に話しました。
ここから、見た目によって勝手に抱かれるイメージと、本人の発言とのズレを利用する発想が生まれていきます。
まもる。が金髪にしたことも、外見を生かした漫才の発想につながった要素として紹介されています。2人の対照的な見た目と、思い込みを笑いに変える着想が組み合わさったことで、顔漫才の土台ができたのです。
作家の助言でネタ全体を顔漫才に統一
顔漫才は、思いついた瞬間に現在知られている形式になったわけではありません。当初、「○○顔やろ」という言葉はネタの一部で使用される程度でした。
その後、ネタを見た作家から、全体をそのスタイルで統一することを提案されたといいます。もともとの漫才の中にあった一つの面白い要素を、ネタの中心へと発展させた形です。
重要なのは、同じ言い回しを繰り返すだけでは成立しないところでしょう。相手の見た目から何を連想するか、その予想をどう裏切るか、次にどのような言葉を置けば笑いが大きくなるか。言葉の選び方と順番によって、ネタの面白さが変わってきます。
「顔漫才」という分かりやすい特徴の裏側には、緻密な言葉選びと試行錯誤がありました。
顔漫才が面白い理由は「見た目と中身のギャップ」
顔漫才の面白さを理解するうえで重要なのが、観客の中にある先入観です。
金髪にヒゲの男性を見れば、少し強面で豪快な人物を想像するかもしれません。一方、黒髪にメガネの男性には、真面目で物静かな印象を持つ人もいるでしょう。
もちろん、実際の性格が見た目どおりとは限りません。顔漫才は、まさにその「見た目から勝手に想像してしまうこと」を笑いの材料にしています。
相手の言葉に対し、その顔なら別のことを言いそうだと指摘する。さらに反対側からも同じような指摘が返ってくる。この応酬によって、観客は2人の外見と発言を次々に結び付けながら漫才を楽しめます。
一方的に誰かの容姿を笑うのではなく、2人が互いに先入観をぶつけ合い、自分自身も笑いの対象になるところが特徴です。
そして、同じ仕組みを使っていても、題材や言葉を変えれば次々と新しい展開を生み出せます。単純な構造に見えて、漫才師としての発想力や言葉のセンスが問われるスタイルといえるでしょう。
ももは顔漫才だけではない|ネタ作りと単独ライブへのこだわり
「○○顔やろ!」というネタの印象が強いももですが、実際には顔漫才だけを披露するコンビではありません。
本人たちはインタビューで、単独ライブでは顔漫才以外のネタも披露すると説明しています。せめる。も、観客との距離や会場の大きさによってネタを使い分けることがあると語っています。
特に大きな会場では、後方の観客から細かな表情が見えにくいこともあります。顔漫才の持ち味を生かすには、会場の条件や観客がネタに慣れているかどうかを考える必要があるのです。
そのため、顔漫才を代表的な武器としながらも、通常のしゃべくり漫才を披露するなど、舞台に合わせた工夫を続けています。
単独ライブのタイトルにはラーメン店の名前を使用
ももの意外な一面として紹介したいのが、2人そろってラーメン好きであることです。
本人インタビューによると、過去の単独ライブでは実在するラーメン店の名前をタイトルに使用していました。初めての単独ライブのタイトルは「天洋」。2人がよくネタ合わせをしていた公園の近くにあるラーメン店の名前から取ったそうです。
ほかにも、京橋のラーメン店の名前を使った「帰り道~Be Storong~」というライブがありました。タイトルは単なる偶然ではなく、実際に店へ相談して使用していたと語っています。
漫才そのものとは直接関係のないように見えるエピソードですが、こうした独特のこだわりからも、2人の親しみやすい人柄や芸人としての日常が伝わってきます。
M-1グランプリ2021で決勝5位|全国に名前が知られた転機
ももにとって大きな転機となったのが、2021年12月19日に開催された「M-1グランプリ2021」です。
この年、ももは初めて決勝の舞台へ進出。顔漫才を武器に強豪コンビと競い合い、645点を獲得して最終順位5位となりました。
2021年大会では錦鯉が優勝し、オズワルド、インディアンス、ロングコートダディなどが上位に入りました。ももはファーストラウンドでロングコートダディの649点に続く得点を獲得しています。
最終決戦の3組には残れなかったものの、結成から約5年でM-1決勝の舞台に立ち、全国の視聴者へ独自の漫才を届けたことは大きな成果でした。
M-1決勝進出でアルバイトを辞められた
M-1決勝進出は、2人の生活にも大きな変化をもたらしました。
2023年のインタビューで、せめる。は決勝進出後に変わったこととして、アルバイトを辞められたことを挙げています。
