今日は何の日

11月19日は何の日|暮らし・文化・健康を見つめる日【由来・意味・今日の過ごし方】

今日は何の日(11月19日)

11月19日は、ふだん見過ごしがちな“身近な価値”に気づかせてくれる記念日が集まる日です。地域の伝統、家族との時間、食や健康、社会とのつながり——大きな出来事ではなくても、毎日の暮らしの中にある小さな幸せや気づきをそっと照らしてくれるテーマばかり。記念日は、過去の出来事を思い出すためだけのものではなく、「今日の過ごし方を少し整えるヒント」として役立てることができます。ここから1つずつ、由来・意味・今日できることをやさしく解説していきます。

世界トイレの日(11月19日/国連が定めた国際デー)

11月19日は「世界トイレの日」。2001年にシンガポールで世界トイレ機関が設立された日をきっかけに広まり、2013年に国連が公式な国際デーとして定めました。世界にはいまだに安全なトイレを使えない人が多く、下痢などの感染症で命を落とす子どもも少なくありません。トイレは単なる設備ではなく、健康や尊厳を守るための大切なインフラです。今日は、当たり前にトイレが使える環境に感謝しつつ、途上国の水と衛生を支える団体の活動を動画で知ったり、寄付やシェアなど自分にできる行動を一つ考えてみる日にしてみてはいかがでしょうか。

鉄道電化の日(11月19日)

11月19日は「鉄道電化の日」。1956年11月19日、国鉄(当時)が「幹線電化促進に関する決議」を採択し、日本の鉄道を本格的に電化する国家的プロジェクトが始まったことに由来します。蒸気機関車から電気機関車・電車への移行は、速度や輸送力の向上だけでなく、排煙問題の改善や省エネ化にもつながり、のちの新幹線や都市高速鉄道の発展へと道を開きました。

いま私たちが快適に列車移動できるのは、この決断と技術者たちの努力があったからこそ。今日は通勤や通学で鉄道を利用するとき、車両の静かさや線路沿いの架線を少しだけ意識してみるのも良いかもしれません。見慣れた景色が「技術の積み重ねの結晶」として見えてくる記念日です。

いい育児の日(11月19日/家族と子育てを見つめる)

11月19日は「いい育児の日」。
「日本創生のための将来世代応援知事同盟」が、「いい(11)育(19)児」の語呂合わせから制定し、2017年に日本記念日協会に登録された記念日です。家庭や家族を大切にするライフスタイルを広げ、子どもの成長と子育てを社会全体で応援する機運を高めることが目的とされています。

今日は、家族で一緒にご飯を食べる時間をいつもより少し長く取ってみたり、パートナーや祖父母に「いつもありがとう」とひと言伝えてみるのも良さそうです。育児を一人で抱え込まず、周りと支え合うきっかけにできる記念日です。

農協記念日(11月19日)

11月19日は「農協記念日」。1947年11月19日に「農業協同組合法」が公布されたことを記念して制定されました。この法律により、農家同士が協力し合い、生産・販売・金融・生活支援を一体的に行う仕組み(現在の JA:農業協同組合)が全国に整備されました。食料の安定供給や地域経済の維持に大きく貢献し、農家だけでなく消費者の暮らしを支えてきた歴史的な転換点といえる日です。

今日はスーパーで JA マークの商品をひとつ選んでみたり、産直コーナーで地元の農家さんの野菜を手に取ってみるのも良い過ごし方。生産者と私たちの生活がつながっていることを実感できる記念日です。

いい塾の日(11月19日)

11月19日は「いい塾の日」。全国学習塾協会が、「いい(11)じゅ(19)く」の語呂合わせから制定した記念日です。学習環境の質を向上させ、子どもたちの成長を社会全体で応援していくことを目的としています。塾=成績を上げる場所というイメージがありますが、最近では自習スペースや学習相談、進路の伴走、メンタルケアを含めた“学ぶ場の居場所化”が進んでいます。

今日は、勉強中の子どもに「頑張ってるね」と声をかけてみる、受験期の家族を気遣う、将来自分が学び直したい分野を探す——どんな関わり方もこの記念日らしい過ごし方です。“学びを応援する”という意識が、誰かの自信につながります。

ペレの日(11月19日/サッカーの“王様”に捧げる日)

11月19日は「ペレの日」。1969年11月19日、ブラジル・サントスFCのエースだったペレが、リオのマラカナン・スタジアムで通算1000ゴール目を決めたことを記念し、サントス市が制定した日です。
PKでの一撃が決まった瞬間、試合は中断され、スタジアム中が祝福ムードに包まれました。その後、ブラジル政府はこの偉業を讃え、11月19日を「ペレ王の日」とする法律も制定しています。

今日はペレのプレー集やドキュメンタリーを一本見て、サッカー史に残る“王様”の凄さに触れてみるのもおすすめです。華やかなゴールだけでなく、子どもたちへのメッセージや振る舞いにも、レジェンドたるゆえんがにじみます。

緑のおばさんの日(11月19日)

11月19日は「緑のおばさんの日」としても知られています。1959年11月19日、東京都内で通学路の交通安全指導員制度が本格的にスタートし、緑色の制服を着た“緑のおばさん”たちが配置されたことが由来とされています。学校周辺の横断歩道に立ち、登下校する子どもたちの安全を見守ってきた存在で、いまでは男性や若い世代も含めた「スクールガード」「見守り隊」として全国に広がっています。

信号待ちで声をかけてくれたり、天候の悪い日も立ち続けてくれている姿は、地域の安心そのもの。今日は、いつも見守ってくれている人に会えたら「ありがとうございます」のひと言を意識してみたり、自分が住む町の見守り活動やボランティアを調べてみるのも良さそうです。小さな挨拶が、地域の空気をやわらかくしてくれる記念日です。

シュークリームの日(毎月19日)

毎月19日は「シュークリームの日」。洋生菓子メーカーのモンテールが、日本記念日協会に申請して認定された記念日で、シュークリームをもっと身近に楽しんでもらうことを目的にしています。語呂合わせや「19日前後は給料日前で手軽なおやつがうれしい」という生活感も背景にあり、スーパーやコンビニでキャンペーンが行われることもあります。今日はちょっと頑張った自分へのご褒美として、お気に入りのシュークリームを買ってじっくり味わってみるのも良さそうです。

いい息の日(11月19日)

11月19日は「いい息の日」。東京都中央区に本社を置く株式会社明治が、ガム「XYLISH(キシリッシュ)」のプロモーションをきっかけに、「いい(11)息(19)」の語呂合わせから制定した記念日です。息をきれいに保つことは、エチケットとしてだけでなく、口腔環境や全身の健康にもつながる大切な習慣とされています。

今日はいつもより丁寧に歯みがきやフロスをしてみたり、水分補給やよく噛む食事を意識して、口の中をスッキリさせてみませんか。マスク生活が落ち着いた今こそ、自分の息と向き合う良いきっかけになります。

建設機械の日(11月19日)

11月19日は「建設機械の日」。日本建設機械工業会が設立35周年の節目に制定し、日本記念日協会の認定を受けた比較的新しい記念日です。大型の建設機械は「重機」とも呼ばれることから、「いい(11)じゅうき(19)」という語呂合わせでこの日付になりました。

道路や橋、ダム、ビルだけでなく、災害からの復旧現場でも重機はなくてはならない存在です。今日は、身近な工事現場を通りかかったら「この機械がどんな役割をしているんだろう」と少し想像してみたり、子どもと一緒に重機図鑑や動画を眺めてみるのもおすすめ。普段は通り過ぎてしまう工事の風景が、社会を支える大きな仕事として少し誇らしく見えてくるかもしれません。

11月19日 記念日まとめ

11月19日は、社会福祉・スポーツ・文化・食品・健康など、幅広い分野の記念日が多く制定されています。いずれも語呂合わせや業界団体の啓発活動を背景としたもので、人々の暮らしに寄り添いながら “習慣” や “意識” を高める目的を持っているのが特徴です。

中でも「世界トイレの日」は国連が承認する国際デーであり、世界で安全なトイレを利用できない人々の課題に目を向けるきっかけとして重要性が高まっています。一方で「いい育児の日」「いい塾の日」「いい息の日」など、日常生活や自己ケアに関連したテーマも多く、身近な改善のきっかけになる記念日が並びました。

11月19日は、私たちの生活が抱える社会課題から日々のちょっとした習慣まで、「意識を向けるだけで今日から変えられること」が詰まった日と言えそうです。

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