それまでは2人だけで漫才に取り組む時間が長かったものの、決勝進出後は地方公演や先輩芸人との共演機会が増え、仕事の幅も広がったそうです。
テレビで多くの人に名前を知られることだけでなく、漫才を仕事として続けられる環境が広がったという意味でも、2021年のM-1は重要な出来事でした。
また、2021年には第6回上方漫才協会大賞の文芸部門賞も受賞しています。顔漫才という分かりやすい特徴だけでなく、ネタそのものの工夫にも注目が集まった年となりました。
M-1決勝後の苦戦|2022年から2025年までの成績
2021年に決勝5位となったももですが、その後すぐにM-1の決勝へ戻れたわけではありません。
2022年から2024年までは3年連続で3回戦敗退。2025年には準々決勝まで進出しましたが、準決勝へ進むことはできませんでした。
2021年の決勝進出だけを見ると、短期間で順調に駆け上がったコンビに思えるかもしれません。しかし、実際には全国的に名前が知られた後も、予選を勝ち上がる難しさに直面しています。
M-1グランプリの年度別成績
2021年以降の主なM-1成績を整理すると、次のようになります。
| 年度 | 成績 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 2021年 | 決勝5位 | 初の決勝進出・645点 |
| 2022年 | 3回戦敗退 | 決勝進出翌年の挑戦 |
| 2023年 | 3回戦敗退 | 再び決勝を目指す |
| 2024年 | 3回戦敗退 | 3年連続の3回戦敗退 |
| 2025年 | 準々決勝敗退 | 漫才のスタイルも模索 |
| 2026年 | 準々決勝進出 | 11月3日時点・大会進行中 |
2022年の3回戦敗退については、翌2023年の本人取材でも語られています。せめる。は敗退した日から翌年のM-1を目指して再び歩き始めたと振り返っており、漫才への強い思いがうかがえます。
なお、2017年から2020年までの予選についても複数の大会記録がありますが、各年度の最終到達ラウンドを公式の個別結果まで照合できていないため、この一覧には含めていません。
2025年には漫才のスタイルを模索していた
2026年10月29日のスポーツニッポンの取材では、ももが前年に漫才のスタイルを模索していたことも紹介されています。
2021年に顔漫才で注目された後も、同じ形式を続けるだけではなく、新しい可能性を探っていたのです。しかし、試みたスタイルへの反応は期待したほどではなかったと伝えられています。
代表的な芸風を持つ漫才師にとって、既存の強みを磨き続けるのか、それとも新しい笑いに挑戦するのかは難しい選択です。
ももの場合、顔漫才は強烈な個性である一方、観客にネタの構造を知られているという側面もあります。その中で新しい言葉や展開を考え続けるには、さらに工夫が必要になるでしょう。
顔漫才という武器を持ちながらも、漫才師としての幅を広げようと試行錯誤してきたことが、決勝進出後の歩みから見えてきます。
2026年のももは何をしている?M-1準々決勝進出と原点回帰
2026年現在も、ももは劇場公演や賞レースに挑戦しながら、漫才を続けています。
特に注目したいのが、2026年のM-1で従来の顔漫才を中心としたスタイルに戻したことです。
10月29日に大阪で開催されたM-1の3回戦では、互いの外見を題材にしたテンポのよい漫才を披露。取材では、2025年にスタイルを模索したものの、2026年は元の形へ戻したと語られています。
ただし、これは過去とまったく同じネタを繰り返すという意味ではありません。本人たちは、以前よりもボケの数や言葉の選び方、漫才の技術が進化しているという自信を示しています。
代表的な顔漫才へ戻りながらも、2021年より成長した姿を見せようとしていることが、2026年のももの大きな特徴です。
M-1グランプリ2026は大阪3回戦を突破
2026年10月31日、M-1グランプリ2026の大阪3回戦を突破した34組が発表され、ももの準々決勝進出が決まりました。
大阪会場では、もものほかに、例えば炎、ぐろう、天才ピアニスト、豪快キャプテン、フースーヤ、ネイビーズアフロなどが準々決勝への切符を手にしています。
2026年11月3日時点では、ももの準々決勝進出までが確定しており、準決勝や決勝への進出はまだ決まっていません。大阪の準々決勝は、11月18日に、なんばグランド花月で開催予定です。
大会全体の進行状況や大阪会場の通過34組については、M-1グランプリ2026の準々決勝進出者・大会日程まとめでも紹介しています。
M-1優勝への強い思いを語る
2026年10月29日の取材では、ももの2人がM-1優勝に向けた意気込みを語っています。
せめる。は、審査員全員から満点を獲得するほどの完全優勝を目指すという力強い目標を口にしました。まもる。も、これまで磨いてきた言葉や技術を発揮したいという思いを示しています。
また、優勝賞金で高級時計ブランド「チューダー」の時計を購入したいという、まもる。らしい具体的な夢も語られました。
すでに一度、決勝という大舞台を経験しているからこそ、次は単なる再進出ではなく、その先の優勝を目指したいのでしょう。
2021年の決勝進出から5年。大きな注目を経験した後も、漫才に向き合い続ける2人の挑戦が続いています。
NHK上方漫才コンテストにも出場|M-1以外の実績
ももの活動はM-1グランプリだけではありません。関西の劇場公演や単独ライブに加え、ほかの漫才大会にも挑戦しています。
2026年3月20日に開催された第55回NHK上方漫才コンテストでは、本選に進出した8組の一つとして出場しました。
ももはAブロックで漫才を披露しましたが、同ブロックを勝ち上がったのは豪快キャプテンでした。最終的にはBブロックを突破した例えば炎が優勝しています。
この大会では、もも以外の7組が本選初出場と紹介されており、ももには以前にも本選へ進出した経験がありました。
2026年も複数の舞台で漫才を披露していることから、2021年のM-1決勝以降も活動を続けていることが分かります。
ももの現在|テレビで見かけなくても漫才への挑戦は続く
2021年のM-1グランプリで初めてももを知った人の中には、その後の活動が気になっている人もいるかもしれません。
テレビ番組で見かける頻度と、漫才師としての活動量は必ずしも一致しません。ももは、よしもと漫才劇場などを中心とする舞台出演、単独ライブ、賞レースへの挑戦を続けています。
2026年10月には「ももの漫才祭り~スペシャル~」が開催され、複数の芸人が出演するライブにも参加しました。若手芸人や実力派コンビと共演しながら、劇場で漫才を披露しています。
一方で、2021年のM-1決勝を経験した後、2022年から2024年まで3回戦敗退が続いたことも事実です。注目を浴びたコンビが再び結果を出す難しさを経験し、それでも挑戦を続けていることが、現在のももの歩みを語るうえで欠かせません。
2026年には再び顔漫才を中心としたスタイルへ戻し、大阪3回戦を突破しました。テレビでの露出だけを基準に、活動を休止している、漫才をやめたと判断するのは適切ではありません。
ももが目指すのは「天下無敵」の漫才師
ももというコンビ名に込められた「天下無敵」という言葉は、2人の漫才に対する姿勢を象徴しているようにも感じられます。
本人インタビューでは、まもる。が将来的な目標として上方漫才大賞の受賞を挙げたこともあります。M-1の結果だけでなく、長く漫才を続け、漫才師として評価されることへの思いがうかがえます。
せめる。も、若い頃から憧れてきた漫才を続けるため、自分たちの面白さを信じることの大切さを語っています。オーディションで思うような結果を残せなかった時期にも、相方と自分たちの面白さを信じながら活動してきました。
2021年にM-1決勝へ進出した際には、顔漫才の強烈な個性が注目されました。しかし、その後の苦戦や漫才のスタイルを巡る試行錯誤を知ると、ももは単に特徴的な決めぜりふを持つコンビではないことが分かります。
一つの芸風を持ちながら、それをどう進化させるのか。新しい笑いに挑戦しながら、自分たちらしさをどこに見いだすのか。そうした課題に向き合い続けているところにも、漫才師としての魅力があります。
まとめ|ももの顔漫才は正反対の2人だからこそ生まれた
お笑いコンビ「もも」は、NSC大阪35期のせめる。とまもる。が2017年に結成した漫才コンビです。
もともと親しかったわけではない2人は、ユニットとしての活動を経て正式にコンビを結成。旧名「琴線」から改名し、桃の花言葉として知った「天下無敵」という言葉に思いを込めて、「もも」の名前で活動を始めました。
金髪・ヒゲと黒髪・メガネという対照的な外見から生まれた顔漫才は、2021年のM-1グランプリで大きな注目を集め、初の決勝進出で5位という結果を残しています。
その後は3回戦敗退が続く時期もありましたが、漫才のスタイルを模索しながら活動を継続。2026年には顔漫才を中心としたスタイルへ戻し、再びM-1の準々決勝へと進みました。
ももの面白さは、見た目のギャップを生かした独特のネタだけでなく、その武器を磨き続ける2人の漫才へのこだわりにもあります。
「天下無敵」の漫才師を目指す、せめる。とまもる。。一度は全国の舞台で大きな注目を集めた2人が、これからどのような漫才を見せてくれるのか、今後の活躍にも注目です。